ボリビア カミナンド記

世界遺産サン・ホセ・デ・チキートスへ

今年のカルナバル(カーニバル)は2月26日から3日間、その間、カルナバルの行列に近寄らなくても自宅の近所を歩いているだけで泡や色水、泥の固まり・・・とかもっと汚いものをかけられるのがサンタクルスのカルナバルの常。大人も子どももこの日は無礼講なのだ。

で、それを避けてサンタクルス市から列車で東へ10時間(約364km)、ブラジルまであと230kmという所まで行ってきた。
(写真はサンタクルスの駅、おばちゃんたちの物売りの声があちこちで聞かれた)

日本と同じくらいの面積のサンタクルス県。サンタクルス市(県都)から東はブラジル国境まで600kmくらい、西はコチャバンバ県の境まで120kmくらい全部がサンタクルス県なのだ。ほとんどが亜熱帯雨林、人が住んでない所の方が圧倒的に多い。そしてとにかく広い。


それを実感したのは今回は列車を使った旅行だったからだ。ボリビアでは鉄道は大きな都市を結ぶだけで、町中には汽車も電車も走っていない。


はじめに私たちが向かったのはサンタクルスから265kmのサン・ホセ・デ・チキートスという町。列車は1日2便くらいしかなく、すべて夜行列車なので外の景色が見えないのが残念だった・・・。

サン・ホセ・デ・チキートスは征服者スペイン人と共にやって来たカトリック伝道使節団により1698年に建てられた教会が、町の中心となっている。このような古い教会が全部で7箇所、亜熱帯の森の中に点在し、これらはカトリック教会群として世界遺産となっている。中でもこのサン・ホセの教会は唯一、石でできた教会として有名だ。あとの教会はここで多く取れる木材に彫刻を施した建築で、熱帯らしさがよく出ている。


その日、教会の前には村の人たちがカルナバルで集まっていた。


プラサ(広場)には女王に選ばれた子ども(大人の部ももちろんある)が山車の上で音楽に合わせて踊りながら見ている人たちに投げキスをして練り歩いていた。


お母さんもところ構わずバシバシ泡をかけて楽しんでいた。

サンタクルスよりずっとこじんまりしていて家庭的で好感の持てるカルナバルだった。
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