ボリビアでは初等学校(プリマリア)が6歳から始まり8年生で卒業、そのあと中等学校(セクンダリア)が4年生までで、あとは大学となる。初等学校が義務教育になっている。といっても村落に行くと貧しかったり、家の手伝いをしなければならなくて学校を途中でやめる子が結構いると、青年協力隊の人からよく聞くので一応義務教育になっている、という程度なのだ。
公立も私立もあるが、サンタクルス市内にはカトリック系、ドイツ系、プロテスタント系、など立派な私立学校も多く、貧富の差の激しい国情から富裕家庭の子どもは私立学校に通うことが多い。日本にある私立学校ラサール(鹿児島?)が初等中等一貫校としてサンタクルスにもある。
学校は公立私立を問わず、午前組と午後組に分かれていて、午前の生徒は7時30分から12時30分まで5時間の授業、午後の生徒は1時30分から6時30分までの授業、教える方も午前と午後とまったく違う先生が担当する。なぜ、2部制なのか、理由は簡単、校舎が足りないから。新聞には公立の学校で校舎の屋根が壊れて雨漏り、教室の壁が壊れているが放置されているなどの記事が時々載っている。教育に回せる予算が本当に少ないのだと思う。
教育は国の基本、ここに力を入れないと国は礎を失ってよろめいてしまう。
写真は午前組の授業が終わって午後1時ごろ帰宅を急ぐ生徒たち。
サルテーニャ(ボリビアのおやつ)屋に寄ろうか寄るまいか、話し合ってる子どもも見える。どこの国も同じだ。
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