「ツーリスト」自殺願望のあるスパイ
「ツーリスト 沈みゆく帝国のスパイ」(上) (ハヤカワ文庫NV)
オレン スタインハウアー (著)、 村上 博基 (訳) 早川書房
「ツーリスト 沈みゆく帝国のスパイ」(下) (ハヤカワ文庫NV)
オレン スタインハウアー (著)、 村上 博基 (訳) 早川書房
書店の文庫棚で平積みされており
腰巻に「スティーヴン・キング絶賛『ジョン・ル・カレ以降に書かれた最高のスパイ小説だ!』とあったので
そこまで言うならそんなにひどい小説ではないのだろう
ということで読みました
ひねくれ者はもちろん
ジョン・ル・カレ以前には傑作が多かったが最近はだめだ
その中ではましな方・・というようにも読む
少なくともそれ以前にはこの本より面白いスパイ小説があった
そう言っているわけだ
読み終えてこのスティーヴン・キングの言葉に間違いはないことを確信した
冷戦時代と今では読者に状況を説明するだけでも大変だろう
動機が希薄に思えるとことの迫真性が薄らぐ
と、どんでん返しの意外性もいささか弱めに
さて、比較されたジョン・ル・カレ何を読んでいたか
「ペリカン文書」と思い出したのは他の作家の作品
「寒い国から帰ってきたスパイ」「リトル・ドラマー・ガール」は読んだはずだが・・
フリー・マントルほど印象が残っていない
それぐらい面白いかとなると
そのぐらいは面白いとなる(印象の残り具合として)
こうした読み物がさらさらと読み飛ばせなく
持続力がなくなってきたことがつらい印象として残りました
新幹線の往復(東京・名古屋間)で読み切るにはもってこいの面白さ
「ツーリスト 沈みゆく帝国のスパイ」(上) (ハヤカワ文庫NV)
オレン スタインハウアー (著)、 村上 博基 (訳) 早川書房
「ツーリスト 沈みゆく帝国のスパイ」(下) (ハヤカワ文庫NV)
オレン スタインハウアー (著)、 村上 博基 (訳) 早川書房
書店の文庫棚で平積みされており
腰巻に「スティーヴン・キング絶賛『ジョン・ル・カレ以降に書かれた最高のスパイ小説だ!』とあったので
そこまで言うならそんなにひどい小説ではないのだろう
ということで読みました
ひねくれ者はもちろん
ジョン・ル・カレ以前には傑作が多かったが最近はだめだ
その中ではましな方・・というようにも読む
少なくともそれ以前にはこの本より面白いスパイ小説があった
そう言っているわけだ
読み終えてこのスティーヴン・キングの言葉に間違いはないことを確信した
冷戦時代と今では読者に状況を説明するだけでも大変だろう
動機が希薄に思えるとことの迫真性が薄らぐ
と、どんでん返しの意外性もいささか弱めに
さて、比較されたジョン・ル・カレ何を読んでいたか
「ペリカン文書」と思い出したのは他の作家の作品
「寒い国から帰ってきたスパイ」「リトル・ドラマー・ガール」は読んだはずだが・・
フリー・マントルほど印象が残っていない
それぐらい面白いかとなると
そのぐらいは面白いとなる(印象の残り具合として)
こうした読み物がさらさらと読み飛ばせなく
持続力がなくなってきたことがつらい印象として残りました
新幹線の往復(東京・名古屋間)で読み切るにはもってこいの面白さ
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