今日は 涼しかったですね。
でも 夕方になったから 窓を閉めて 揚げ物していると暑い。TT
さて 高羽彩の「PSYCHO-PASS 0 名前のない怪物」を読みました。
感想を書こうと思ったんだけれども 「サイコパス」への熱い思いを語ってたら
どんどん長くなっちゃったので次の機会にでも。
PSYCHO-PASS(サイコパス)は フジテレビのノイタミナ(深夜アニメ枠)で
2012年10月から2クールぶち抜きで放映された オリジナルアニメです。
まえにもちょっとだけご紹介しましたが 近未来SFで凶悪犯に立ち向かう警察ものです。
「サイコパス」は あの「踊る大捜査線」の監督さんが手がけた異色のアニメ作品。
主人公はもとよりキャラクターが魅力的。
物語背景もしっかりしていて しかも刑事ものとしての犯人とのかけひきもだいご味もあり
しっかりとしたメッセージも感じました。
舞台は近未来の東京。
人間の心理状態や性格を数値として計測するシビュラシステムによる管理が 絶対である社会。
システムは犯罪に関する「犯罪係数」も常に測定し
たとえ罪を犯していなくても その数値が規定値を超えれば
「潜在犯」として生活を制限され 数値を下げるための治療を受けることになる。
さらに数値が上がれば 完全に隔離され もとの生活に戻ることはできない。
見掛け上の犯罪はなりを潜め 人々はかつてない安全な生活を享受していた。
各人の職業まで決定するシビュラシステム。
多くの人は シビュラの決定に何の疑問も抱いてはいない。
シビュラによって適性があると判断され 新しく監視官に任命された常守朱。
「監視官」とは潜在犯でもありながら刑事である複数の「執行官」たちを 監視しコントロールする責を負う。
派遣された先で常森朱は 潜在犯たちの犯罪と向き合い 執行官たちとの付き合い方に悩むことになる。
そこで出会った狡噛慎也は 以前は監視官として治安維持のために尽力してきたが
犯罪係数が上がったために潜在犯となってしまい 今は執行官として働いている人物である。
狡噛は任務の傍ら かつての同僚を死に追いやった謎の人物「マキシマ」を一人で追っていた。
・・・と まあこんな感じのストーリーなんですが
だんだん明らかになるシビュラシステムの正体には度肝を抜かれます。
だいたいシステムなんて完璧であるわけがなく 凶悪犯にも関わらず 色相が濁らない(犯罪係数が上がらない)という人間が出てくるわけです。
そういう人間たちは シビュラシステムの絶対性なんて信じなくなるわけで
知能が高ければ高いほど システムに疑問を抱き 今の自分の状況に満足できない怪物になっていく。
「マキシマ」こと 填島聖護もそのひとりであり 最初はどうだったか分かりませんが
今は 凶悪な罪を犯すことへの罪悪感も全くなくなってしまっている。
しかも 人による犯罪を近くで見守るという非情さ。
しかし シビュラシステムが絶対の社会で 彼が犯罪者として裁かれることはない。
これに対して 幼さが残る常守朱。
最初は大丈夫かなあと思わされるのですが
彼女が貫こうとうする優しいのにゆるぎない正義感とタフさに脱帽です。
彼女が絶対であるシビュラシステムと対決し しまいには駆け引きを成功するところは もう息をのむ感じ。
彼女の台詞には 唸らせられました。
そして 狡噛慎也。
カッコよすぎるやろ~
敵役である填島も怖いけどかっこいいし・・・
ほかのキャラクターも個性があって 惹きつけられます。
アニメの肝?である オープニングやエンディングの曲も 超しびれるいい曲でした。
填島が計画する犯罪は 凶悪ゆえにグロテスクですが・・・
大人な皆さまの観賞に耐えうる骨太アニメだと思います。
お勧めです。
システム化は合理化をもたらしますし その恩恵を受けている身としては否定する気はまったくありませんが
正直コンピュータや機械を心の底では信用しておりません。
なぜなら 作ったのが同じ人間であるから。
たとえ天才が作ったものにでも間違いがあっておかしくない。
それさえ分かっていて 最終判断は自分ですると意識して使っていれば問題ないでしょうけれど。
でも私たちは便利であることに慣れ過ぎて そのことを忘れがちかもしれません。
怖いですね。
そういう私たちに「正しさとは?」という問題提起するこのアニメ。
ぜひご覧ください。
いがぐりおは 機械を信じる方?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
でも 夕方になったから 窓を閉めて 揚げ物していると暑い。TT
さて 高羽彩の「PSYCHO-PASS 0 名前のない怪物」を読みました。
感想を書こうと思ったんだけれども 「サイコパス」への熱い思いを語ってたら
どんどん長くなっちゃったので次の機会にでも。
PSYCHO-PASS(サイコパス)は フジテレビのノイタミナ(深夜アニメ枠)で
2012年10月から2クールぶち抜きで放映された オリジナルアニメです。
まえにもちょっとだけご紹介しましたが 近未来SFで凶悪犯に立ち向かう警察ものです。
「サイコパス」は あの「踊る大捜査線」の監督さんが手がけた異色のアニメ作品。
主人公はもとよりキャラクターが魅力的。
物語背景もしっかりしていて しかも刑事ものとしての犯人とのかけひきもだいご味もあり
しっかりとしたメッセージも感じました。
舞台は近未来の東京。
人間の心理状態や性格を数値として計測するシビュラシステムによる管理が 絶対である社会。
システムは犯罪に関する「犯罪係数」も常に測定し
たとえ罪を犯していなくても その数値が規定値を超えれば
「潜在犯」として生活を制限され 数値を下げるための治療を受けることになる。
さらに数値が上がれば 完全に隔離され もとの生活に戻ることはできない。
見掛け上の犯罪はなりを潜め 人々はかつてない安全な生活を享受していた。
各人の職業まで決定するシビュラシステム。
多くの人は シビュラの決定に何の疑問も抱いてはいない。
シビュラによって適性があると判断され 新しく監視官に任命された常守朱。
「監視官」とは潜在犯でもありながら刑事である複数の「執行官」たちを 監視しコントロールする責を負う。
派遣された先で常森朱は 潜在犯たちの犯罪と向き合い 執行官たちとの付き合い方に悩むことになる。
そこで出会った狡噛慎也は 以前は監視官として治安維持のために尽力してきたが
犯罪係数が上がったために潜在犯となってしまい 今は執行官として働いている人物である。
狡噛は任務の傍ら かつての同僚を死に追いやった謎の人物「マキシマ」を一人で追っていた。
・・・と まあこんな感じのストーリーなんですが
だんだん明らかになるシビュラシステムの正体には度肝を抜かれます。
だいたいシステムなんて完璧であるわけがなく 凶悪犯にも関わらず 色相が濁らない(犯罪係数が上がらない)という人間が出てくるわけです。
そういう人間たちは シビュラシステムの絶対性なんて信じなくなるわけで
知能が高ければ高いほど システムに疑問を抱き 今の自分の状況に満足できない怪物になっていく。
「マキシマ」こと 填島聖護もそのひとりであり 最初はどうだったか分かりませんが
今は 凶悪な罪を犯すことへの罪悪感も全くなくなってしまっている。
しかも 人による犯罪を近くで見守るという非情さ。
しかし シビュラシステムが絶対の社会で 彼が犯罪者として裁かれることはない。
これに対して 幼さが残る常守朱。
最初は大丈夫かなあと思わされるのですが
彼女が貫こうとうする優しいのにゆるぎない正義感とタフさに脱帽です。
彼女が絶対であるシビュラシステムと対決し しまいには駆け引きを成功するところは もう息をのむ感じ。
彼女の台詞には 唸らせられました。
そして 狡噛慎也。
カッコよすぎるやろ~
敵役である填島も怖いけどかっこいいし・・・
ほかのキャラクターも個性があって 惹きつけられます。
アニメの肝?である オープニングやエンディングの曲も 超しびれるいい曲でした。
填島が計画する犯罪は 凶悪ゆえにグロテスクですが・・・
大人な皆さまの観賞に耐えうる骨太アニメだと思います。
お勧めです。
システム化は合理化をもたらしますし その恩恵を受けている身としては否定する気はまったくありませんが
正直コンピュータや機械を心の底では信用しておりません。
なぜなら 作ったのが同じ人間であるから。
たとえ天才が作ったものにでも間違いがあっておかしくない。
それさえ分かっていて 最終判断は自分ですると意識して使っていれば問題ないでしょうけれど。
でも私たちは便利であることに慣れ過ぎて そのことを忘れがちかもしれません。
怖いですね。
そういう私たちに「正しさとは?」という問題提起するこのアニメ。
ぜひご覧ください。
いがぐりおは 機械を信じる方?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/