
人口130万人のサンタクルス市のゴミがどこへ運ばれていくのか、それを見学しに行ってきた。
夫のシニアボランティアの仕事はこのゴミ。ゴミについての講義を午前中に講師(夫)から受け、午後、サンタクルス市の郊外にあるノルマンディア・ゴミ処分場へ。見学者は青年協力隊のメンバーとボランティアの連れ合いたち合計10名。
処分場の入り口には日本と同じように、ゴミを載せた行きのトラック、空の帰りのトラックの重さを測る巨大ハカリがあり、その差でゴミの重量を記録する仕組み。
処分場に入ると見学者用のマスクをかけていても、ウワーッ、すごいにおい!
サンタクルス市をはじめ、ブラジル以外、南米の多くの国には焼却炉はない、すべて、埋め立て。
分別もない、残飯など有機物、ビン、カン、ペットボトル、ビニール袋、電池、ガラス、すべて一緒に処分場に埋める。病院の危険物などはどうなっているか、わからない。
それで、この処分場、1日900トン収集。トラックにして約250台分。現在45ヘクタールの広さだが、隣の土地を買う計画があって、こんご17年間!!は持つそう。日本の広さの3倍の国土に人口800万人のボリビアである。ゴミを埋め立てる土地などいくらでもある。
でも、だからといってゴミは何でも埋め立てていいのか。そんなことはない。ゴミは多くても少なくても環境を汚染していく。
写真は残飯もペットボトルも粗大ゴミも何もかも捨てたばかりのゴミの山。この上に土砂をかぶせていく。