こんな珍しい蛾に出会えて幸せ!と私たちは思っていた。みんなでためつすがめつ眺めていたら、宿の17,18歳くらいの従業員がほうきを持ってきて、私たちに何にも発せず、いきなりいとも簡単にその蛾をほうきで地面に払い落とした。その蛾の死骸を彼は邪魔なものを追い出すかのようにほうきで外へ掃きだした。毒蛾だったのだろうか?それとも貴重な種類の蛾だったのだろうか?
サン・ホセでプールへ行った時のこと、今度はなんとプールサイドの水溜りへ水を飲みに来ていたこれまた珍しい蝶々がいる。しかも20匹くらいが水を飲んだり乱舞したり・・・
私たちが行ったレストランの庭の木に、サンタクルスならどこでも取れる熱帯の果物チリモヤが熟していた。
以前、この日記で紹介したことがあるチリモヤ、木になっているのを見たのは初めてだった。直径15cmくらいで手で押しつぶすと二つにわれ、中から白い綿毛のようなものに包まれた2cmくらいの黒い種がたくさん出てくる。食べるのはこの白い甘い部分だけ。
パティオの木陰で食べる形のこのレストランは60歳くらいのおばあさんが一人で切り盛りしていた。築100年の家と聞いて歴史ある町を実感した。なにせ、16世紀にこの町の近くにサンタクルスの旧都があったとのことだ。19世紀になってサンタクルスは今、私たちが住んでいる所へ遷都したのだから。
サン・ホセの教会の庭ではこんな姿が・・・
体長7mm~1cmくらいの大アリが自分の何倍もある葉っぱを行列を作って巣穴へ運んでいる所に出くわした。
というわけで、今回の旅は南米の奥地ボリビアの自然を大いに満喫する旅となった・・・
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