ボリビア カミナンド記

カーニバル

カーニバルの季節がようやく終わった。ほっ。

サンタクルスでは2月5日から4日間、毎晩、誰もが踊りくたびれるカーニバルがあった。カーニバルの1ヶ月前から毎週末、ミニカーニバルがおしゃれなモンセニョール・リベロ通りで行なわれ本カーニバルをだんだんと盛り上げていく。
本番の日には広いグリゴタ通りが踊る人、見る人で埋め尽くされた。

このサンタクルスのカーニバルでは150ものグループ(日本流に言うと「連」)が、カーニバルの女王とともに踊り、コンクールがあって優勝者を決めた。
連の名前は地名や種族名や猫、ケチャップ、バービー人形など一般的な名前に混じって「気まぐれ」「怠け者」「頑固」「たるんでる」「迷惑」「退屈」などというちょっと奇妙な名前が並んでいた。ボリビア人に聞くとサンタクルス人の気質をよく表していて伝統的にこのような名前をつける習慣があるという。私にはちょっとわからない習慣だけど・・・。

もうひとつ、奇妙な習慣。カーニバルの間は水鉄砲、水風船、泡スプレーを誰にでもかけていいことになっている!で、その究極は青や赤のカラークリーム、くさった卵などを人にぶつけたり塗ったり、タクシーやバスのボディーに塗りたくったりする。汚いことこの上ない!
「連」のネーミングと汚いものをぶつけるというこの二つのことは、何か人々の憤懣やるかたないものの発露と表裏一体になっているように思われるのは私だけだろうか。

そういうわけで私はカーニバルの間ずっと家でテレビ中継を見ていた。同時に中継されていたリオのカーニバルはけた外れに豪華、きれいだったなぁ・・・。

写真は新聞報道のカーニバル。左半分がサンタクルスのカーニバル。下のほうは顔中色を塗られて踊る人たち。右半分はボリビア・オルーロの正統派カーニバル。
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