19世紀のデンマークの大作曲家で、その歌曲は今でもデンマークの子どもたちが学校で歌っているそうだ。
といっても、やっぱり日本人にはなじみの無い名前。
先週金曜日の夜、本邦初演のこのガーデのヴァイオリンソナタのコンサートが開かれるというので、聴きにいってきた。
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ヴァイオリンは広瀬悦子さん、ピアノは結城八千代さん。お二人とも65歳を少し超えているけど、とても生き生きパワフルな演奏だった。
結城さんはピアノで小品とはいえ20曲近くを暗譜で弾かれた。かなり難易度の高い曲ばかりに思えた。力強い。
ヴァイオリンは本邦初演のカプリッチョも、これまた本邦初演のソナタもどちらも力演ですばらしい出来だった。感動的な音色だった。どこかアンデルセンの童話を髣髴とさせるものがあった。
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きっとこれらの曲はよく知られたモーツァルトやチャイコフスキーの曲のように若い頃から弾きこなしている曲とは違い、高年になってから弾き始めた曲なんだろうと思う。
こんなにすばらしく弾きこなすパワーはどこから来るのか・・・自分が高年の仲間入りをして暗記力、気力、体を動かす力、どれを取ってみても衰えを感じるこのごろ、プロという人は何かがちがうなぁ・・・と感心したのだった。
今回のコンサートは久しぶりにいい演奏を聞かせてもらったなぁと充実した気持ちで帰途についたのだった。
今度、またどこかでガーデと遭遇することがあるといいのだけど。