ボリビア カミナンド記

48時間スト決行中

先週5日から始まったストは断続的に続いている。昨日も今日もサンタクルスはストに入っていて、公共交通機関も止まれば、県庁も、銀行もスーパーも、市民生活すべてがストップしている。

メサ大統領は9日、国民に向けたテレビ演説で軍隊を出してデモを鎮圧することはない、死者が出たら私は辞任するといって、今回のディーゼル、ガソリンの値上げに理解を求めた。2003年10月のデモでは、前大統領が軍隊を出した結果多くの死者を伴う暴力を招いてしまった。
現大統領のディーゼル、ガソリン値上げに反対する反政府団体との話し合いは今のところ歩み寄りを見せていない。与党を持たない現政権は苦しい立場。

未だストを行なっているのはエル・アルト市、サンタクルス市。他県より多くディーゼルを使っているサンタクルス県の団体はアルゼンチンなどへのディーゼルの密輸防止策を講じ、不足をベネズエラから輸入すればいいと主張して値上げに強く反対している。

ガソリン、ディーゼル値上げはすべての物価にはね返ってくる、それを国民は危惧している。
このスト、いつまで続くのか、誰も予測できない。

写真は普段は込み合うサンタクルスの第1環状線道路。昨日と今日は1日中歩行者以外何も通らない。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ボリビアの政治」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事