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ボリビア カミナンド記

野焼き

今朝、起きると窓の外がどんより曇っている。部屋の中に入ってくる空気が煙たい。野焼きの季節がやってきた。

サンタクルスの郊外では広大な土地を牧畜に使っている。Vaca de Cebu(バカ・デ・セブゥ、日本語でセブ牛、背中にこぶのある白い牛。)を飼っている。そこでこの時期、今年の牧畜のための大規模な野焼きを何日もかかって行なう。

野焼きには環境の面で炭酸ガスを大量発生させたり、煙たい空気が人ののどや目を痛めたりすることから良くないとする意見がある一方、これまで牧畜で培ってきた知恵を伴うものだし、野焼きができなければ若草も生えてこないし、必要もない樹木が繁茂することになり、牧畜家にとっては野焼きは必要なものなので認めていこうとする意見があり、今の所、サンタクルスでは野焼きが当たり前に行なわれている。

とにかく野焼きの面積が途方もなく広いので、来る日も来る日も野焼きの煙がサンタクルスの街を覆うのだ。冬の間は強い南風に悩まされるが、風が止むと今度は野焼きの煙に悩まされる。煙はいつまでも滞留したままだ。今日は喉がいがらっぽい。

写真は、自宅の窓から見た景色。いつもはくっきりと見える建物が煙にさえぎられてかすんで見える。
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