Kちゃんはワタシと同時期、ボリビアのサンタクルスで一緒にいた青年協力隊の女性。彼女は7月に任期を終えて帰国していたが、どうしてももう一度行きたい、との強い思いがあって、一人で旅立った。
今頃、サンパウロ空港でトランジットしているのだろう。
神戸在住の彼女が夜の7時成田出発の飛行機(あまり選択肢はない)なので、出発前の数時間で我が家を訪ねてくれることになった。Kちゃんと同期の隊員で鎌倉在住の人、青梅在住の人も集まって、ちょっとにぎやかな歓送会となった。
夕方、Kちゃんを成田行きの電車の駅に送ったのち、あとの二人に市内を案内。といってもこれといった場所はないので人工の浜を案内した。
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この寒いのに、埋立地の海岸に立つ工場を背景にお兄さんがひとり孤独にウィンドサーフィンの練習に励んでいた。
それを見た元隊員は「シュールな景色!」とさけんだ。
ボリビアでは絶対に見られない景色。
食品コンビナートの工場が続く人工の浜の景色で唯一自然なものはサーフィンをする人間。
良くも悪くも今の日本を象徴するかのようなわが町のこの景色を案内しながら、寂しい思いをしたのだった。
Kさんに頼んだ私の書いたクリスマスカード、無事私の友人のボリビア人の手元に届くことを祈りつつ暑いかの国のクリスマスを思い起こした。
写真はサンタクルスの暑い夏のクリスマス。イエスが馬小屋で生まれる場面。
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