アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

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映画(ほぼ)完結記念 ハリーポッターシリーズ その2

2010-12-21 21:44:59 | ファンタジー
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 昔のことは忘れた


「ハリー・ポッターと秘密の部屋」J.K. ローリング著 松岡 佑子訳 静山社 2000年発行

第2作となるが、ローリングが最初から7巻で完結させる
もしくは、終わりまでの筋書きを踏まえて書いた・・ということが
遡って読みかえすとわかる
随所に伏線として散りばめられているものがある

ただ、時として強引なもののあり
すべての筋書きがピタッと収まり良くなっているわけでない

トム・リドルの日記がとても重要なものと後でわかるのだが
これって、随分乱暴な使われ方をしていて
これはまずくないかと思ってしまう

後になるほど説明的な、言い訳的な魔法の規定や小道具の意味づけが行われることがある
2作目はたくさん種が埋め込まれていると同時に
ほころびのもととなる事柄が幾つも顕れてくる

蛇足の蛇足だが
映画を作った時に、後のラブロマンスを想定していただろうか
それとも子役の選定の難しさなのだろうか
まだ、「死の秘宝」を見ていないが
ジニーはもう少し魅力的でないと
エンディングが決まらないのではないか・・
と、老婆心である

 一応、このシリーズは面白いことに違いは無い

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