よりみち人生ぷらり旅

久々の再開なのですが・・宝塚歌劇や舞台のことメインになりそうです。。

花組の星風まどかちゃん

2021-09-13 00:36:36 | 観劇日記
先日花組全国ツアー「哀しみのコルドバ」「Cool Beast!」を見に行った。
もちろん作品を楽しみに見に行っているが、一番気になるのはやはり「花組」のまどかちゃん。

★「哀しみのコルドバ」
幕開きのスパニッシュダンスに登場したまどかちゃん。
エバという役になりきってすっきりと凛々しいまどかちゃん。

お芝居が始まって実業家ロメロが開催した夜会のシーン。
エバは若くして夫を亡くした未亡人でありロメロの恋人でもある。
そこへ闘牛士のスーパースター、エリオがやってくる。
昔恋仲だったエリオを前に、他人に関係を悟られまいと冷静を装うエバ。

エバの出で立ち、セリフの言い方が落ち着いていて艶っぽい大人に見える。
そのあと元恋人のエリオにどんどん心が引き寄せられていくと反比例して
若返って、恋する乙女に戻っていくようなエバに見えた。

劇中の「エル・アモール」。
陰のある旋律に、三角関係にある男女が情熱的に愛を強さを歌にのせて
すごくよかった。


★「Cool Beast!」
大人のお芝居とうって変わり、衣装のせいでもあるのか、全体的に「少女」だったまどかちゃん。
ミュージックサロンの時の衣装みたいなアイドルっぽい場面
しっとりかわいらしい場面
何でもこなすまどかちゃん。

一番好きなのは中詰めのカラフルな原色ド派手衣装でオラオラ力強くかっこよく踊りまくるまどかちゃん。
ソーラン宙組でも娘役引き連れて男前に踊るまどかちゃんが大好きだった。
かわいいのにこういうのが本当によく似合う。

それとデュエットダンスが今までのまどかちゃんと別人。
まかまどのデュエットダンスは常に甘々。夢々しくて幸せいっぱいのデュエットダンスしか見たことがなかった。
それが今回は、、
ポルノグラフティ「ジョバイロ」でクールに、力強く、ニヒルな笑みで挑戦的なまどかちゃんがそこにいて驚いた。

**********
柚香氏と並ぶとまどかちゃんが今までより「大人」に見える。
同じ「未亡人役」でも印象が違う。
もちろん、月日を経て、まどかちゃんが大人になっているのもあるだろうが、並びの違いもあるのだろう。
お芝居も、ショーも確かに今までと違う「星風まどか」を見せてくれるのかもしれない。

■タカラヅカスペシャル2016

2016-12-24 03:17:15 | 観劇日記

・2016年12月23日(祝)16時
・京都でライブ中継鑑賞

映画館でのライブ中継初体験!
座席もほぼ中央でとても見やすい席でした。
双眼鏡なしでも表情がわかる!
けれど映らないと姿が見えない~(^-^;
楽しみにしていたタカスペです。

毎年、その年やった公演のパロディをしてるときいて・・
宙と星は見に行ったのでたぶん大丈夫。
花もミーマイなら昔見てたし大丈夫。
しかし月はわからんな--ついていけるかな--と思っていたのが
今年は、「エリザベート日本上演20周年」「小林公平社長7回忌」「寺田先生17回忌」といろいろあって
音楽でつなげる構成だと説明があった。
ヅカファン復帰1年生の私としては歌の方が有難かった。

今回星組・紅さんのトップ初お目見え。
朝夏さんと同期で仲よさそうで見ていて楽しい。
二人だけの呼び名「へらお(紅)」と「ぺらお(朝夏)」にウケてしまった。
なんだか逆な気もするが、まあいいか(笑)
→あとでツイみてたらへらへらしてるから「へらお」で体ペラペラだから「ぺらお」なんだと
判明。そうか、「ペラペラしゃべるからぺらお」ではないのですね(笑)

月組・珠城さん(つい「玉木」と変換してしまう)も初トップ。
若いトップさんだけど落ち着いてますね。
珠城さんも、スカステ以外は初めてです。

パロディの代わりに、各組ごとに公演でやった「歌」聞かせてくれました。
花組はやっぱり、ミーマイが嬉しかったです。わかるのこれだけだし。
天海さんファンだったからどうしても明日海さんの歌の後ろに天海さんの踊る姿が思い出されてしまいました。
ミーマイはさわやかで明るくて歌も大好きです。

月組は、ほんとにわからなくて(^^;
グランドホテルだったらわかるんですが・・
朝美さんが歌った「voice」の主題歌は耳馴染みありました。スカステでたくさん流れていて心地よかったので。
ちゃぴちゃん、トップ長い分、堂々としていたし上手でした!そしてかわいいです。
珠城さんも、スカステで見たときは「あれ?」っと思ったお歌でしたが、今日は全然気になりませんでした。
これからどんどん素敵になっていくのでしょうね。

星組は本公演は2本とも見ているのでわかる歌が多くて良かったです。
あいりちゃん、やっぱりかわいいです!!紅さんと目をあわせながら歌っているのがお互い幸せそうで温かい気持ちになりました。
紅さんも全力で可愛がりそう。
真琴さんの歌は本当にお上手で聞きほれます。

そして宙組!唯一全員わかる(笑)、歌も全部わかる。
HOT EYES!全ツメンバーもたくさんいるしこの前までガンガン歌ってたから余裕すら感じます。
コーラスのみなさんもノリが最高、みんな楽しそうでした。
朝夏さんのバレンシアもよかったけど、実咲さんとの「月満ち」がとてもとてもよかったです。
歌の感動に加え、実咲さんが朝夏さんを見つめる目、声それにこたえる朝夏さんの優しそうな眼差しと差しのべる手が。
もっと見せて聞かせていただきたかった。
それと王家のフィナーレを澄輝さん、りくくん、ずんちゃん。この曲も大好きです!!
もういっそ真風さんと愛ちゃんも入ってパステル5人組で歌ってほしい~~と思ってしまいました。
真風さんと愛ちゃんは「ヴァンパイア・サクセション」から。
公演は真風さんとまどかちゃんのデュエットだったけど、今回最後にからみついたのはうららちゃんでした(笑)

その後、寺田先生特集。
ちょうど宝塚離れしてた時期だったので寺田先生、お亡くなりになってたことも存じず。。17回忌なんて年月も経っていたとは。
歌われた曲、「凱旋門」2曲目だけちょっと怪しかったけどあとは全部知ってました。
懐かしく感じました。
花の95期メンバーが「女装」されていたのですね。
みなさんなりきってる。瀬央さん・朝美さん女性らしかった。あとは・・(笑)
ずんちゃん絶対似合うと思ったのに意外と・・あら(笑)
でもリフトはみなさんきれいでびっくりしました。普段は乗せる方々が乗ってるからコツがわかるのかな。
そして何より、客席降りで歩く姿が女装してるの忘れてるのかと思うくらい男らしくて笑ってしまった。

2幕は「エリザベート」特集から!!
いきなり轟さんのルキーニ!!!
初演を見ているのでこれは嬉しい~~!!
そこに昔の轟さんを見た気がしました。ちょっとキレた曲者な感じ懐かしいです。
客席もボルテージ上がったでしょうね。

温まったところに、真風さんと芹香さんの「愛と死のロンド」
公演の時のキラッキラな真風さんを思い出しました。
衣裳は「闇が広がる」の衣裳だし、やはり最高にかっこいい~~!!
お歌も丁寧に、最後は芹香さんがハモってくれてきれいに終わりました。
今日は寝る前にDVD見直さないと眠れません。

「闇が広がる」紅さん&美弥さん、珠城さん&礼さんも素敵だったのは言うまでもない。

でもやはり「私だけに」のラスト飾る実咲さん
「最後のダンス」トート経験者の明日海さん&朝夏さん が素晴らしすぎて

「私だけに」娘トップさん、みなさん綺麗だしそこそこお歌も上手だし良かったのですがエリザベート演じきった実咲さんの
熱は圧倒してました。感動でぞぞーっと震えました。

「最後のダンス」はお互いに「俺のもの」と勝負しているかのような、ものすごいパワーがビンビン伝わってきて、もっともっと
聞きたかったです。生でこれを聞いたらすごかっただろうなあ。映像でも本当に素晴らしかったです。

エリザベート名曲だらけ。最高でした!

あとのメドレーも入れ替わりどんどん素敵なスターさんたちがでてくるので見ていてとても楽しかったです。
はまるまでは何度見てもスターさんたちを全然覚えられないのに、はまった途端に覚えられる感覚をこの1年で
味わってきました。だいぶ判別できる方も増えてきましたが、花・月はまだ公演見ていないので来年は見てみたいなあ。

最後に、はまるきっかけとなった真風さんの記録・・
今日も、出演はさほど多くなかったけどどの場面もかっこよかった~!
見るたびに、どんどんカッコよさに引き込まれ、お歌もメキメキ上手になってこの1年ですっかり大ファンになりました。
今日も宙組2番手として堂々と登場されて、オープニングのソロ「決まった!」と思ったらすぐ後に真琴さんのお歌(笑)
あはは、やっぱり真琴さん聞きやすいわあと正直思ってしまったのですが、最後にその真琴さんとデュエット。
今度は負けてない!ひけをとらない対等なハーモニーになっていました。
その声はいい声だと思います。公演ごとにどんどんうまくなっているから今後もワクワクしています。
そして貫禄もついてますます大きくなってる真風さんの今後に目が離せません。
そうと思えば舞台上で見せるたぶん素顔の優しい眼やかわいらしい笑顔が幸せな気持ちにしてくれる。
男らしくて、女らしいという両面の魅力がある真風さんに完全にやられました。
今日もフィナーレの晴れ晴れした笑顔がかわいかった~。
立ち姿は上流階級の紳士のようなのに。
兄貴のような朝夏さんともいいコンビ。これからも楽しみです。

■観劇記録 宝塚宙組公演「HOT EYES!!」

2016-12-05 01:47:12 | 観劇日記
お芝居のこと書いたら満足してしまった。
ショーも書いておかねば!!

九州に追っかけて行った朝夏ファン友達が「まかたん、いいにおいした!!(たっちした)」「まかたんはムスクの香りがしたーー」

横浜公演でも、「客席降りのまかたんに指さされて落とされた」って真風運持ちすぎ!!

う、うらやましい限り・・

大阪でしか見れなかったので、みなさんのツイを見せてもらうと、日がたつごとにどんどんノリが良くなってるのがよくわかります。

いいなあ。大阪最後が良かったなあ。。。

その噂の「サファイアの瞳」歌いながらの客席歩き。
2階席からはほとんど見えず、一度目は違うことで楽しみ、1階席に降りれた2回目はやっと近くで拝見できました。
16列目だったから自分の席より後方を歩いている時間が長かったけど、後方で投げキッスする瞬間を見てしまったときは
「ひゃーあああ」(≧▽≦)こっちは全然関係ないのにドキッとしてしまいました。

宝塚のマナーがいまいちわからず・・
キャーといっていいのか・・
手を振っていいのか・・・
手を出していいのか(ちょっと中側だったからこれは無理と判断した)
近くにいらしたときも思考回路は止まり、耳もたぶん止まり、息も何故か止めてただただぼけーっと見送ってしまいました。。
あーでもかっこよかったなあ。(思い出しては惚れる
みなさんのツイ報告で「大漁に客席釣っていった」とか「狩っていった」とか表現が面白いし、雰囲気よくわかります。
ますます釣られるお客さん増えていくのでしょうね。
私も釣られたい・・(笑)

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その他、真風さんは「NOW ON STAGE」で「ジゴロの場面」を薦めていたので朝夏さんに絡みつく場面も見たけれど
私は「攻められる真風さん」より「攻める真風さん」を見るほうがどうやら好きらしい・・
前回の「シェークスピア」「HOT EYES」公演で完全に堕ちたのでDVDも持っているけど

好きなのは、最初登場のアダルト雰囲気プンプンのタンゴの場面(とにかくかっこいい!)や、
女子たくさん引き連れた「俺の目をみろよそらすよ~」の場面や(ずっと見てます~!早替わり大変なんだろなとも想像しながら・・)
「kissを目にして」で総踊りのところ(ノリノリで楽しいし、長い足を堪能できる!)や
ジャガーで踊り狂うところ(もうケモノ!)等。

タンゴの場面で歌ってから皆の列に戻るところも好きです。
目立たない他の人に隠れたところにinして、その次にゆったりと2番手ポジションの位置に移動するところ。
今回も同じで嬉しい。
あとはみなさんが言われるフィナーレでブンブン羽根揺らして楽しそうに踊ってるところもかわいくて好き。

「男にしか見えないかっこよさ」と時折見える「かわいい」が混在する真風さんにすっかりはまっております・・

このショーも最初は「昭和感」たっぷりの歌のメドレーでどうかと思ったけれど、こんなに会場が湧くような全国ツアーにぴったりな
作品だったとは。確かに聞いたことある音楽が多くて楽しいし、ダンスのノリもいいし、朝夏さんの盛り上げ方も上手だし
ファンのみなさんの拍手もそろってリズミカルだし、いろいろ楽しめました

■観劇記録 宝塚宙組公演「バレンシアの熱い花」

2016-12-01 01:09:49 | 観劇日記
ブログ再開・・


時間に追われてブログから縁遠くなること数年・・
また記録残してみようという気になりました。

今年の1月23日、宝塚の真風涼帆さんという素敵な方に堕ちました(笑)。
遠目でみてると私の大好きな玉木くんに似ている・・とくぎ付けになってしまって。
この10年、玉木くん一筋だった私がついに浮気??
玉木くんも変わらず大好きですが、真風さんの存在も日に日に大きくなってきてやはり舞台の記録も残しておきたい。
玉友さんにもさほど知られていないブログなので、こちらに真風さん記録を残してみたくなりました。

もしも覗いてくださった玉友さんがいらしたらごめんなさい。ちょっとだけ浮気ページです。

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H28.11月19日(土)
宙組・全国ツアー「バレンシアの熱い花」「HOT EYES!!」 
梅田芸術劇場 
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~ネタバレあり~

■「バレンシアの熱い花」は19世紀初頭のスペイン・バレンシア地方を舞台に、領主であった父を殺されたフェルナンド(朝夏さん)
が友人の貴族ロドリーゴ(澄輝さん)と下町の酒場の歌い手ラモン(真風さん)と手をとりあって復讐を果たす中に様々な愛がおりなす
友情と恋愛のお話。

幕開けから真っ赤な舞台に、足長3人組の美しいシルエット&スパニッシュの音楽に引き込まれました。
朝夏さんの歌も力強くて自信に満ちた歌。
兵役から戻ってきたフェルナンド、白とブルーの軍服も素敵です。

レオン将軍から渡された手紙で、父は現領主のルカノールに殺されたことを知り、復讐心がメラメラと。
復讐するにはすべての目を欺くために軍人を辞めて遊び人となり油断させること。

フェルナンドの許嫁、マルガリータのまどかちゃんのかわいらしいこと。
こんな清らかなお嬢さんがいながら、浮気してしまうのですねフェルナンド(^^;

そんな時に友人ロドリーゴも遊学から戻ってきて恋人だったはずのシルヴィアが叔父のルカノールと結婚していることを知る。
シルヴィアが反逆の罪で捕らえられた父の命と引き換えにルカノールと結婚させられたことを知って激しい憎しみを覚える。

それを感じ取ったフェルナンドがルカノール復讐に誘うために酒場に呼ぶ。

そして酒場には歌って踊れるラモン(真風さん!)とイサベラ(うららさん)が登場!!
真風ラモン、めっちゃかっこいい~~!!そして色気が~!!長い手足を振り上げてフラメンコ!!

女性だけどもう男にしか見えない。

歌もメキメキ歌唱力あげている真風さん、はりのある声で聴かせてます。
真風さんの歌声、澄んでて好きなんです。(私は声フェチ)

うららさんも華があって美しい。美男美女カップルに、酒場の踊り狂うみなさんが場を盛り上げます。
歌って踊った後は、ロドリーゴといざこざで決闘~!フェンシングもかっこいい~

2人の決闘を止めるのはやっぱりフェルナンド。
ギターで弾き語りまでしてしまう、なんでもできる朝夏フェルナンド。

復讐計画に誘われて最初は断るラモンだけど、妹をルカノールの手下に殺されて妹の敵討ちのため2人と共に戦うことに・・
3人の黒帽子+黒マスク+黒マント姿は本当にかっこいい。
1回目の観劇では誰が誰かわからなくなりました。(^-^;

傷(軽症)をおって朝夏フェルナンドの屋敷へ身を隠す真風ラモン。
フェルナンドがけがをしたと誤解したマルガリータが屋敷に駆け込んでからのやりとりが絶妙の「間」で面白い!
ラモンの表情、かわいすぎる~~

誇り高いロドリーゴと、人情味あふれたラモン、そして個性的な二人を上手に束ねる知的でバランス力のあるフェルナンド、すごくいい関係でした。

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そして恋愛の部分・・

(関係図)
ロドリーゴ⇔シルヴィア
ラモン→→イサベラ⇔フェルナンド←←マルガリータ

★ロドリーゴ→シルヴィア
♪~瞳の中に宝石が見える 魅惑の君よ 君こそ私のものだ ~♪

澄木ロドリーゴとららシルヴィアは相思相愛で甘~いです。
澄木さんがららちゃんを見つめる目、語りは本当に優しくて優しくて甘くて深~い愛情を感じました。
お互い狂いそうなくらい愛してて、目的を果たしたのに幸せになれないのがつらい。
ロドリーゴ、このあとどうなってしまうんだろう・・・
ららちゃんの吐息まじりの「ロドリーゴ~」はすごーく色っぽいです。
シェークスピアではかわいい子役やってた。子役から人妻まで違和感なくできる役者さんですね。

★ラモン→イサベラ
♪~瞳の中に宝石が見える 手をさしのべても お前に届きはしない ~♪

真風ラモンはとにもかくにもうららイサベラLOVELOVE。一直線。
もちろんラモンの愛はイサベラもわかっているけど、「あたいが好きなのはフェルナンドだから」って感じですかね。
ラモンのことは信頼しているし、仲間として好き。

フェルナンドの許婚を目の当たりにしてしまって、わかっていたけど自分も抑えきれないくらい大好きになってしまっていて
そこに現れた優しい言葉をかけてくれるラモンにすがってしまったんですね。
イサベラは自分のすべてを受け入れてくれる大きな懐につい甘えてしまった。「つらいわ」とつい・・

ラモンとしては自分が愛する人が、他の男のことで悲しみ苦しんでいる、何とかしてやりたい~~~
けれどイサベラが見てるのは俺ではない・・どうしたらいいんだよ俺も泣きたいよ・・
そんなのが真風ラモンから受け取れました。
うう・・つらいのはラモンだよ。

★フェルナンド→イサベラ
♪~瞳の中に宝石が見える 孤独な私の心を燃え上がらせる ~♪

朝夏フェルナンドは(おそらく)家のために決められた許婚マルガリータと、心が求め、本当に魅かれてしまったイサベラとの間で悩む。
どちらにも申し訳なく思っているが自分の気持ちに嘘がつけない。。
復讐が終わった後は、ずっと待たせたマルガリータの元にもどらなければならない。
もしイサベラが積極的にいったらフェルナンドは悩み苦しみ、道を踏み外してしまうかも・・
イサベラもそれがわかってるから自ら身を引いたのかな。
それぞれの誠実さが伝わって、二人のラストが切なかったです。


雰囲気が大人な作品だけに書くまで気づかなかったが、これってみんなものすごく「純愛」だったのですね。
あと・・ホルヘの星吹さんもよかったなあ・・・親子愛。

宙組みなさんの演技よかったです。感動しました!!

観劇日記~劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」

2010-08-08 23:28:43 | 観劇日記
8月7日(土)劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」見に行きました!
「ウィキッド」以来の四季観劇。
今回チケットトラブルが何度かあって、嫌にもなりましたが、せっかく楽しい演目だし
友達と気分をかえて楽しんできました。

「クレイジー・・」は10年くらい前に大阪で見ています。
しかもその時はラッキーなことに前から3列目くらいのセンターがとれて
楽しいタップシーンと、やたら多いラブシーンしか
はっきり覚えていなかったのですが
期待どうりの見事なダンスシーンと、テンポの良いコメディでとても楽しかったです。
記憶どうりチューも多かったですが・・

あらすじ
1930年代、ニューヨーク。
銀行の跡取り息子ボビーは、仕事よりダンスに夢中。
ある日、銀行の命令を受けて、劇場を差し押さえにイヤイヤ砂漠の町デッドロックへ。
そこで威勢のよい娘ポリーに運命の一目ぼれ!
ところが彼女はボビーが差し押さえにきた劇場の娘だった。
ふられてもあきらめないボビーは「そうだ!大興行主のサングラーに化けてショーを
成功させれば、ポリーの劇場はつぶれないし、恋もうまくいくはず!」
ところが皮肉にもポリーはボビーが化けた偽ザングラーにお熱!!
さあ恋は大混乱!!そしてショーは始まった・・・・


主人公ボビーはベテラン・加藤敬二さん。
10年前も加藤さんのボビーだったから、若手ではないはずなのですが
なんと身の軽いこと!(もしかしたら40代?)
普通なら運動神経も鈍ってきて、怪我することも多いはずなのに、
軽やかなダンスを披露してくれました。

ヒロイン・ポリーは木村花代さんという方で、笑顔の素敵な方でした。
もちろん、ダンスも歌もお上手でした。

今回は旦那さんの職場でとってもらったチケットなのですが
こゆきちゃん夫妻にばったり会えました~
あんまりゆっくり話できなかったけど、
二人ともお元気そうでよかったです。
私にとっては家族ぐるみで話しやすくて甘えられる大事なご夫婦です
こゆきちゃんまたデートしましょうね~

また見に来たいなあ~


劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」京都公演の紹介見つけました!↓↓






観劇日記~劇団新感線☆RX 薔薇とサムライ~

2010-05-03 00:18:33 | 観劇日記



5月1日、待ちに待ったGW突入~!!
劇団新感線★RX「薔薇とサムライ」見てきました~!!

「おもしろい」と評判の劇団新感線と、大好きな天海祐希さんの共演!!
見逃すわけにはいきません

でもこの作品内容を全く予習なしで観劇開始
いや~おもしろかったです

簡単にあらすじを・・・
左の眼を覆う黒い眼帯。弱気を助け、強気をくじく男以上の男前。
疾風のように地中海をかけぬける女海賊、アンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)。
だが隠された左の眼に驚くべき秘密があった。
瞳に浮かぶ光・・それは亡き国王と同じ黄金色の光の輪。
そして、その瞳に次々と人間が群がり、
女海賊を国王の血を受け継ぐ女王にかつぎあげる。

国王亡きあと権力をほしいままにする大宰相ラーカム(藤木孝)とその娘マローネ(高田聖子)。
王家復活の希望を託す将軍ガファス(粟根まこと)と妻エリザベッタ(森奈みはる)。
新女王の美しさに魅入られた隣国の王子シャルル(湧井健治)。

はたして誰が味方で誰が敵か・・・・
何故か女海賊と旧知の仲?!石川五右衛門(古田新太)が絡みに絡んだカラクリを
解きほぐし女海賊を救っていく・・


観劇料が高くって思わずケチってしまい席は3階席の左寄り。
始まった時は舞台裏ほぼ同じ高さに設置されていた生バンドのロック音楽ばかりが耳につき、
肝心のセリフが全然聞こえず、ケチったことを後悔しましたが、だんだんと耳が慣れていき
何とか舞台の世界に入り込むことができました。

舞台装置がまた斬新?で私は初めての経験。
電光パネルで風景を映し出し、より舞台を立体的に見せる。
聞き取りにくい3階席に配慮してくれたのか、たまにセリフもそのパネルに映し出されたり。
前方に設置された時は1階席の人はそのまま壁にしか見えないのでしょうが、3階席だと裏の準備も
見られてなかなか珍しいモノが見れました。

全体は勧善懲悪の内容でわかりやすく、五右衛門が飄々とした水戸黄門に見えました。
古田新太さん、私が舞台を見るのは初めてでしたが、やっぱり主役だしおもしろい!!
一番おいしいところもきっちり持って行きましたね
ドラマ「夢をかなえるゾウ」の神様役にちょっと似ている感じの役でしたが、温かみある五右衛門を演じてました。
何より驚いたのが声で、あんな低音の野太い声をお持ちだったとは・・
立ち回りもあの体格に想像つかない機敏な動きで歌もお上手でした。

何故か五右衛門をつけ狙うスペイン生まれの妙な日本人、
デスペラード豹之進というのがいるのですがこれが山本太郎さん。
チラシをみるまで山本さんだとは全く気付きませんでした。

最初は宰相と手を結んでいた大海賊バルバネグロ(橋本じゅん)、
見捨てられて殺されかけるところを五右衛門に救われて五右衛門とともに闘うのですが、
とにかく笑えて憎めないおいしい役でした。
出てくるたびに笑えました

宰相ラーカムの孫娘ポニーに神田沙也加ちゃん。
可憐にお姫様を演じてました。声もかわいらしかった。
歌っているところはやっぱり松田聖子さん似??

エリザベッタの森奈みはるさん。
宝塚以来久しぶりにお姿拝見!!
純粋なしっかり者の妻だけど実は天然ボケのエリザベッタ。
何だかご本人のイメージとかぶる役。歌なども安心して聞いていられました。
コメディ部分もきっちり演じられていておもしろかった~~。

そして、天海祐希さん!!
宝塚を退団してからの女優・天海祐希の舞台姿も何作品か見たけれど
今回の役は宝塚男役・天海祐希の再登場です!!
セリフの発声も、歌のキーの高さも・・
とにかく、かっこいい!!
退団して15年たつのに、あの体型維持しているし素晴らしい
宝塚チックな衣装は見事に着こなしているし(完全にオスカルじゃんって恰好もあり
コメディー部分はお手の物
五右衛門古田さんとも息ピッタリ
歌では久々に「声ひっくり返らないか」ドキドキしましたが、難なくクリア
もっとダンスも魅せてほしかったなあ・・・・
やーん もう大興奮です
また昔のビデオ引っ張り出してきたくなるトキメキ
またこういう役やってください

夜6時開演だったのに、終わってみれば9時50分!!
時間たつのが早かった~

楽しい舞台をありがとう


終演後に旦那さんと、友達と3人で居酒屋へ。
滋賀までくる終電に間に合わず、山科でおりてタクシーにて帰宅。
こんなに遅くまで遊んだのもひさしぶりでした~

関連サイト
薔薇とサムライ記者発表 
薔薇とサムライ公式HP

観劇日記~劇団四季「ウィキッド」

2009-10-20 00:25:09 | 観劇日記
昨日は、劇団四季の大阪公演「ウィキッド」を観劇してきました。
大阪の四季劇場が新しくなって実は初めての観劇。
高級感あふれるフロアが続き、7階の劇場へ。
入口から都会的でわくわくする空間です。

(大阪四季劇場)

「ウィキッド」も東京で公演していたのは知っていたけど
全くお初の演目。
先入観ゼロの状態で見ることに。
「オズの魔法使い」に出てくる「よい魔女」と「悪い魔女」の誕生秘話らしいのですが、
「オズの魔法使い」を知らない私


ストーリー
人間と動物が同じ言葉を話し、ともに暮らしている自由の国「オズ」。
ここにあるシズ大学で、性格も外見も全く異なる2人の少女が出会います。
緑色の肌と強い信念を持つエルファバと、美しくキュートな人気者グリンダ。
最初は反発しあう2人ですが、やがて絆を深めていきます。
そんな時、平和だった国に異変が・・。動物たちが次々と言葉を失っていくのです。
危険に身をさらして動物のために戦うか、主謀者たちに祀り上げられるまま国のシンボルになるか。
究極の選択を迫られた2人はお互いを思いやりながらもそれぞれの使命をかけて違う道を選びます。
その先の運命は・・・

うーん。なかなか難しいです。この舞台・・
動物との共生か、人間優先の豊かな生活か・・
結局人間優先の豊かな生活が「良し」とされてるわけですが
そんなテーマはどっかに飛んでしまってる感あり。
エルファバとグリンダの2人の関係に頭がいってしまう。
そして「グリンダは本当にいい人なのか」その人物像が私と旦那さんでは見方が違ってました。
たぶん正しい解釈をしているのは旦那さん。
グリンダは人に愛されたい、愛される努力もしている、
国の人もみんなグリンダを愛して幸せな気分になっている。
グリンダ自身も自分が多くの人に愛されているのを知っている。

そう解釈しないと物語が成立しないのは頭ではわかっているんですけど・・

エルファバとグリンダは同じ男性を好きになってしまい、その男性(フィエロ)はエルファバを選び二人で逃げます。
目の前で2人に逃げ去られ、グリンダは再び捕まえる方法として
「エルファバが大事に思っている妹に災いが起きれば必ずエルファバは戻ってくる」
とオズの陛下にぼそっと告げる。
その進言どおりに陛下たちはエルファバの妹に災いを起こし妹は死んでしまう。
でもグリンダは、仕向けられた事故とは全く思っていなくて
自然災害だと信じている。(最後は疑っていたけれど)

グリンダに悪気がないとは思えない!・・と旦那さんに訴えると
「確かにこの場面は、好きな彼を取られた動揺で心がゆがんだんだろう。
まあ人間はそういうときもあるんだからそこは組んでやらないと」
というけれど・・

私はその場面以外にも
「自分は個別のスイートルームをとっている」となんか高飛車な態度とか

グリンダに好きだと寄ってくるボックを
「私のことが好きなら車いすでかわいそうなネッサローズのそばについてあげて」と遠ざける態度とか

今まで親密なところなんて一度も見せていなかった(むしろ嫌っていた)エルファバに魔法の杖をもらったとたんにコロッと変わるところとか
(しかもこのシーンはフィエロと一緒にいたシーンで、皆が緑の肌のエルファバを遠ざけているところに、
近寄っていって一人いじめられっこの味方になってあげて、好きな人の前だからいいところみせようとしているようにもとれる

私にはどうも、計算していそうな、いい子ぶってるようにみえてしまうのですが
それは私の性格が歪んでいるのでしょう

この部分が、自分の中でモヤモヤしているので、二人の友情や絆というものが希薄にみえてしまいました
もう一度、しっかり見直さないとこの作品の良さを理解できずに終わってしまいますね
また見に行きたいと思います

役者さんについては、エルファバの江畑晶慧さんの歌がすばらしかった~~圧巻

・・そう思って他の方のブログを読んでいたら、
江畑さんは、実は韓国出身の方だそうです

流暢な日本語で全然セリフに違和感がなくて、ますますびっくり
そして、ある方のブログでは、
その江畑さんよりも濱田めぐみさんという方の演じるエルファバが
さらに素晴らしいらしく
濱田めぐみさんのエルファバというのも見てみたくなりました
劇団四季の役者さん、層が厚いですね


10月18日(日)本日の出演者

グリンダ・・・苫田亜沙子     エルファバ・・・江畑晶慧
ネッサローズ・・・山本貴永    マダム・モリブル・・・八重沢真美
フィエロ・・・北澤裕輔       ボック・・・金田暢彦

ディラモンド教授・・・雲田隆弘  オズの魔法使い・・・栗原英雄


観劇日記~宝塚月組公演「エリザベート」

2009-06-21 01:27:59 | 観劇日記
マイミクの美波ちゃんからTEL。「昨日の観劇日記ブログのってないやん」とつつかれる・・
そうなのです。数ヶ月前に美波ちゃんから「エリザベート見にいかへん」と誘われて、昨日(6月18日)は1年4か月ぶりの宝塚観劇でした。
すっかり宝塚代表作になった「エリザベート」今回は月組公演
私のエリザベート観劇は96年雪組→96年星組→98年宙組→東宝以来。
月組公演も96年久世星佳さんトップお披露目公演以来なのでもう13年も経つのですね
ひいきにしていた月組公演なので、月日の流れを感じます。
さて、エリザベートは、個人的にも大好きな演目です。
舞台内容は悲劇だし、歴史的史実と現実離れの融合でもあって、当初は難しく感じたのですが、なんといっても音楽が素晴らしい
ソロも合唱も何度も聞きたくなってしまう不思議なメロディーに引き込まれます
初演の雪組は歌唱力でも定評がありましたが、そのメンバーですら「曲がすごく難しい」と語っていたくらい転調、変拍子の多い難解の曲みたいです。
音楽が始まると久々に聞いたエリザベートの旋律に早くも引き込まれてました。

東宝のエリザベートは男性もいるので迫力がやはり宝塚ヴァージョンよりすごいです。
でも、宝塚のエリザベートはやっぱり幻想的で、美しいという点では負けていません。
今回も特に黒天使をみて、みんなスタイル抜群でバレエ仕込みの優雅なダンスがとてもよかったです。
鍛え上げられた東宝ダンサーにはこの優雅さは出せないだろうなあ・・
それぞれに良さがあるということを分かってほしいと思います

・・本当は絶賛で終わりたかったのですが、残念な部分も残ってしまいました
 まずは、大事な配役エリザベート。
 今回のエリザベートは、宙組からの特別出演とのことで、よほど期待された、上手な方なのかと思っていたのですが、
登場してまもなく歌うシーンでもどうも地声と裏声不安定なのが目立って心配になりました
聞けば普段は男役の人らしく、仕方がないのかなあとも思ったのですが、この作品は歌が命やっぱりもう少し上手に歌ってほしかった。

天真爛漫、自由奔放なエリザベートがウイーン皇帝フランツヨーゼフに見染められて結婚してしまったから大変。
王宮のしきたりにがんじがらめにされて、自由を奪われる。
夫に助けを求めるものの夫は母親(皇太后ゾフィー)に味方することに自暴自棄になるエリザベート
自殺を図ろうとしたがはっと生への執念が燃え上がり「私だけに」と心の叫びを歌うシーン。すごくもりあがるいいシーンなのに、残念

 また後半、信じていた夫までも浮気が発覚し、絶望し旅を続けるエリザベート。病院の慰問のシーンでは、自分がエリザベートであると主張する精神病の少女に出会う。
その少女に「そんなに望むなら(自分と)変わってもいいのよ。でもあなたの方が自由」語りかけながら、思いのたけをぶつけるシーンも、
星組娘役トップだった白城あやかさん(現・中山秀征さんの奥さま)のエリザベートにすご~く感動したの覚えてます。
辛口ですがそういう心に響くものがあまりなくてもう少し勉強必要かなあと思ってしまいました

 それと、オーケストラ!!特にトランペットは高音域で大変なのはよくわかるけど、要所要所で外してくれてがっかり
全体も、素人楽団でももうすこしピッチあわすぞと思うくらい音バラバラでしたよ。
何だかプロらしくないお粗末な演奏に聴こえました。
次は東京公演に持っていく演目ですよね。上達すること望みます。
大好きなエリザベートだから辛口になりました。頑張ってください

・・それと何度も見ているのに、今回心に初めて残るシーンが。エリザベートとフランツヨーゼフが最後に出会うシーン。
夫婦だけど、同じ視点、生き方、方向は向いていない。
出会うことはあってもすれ違っていく船のように、それぞれ2つの港に帰っていく・・
結局すれ違い夫婦であったと終わるシーンですが、身にしみたー
我が家も私が玉木くんにうつつをぬかしているし、好き放題やってるし、同じ方向むいていないよなあと耳が痛い話でした


今回初めて幕間にレストランのランチをいただきました。
量は少なめながら、盛り付けも上手でいろいろ食べれておいしかったです






鑑賞~佐渡裕さんと兵庫芸術文化センター管弦楽団演奏会

2009-04-12 01:18:29 | 観劇日記
遅くなりました、佐渡裕さんと兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏会を4月6日(月)に聴いてきました

開演15分前から佐渡さんのプレトークがあり、きさくな印象をうけました。

1曲目 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」・・仕事帰りでもありつい気持ち良くなってうたたねしてしまいました
2曲目 モーツアルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調・・フルートソロはペーター=ルーカス・グラーフ。フルートを演奏していた佐渡さんが学生時代に憧れだったフルーティストだったそうです。御年80歳!!立ち姿は「おじいさん」風ではありましたが、演奏し始めると・・やはり巨匠でした。音量は年相応に感じましたが、テクニックは80歳とは思えぬものでした。曲がとてもなじみの曲で、解説によると「オーボエ協奏曲ハ長調」から長2度高く移調してフルート向きに編曲したとのこと。オーボエ協奏曲・・大好きな「のだめカンタービレ」で黒木くん(福士誠治)がソロを吹いた曲でした
3曲目 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調・・これまた「のだめカンタービレ」でお馴染の「ブラ1」です。1楽章から4楽章まで通しで聴くのは初めて。ブラームスはベートーヴェンの影響を色濃く残しているそうで、プレトークの時に佐渡さんが「ベートーヴェンの第9(歓喜の歌)」に似ている曲と紹介していました。たしかに、最終章の盛り上がりは第九の雰囲気と似ていました
オーケストラを生できいたことは数少ないので一般的にどうなのかはわかりませんが、この曲はパーカッションはティンパニのみ、またホルンが5本でかなり主旋律を担当していて新鮮でした
そして気になったのがトロンボーン。気付けばトロンボーンの出番が全くなく、ずーっと待ちの状態いつ吹くのか気になったらそっちばかりに気を取られ・・なんだか退屈そう・・4楽章に入り(最終章)ようやく準備。きっとチューニングした管も冷えきったことでしょう。ピッチは大丈夫かあなんて勝手に心配。やった、やっと出番!!
少し吹いたらまた休み・・・それを何度か繰り返し終了
ブラスバンドではトランペットとともに花形のトロンボーンなのですが、完全にホルンが金管楽器のメインでした。トロンボーン奏者は消化不良な曲だなあ・・と勝手に思ってしまいました。そして佐渡さんの指揮は情緒的でした。
アンコール ドビュッシー:シリンクス、グルック:精霊の踊り・佐渡さんはフルートをペーター=ルーカス・グラーフとともに披露してくださいました。貴重なシーンをみることができました

クラシック漬けの2日間、楽しかったです





クラシックな一日

2009-04-06 02:31:20 | 観劇日記
今日と明日はクラシックコンサート。
びわ湖ホールで『びわ湖音楽の春“GIFT”2009』が開催され、3日間にわたってトップアーティストたちによるさまざまなコンサートが開かれているのです。
しかも他ではありえないお手頃価格で

私が選んだのは4月5日(日)午前はフルーティスト山形由美さんとスペシャルアンサンブルによる『0才からのコンサート-クラシック名曲集-』と,
午後からのピアニスト中村紘子さんのリサイタル、そして明日が佐渡裕さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団びわ湖公演の豪華3公演
どれも、一度生演奏を聞いてみたかったアーティストばかりです
それでは記録がてらの感想を・・・

恐るべし子供たち
今回、山形由美さんの出演するコンサ-トは2本あったのですが、他2人の公演もあったため、ちょっとチケット代をケチってこちらを選択。
通常クラシックコンサートは6才未満は入場不可が多い中、このコンサートは題名通り、0才からOKとのこと。ホールに向かう道すがらも小さな子供さんをつれたファミリーが多くみられ、「家族でコンサートなんていいじゃない」なんて、微笑ましく思っていたのだが・・

甘かった・・・子供をなめていたようで・・

演奏がはじまってもあちこちからぐずる声が聴こえてきて演奏と合唱です

親御さんたちも、ほったらかしの人もいれば、すぐに席を立って会場から出る人もいるのです。
幼少期にいい音楽を聞いてもらいたい、また日頃来られないご両親にもたまにはコンサートを楽しんでもらいたい・・そういう趣旨で開催されたようなのですが、うーん現実には難しいなあと実感。
子供がぐずるのではとずっと心配しながら見ている親御さんは落ち着いてなんて聴いていられないですよね・・・せめて心に響いた子供がいることを願います。
およそクラシックコンサートとはかけ離れたにぎやかなコンサートでしたが、
山形由美さんの音色は、低音も高音も柔らかくて心地いい音色でした。どうしたらあんな安定した優しい音が出せるんだろう・・久々にフルートの音色を聴きました。やっぱりいい音色です
 また思った通りの美しい方でした・・・
終演後、CDを購入したら、サインしてもらえると知り、さっそくベスト盤を購入。間近でサインをいただいて、いい記念になりました。来年も同じ公演があったら・・今度は少し高くてもゆっくり聴けるコンサートを選ぼう・・・

プログラム
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲“四季”より「春」 
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ニ長調「ごしきひわ」
パッヘルベル:カノンニ長調 
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調より“G線上のアリア”
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭



巨匠に感動!

午後からは中村紘子さんのピアノリサイタル。
私が子供の時すでに有名でテレビでも何度か見ていた方。
袖からでてきた中村紘子さんは巨匠らしく堂々とされていました。
1曲目バッハは、期待が大きすぎたのか、もちろんお上手だけど、こんな感じかあ・・と失礼ながら思う程度。
でも、2曲目のベートーヴェン、素晴らしかった!
繊細で豪快、柔和あり重厚ありというのでしょうか、音が幅広くて多彩でオーケストラを聴いているように何重にも聴こえてくる不思議な感覚。やっぱりすごい・・悔やまれるのが座席から鍵盤がまったく見えなかったこと。どんなふうに指が動いているのか、ぜひ見てみたかった。10本の指なのに、20本で弾いているような音はどうやって動かされているのか・・
ぜひともどの席でも見られるように指の撮影映像流してほしいくらいです。
休憩後はショパンが一気に8曲。
私が大好きでたまに弾いてみる「華麗なる大ワルツ」もテンポが全然違うし、メリハリもきいて同じ曲とは思えん・・勉強になりました。
どれも、私からしたら難しい曲なのに、中村紘子さんの手にかかったらショパンでさえまるで指ならしの練習曲かと思わせるほど楽々と弾いているように見えました。大満足の演奏会でした。


プログラム
J.Sバッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」 
ショパンワルツ 第1番変ホ長調「華麗なる大ワルツ」Op.18 
第2番 変イ長調「華麗なるワルツ」Op.34-1
第3番イ短調Op.34-2
第4番ヘ長調「華麗なるワルツ」Op.34-3 
第5番変イ長調Op.42 
第6番変ニ長調「子犬」Op.64-1 
第7番嬰ハ短調Op.64-2 
第14番ホ短調 遺作 
ショパン:ピアノソナタ第2番変ロ短調Op.53「葬送」 


明日は佐渡裕さんのオーケストラ公演です!