天使の言い分:3

日常のつぶやきを書き留めました。
でもツイッターではない。

裏のおじいさん。

2019-02-24 10:00:17 | 日記
ウチの横の私道の裏に、
2階建てのアパート2棟と、一戸建ての貸家が3軒あります。

どちらも2DKくらいの広さで、
築20年は過ぎていそうです。

その内の1軒のアパートにおじいさんが1人で住んでいます。
顔を合わせると挨拶する程度なんですが、
昨日は珍しくおじいさんの方から、
「最近、犬見ないけどどうした?」
と声を掛けられました。

「昨年の5月に亡くなったんですよ」と話すと、
少し涙目になって、
「そうだったのか、可哀想にな。いくつだった」と聞かれ、

「俺も19年共にした猫が去年死んじゃったんだ。
19年ずーっと一緒だったから、いなくなって寂しくて仕方ねぇや」
と言いながら、
いつも乗っている自転車の後ろに、
少し小さ目の灯油のポリタンクを乗せて、
走り去りました。

雨が続くと、洗濯物を積んで近くのコインランドリーに行ったり、
朝市があると、段ボールに荷物を積んで帰ってきます。

小ざっぱりとしている様子を見ると、
ずっと独身だったのかも知れません。

どんな人生だったのか、知る由もありませんが、
お元気で長生きしてね、と思ったのは、
ウチの子の事を聞いて、涙ぐんでくれたからでしょうか?

最近私も心が弱っています。
やっぱり太平洋側に引っ越すようかもしれませんね。
コメント
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