先日日立が請けている三菱東京UFJ銀行のプロジェクトに従事している
日立子会社の社員が偽装請負であると東京労働局に内部告発した事件があった。 まず偽装請負ってなんだろうって思う人は多いだろう。 IT業界においてよく聞く言葉である。 エンドユーザーがシステムの企画や概要設計を行うとき、エンドユーザーだけではまとめきれないがゆえに準委任契約でシステム会社のエンジニアを雇い入れることは多いと思う。しかし実態は複雑で受注前活動として調査を進めるうえで、同じシステム会社の現行システム担当に作業依頼をすることはよくある。維持運用部隊はエンドから一括請負契約だったりするが、調査活動は時間精算だったりもする。 一括請負なのに時間精算って?と思うけど、毎回作業毎に請負契約を結ぶよりも楽で請ける方も見積もりようがない作業については、時間精算の方がリスク回避されていてありがたい。 システム初期の設計や、テスト工程ではこうした時間での人工作業となるのが多い。だけど契約は請負にされてしまうこともある。 いわゆる二重派遣を避けるための方便として、請負契約となっていることは非常に多いと思う。IT業界にある「SES契約」実態は時間払いで成果物は特に求められない。(タイムカード程度)指揮命令系統は元請会社から発せられる。実態は派遣である。 エンドユーザーAがあるシステム開発をメーカーBに発注した場合で考えてみる。まずエンドユーザAから一次請けのメーカーBに対しては、システム一括発注となる。次にメーカーBはメーカーBのソフト子会社Bに一部分を発注する。そして子会社Bは中規模ソフトハウスCに業務請負で発注する。ソフトハウスCはCのパートナー会社であるDに業務請負で発注する。Dが場合によってはDのパートナー会社Eに業務請負で発注する。こんな契約状況はよく見る。 一次請負会社は下請けに対する優位的な立場を利用して、請負契約であることから下請けに支払うマネーは固定でありながら、作業指示は出しまくって実質派遣作業を強いる。 こういうところに国は見て見ぬ振りをするのだな(笑)
日立子会社の社員が偽装請負であると東京労働局に内部告発した事件があった。 まず偽装請負ってなんだろうって思う人は多いだろう。 IT業界においてよく聞く言葉である。 エンドユーザーがシステムの企画や概要設計を行うとき、エンドユーザーだけではまとめきれないがゆえに準委任契約でシステム会社のエンジニアを雇い入れることは多いと思う。しかし実態は複雑で受注前活動として調査を進めるうえで、同じシステム会社の現行システム担当に作業依頼をすることはよくある。維持運用部隊はエンドから一括請負契約だったりするが、調査活動は時間精算だったりもする。 一括請負なのに時間精算って?と思うけど、毎回作業毎に請負契約を結ぶよりも楽で請ける方も見積もりようがない作業については、時間精算の方がリスク回避されていてありがたい。 システム初期の設計や、テスト工程ではこうした時間での人工作業となるのが多い。だけど契約は請負にされてしまうこともある。 いわゆる二重派遣を避けるための方便として、請負契約となっていることは非常に多いと思う。IT業界にある「SES契約」実態は時間払いで成果物は特に求められない。(タイムカード程度)指揮命令系統は元請会社から発せられる。実態は派遣である。 エンドユーザーAがあるシステム開発をメーカーBに発注した場合で考えてみる。まずエンドユーザAから一次請けのメーカーBに対しては、システム一括発注となる。次にメーカーBはメーカーBのソフト子会社Bに一部分を発注する。そして子会社Bは中規模ソフトハウスCに業務請負で発注する。ソフトハウスCはCのパートナー会社であるDに業務請負で発注する。Dが場合によってはDのパートナー会社Eに業務請負で発注する。こんな契約状況はよく見る。 一次請負会社は下請けに対する優位的な立場を利用して、請負契約であることから下請けに支払うマネーは固定でありながら、作業指示は出しまくって実質派遣作業を強いる。 こういうところに国は見て見ぬ振りをするのだな(笑)