遅くなりました、佐渡裕さんと兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏会を4月6日(月)に聴いてきました
開演15分前から佐渡さんのプレトークがあり、きさくな印象をうけました。
1曲目 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」・・仕事帰りでもありつい気持ち良くなってうたたねしてしまいました
2曲目 モーツアルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調・・フルートソロはペーター=ルーカス・グラーフ。フルートを演奏していた佐渡さんが学生時代に憧れだったフルーティストだったそうです。御年80歳!!立ち姿は「おじいさん」風ではありましたが、演奏し始めると・・やはり巨匠でした。音量は年相応に感じましたが、テクニックは80歳とは思えぬものでした。曲がとてもなじみの曲で、解説によると「オーボエ協奏曲ハ長調」から長2度高く移調してフルート向きに編曲したとのこと。オーボエ協奏曲・・大好きな「のだめカンタービレ」で黒木くん(福士誠治)がソロを吹いた曲でした
3曲目 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調・・これまた「のだめカンタービレ」でお馴染の「ブラ1」です。1楽章から4楽章まで通しで聴くのは初めて。ブラームスはベートーヴェンの影響を色濃く残しているそうで、プレトークの時に佐渡さんが「ベートーヴェンの第9(歓喜の歌)」に似ている曲と紹介していました。たしかに、最終章の盛り上がりは第九の雰囲気と似ていました
オーケストラを生できいたことは数少ないので一般的にどうなのかはわかりませんが、この曲はパーカッションはティンパニのみ、またホルンが5本でかなり主旋律を担当していて新鮮でした
そして気になったのがトロンボーン。気付けばトロンボーンの出番が全くなく、ずーっと待ちの状態いつ吹くのか気になったらそっちばかりに気を取られ・・なんだか退屈そう・・4楽章に入り(最終章)ようやく準備。きっとチューニングした管も冷えきったことでしょう。ピッチは大丈夫かあなんて勝手に心配。やった、やっと出番!!
少し吹いたらまた休み・・・それを何度か繰り返し終了
ブラスバンドではトランペットとともに花形のトロンボーンなのですが、完全にホルンが金管楽器のメインでした。トロンボーン奏者は消化不良な曲だなあ・・と勝手に思ってしまいました。そして佐渡さんの指揮は情緒的でした。
アンコール ドビュッシー:シリンクス、グルック:精霊の踊り・佐渡さんはフルートをペーター=ルーカス・グラーフとともに披露してくださいました。貴重なシーンをみることができました
クラシック漬けの2日間、楽しかったです
開演15分前から佐渡さんのプレトークがあり、きさくな印象をうけました。
1曲目 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」・・仕事帰りでもありつい気持ち良くなってうたたねしてしまいました
2曲目 モーツアルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調・・フルートソロはペーター=ルーカス・グラーフ。フルートを演奏していた佐渡さんが学生時代に憧れだったフルーティストだったそうです。御年80歳!!立ち姿は「おじいさん」風ではありましたが、演奏し始めると・・やはり巨匠でした。音量は年相応に感じましたが、テクニックは80歳とは思えぬものでした。曲がとてもなじみの曲で、解説によると「オーボエ協奏曲ハ長調」から長2度高く移調してフルート向きに編曲したとのこと。オーボエ協奏曲・・大好きな「のだめカンタービレ」で黒木くん(福士誠治)がソロを吹いた曲でした
3曲目 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調・・これまた「のだめカンタービレ」でお馴染の「ブラ1」です。1楽章から4楽章まで通しで聴くのは初めて。ブラームスはベートーヴェンの影響を色濃く残しているそうで、プレトークの時に佐渡さんが「ベートーヴェンの第9(歓喜の歌)」に似ている曲と紹介していました。たしかに、最終章の盛り上がりは第九の雰囲気と似ていました
オーケストラを生できいたことは数少ないので一般的にどうなのかはわかりませんが、この曲はパーカッションはティンパニのみ、またホルンが5本でかなり主旋律を担当していて新鮮でした
そして気になったのがトロンボーン。気付けばトロンボーンの出番が全くなく、ずーっと待ちの状態いつ吹くのか気になったらそっちばかりに気を取られ・・なんだか退屈そう・・4楽章に入り(最終章)ようやく準備。きっとチューニングした管も冷えきったことでしょう。ピッチは大丈夫かあなんて勝手に心配。やった、やっと出番!!
少し吹いたらまた休み・・・それを何度か繰り返し終了
ブラスバンドではトランペットとともに花形のトロンボーンなのですが、完全にホルンが金管楽器のメインでした。トロンボーン奏者は消化不良な曲だなあ・・と勝手に思ってしまいました。そして佐渡さんの指揮は情緒的でした。
アンコール ドビュッシー:シリンクス、グルック:精霊の踊り・佐渡さんはフルートをペーター=ルーカス・グラーフとともに披露してくださいました。貴重なシーンをみることができました
クラシック漬けの2日間、楽しかったです
今日と明日はクラシックコンサート。
びわ湖ホールで『びわ湖音楽の春“GIFT”2009』が開催され、3日間にわたってトップアーティストたちによるさまざまなコンサートが開かれているのです。
しかも他ではありえないお手頃価格で
私が選んだのは4月5日(日)午前はフルーティスト山形由美さんとスペシャルアンサンブルによる『0才からのコンサート-クラシック名曲集-』と,
午後からのピアニスト中村紘子さんのリサイタル、そして明日が佐渡裕さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団びわ湖公演の豪華3公演
どれも、一度生演奏を聞いてみたかったアーティストばかりです
それでは記録がてらの感想を・・・
恐るべし子供たち
今回、山形由美さんの出演するコンサ-トは2本あったのですが、他2人の公演もあったため、ちょっとチケット代をケチってこちらを選択。
通常クラシックコンサートは6才未満は入場不可が多い中、このコンサートは題名通り、0才からOKとのこと。ホールに向かう道すがらも小さな子供さんをつれたファミリーが多くみられ、「家族でコンサートなんていいじゃない」なんて、微笑ましく思っていたのだが・・
甘かった・・・子供をなめていたようで・・
演奏がはじまってもあちこちからぐずる声が聴こえてきて演奏と合唱です
親御さんたちも、ほったらかしの人もいれば、すぐに席を立って会場から出る人もいるのです。
幼少期にいい音楽を聞いてもらいたい、また日頃来られないご両親にもたまにはコンサートを楽しんでもらいたい・・そういう趣旨で開催されたようなのですが、うーん現実には難しいなあと実感。
子供がぐずるのではとずっと心配しながら見ている親御さんは落ち着いてなんて聴いていられないですよね・・・せめて心に響いた子供がいることを願います。
およそクラシックコンサートとはかけ離れたにぎやかなコンサートでしたが、
山形由美さんの音色は、低音も高音も柔らかくて心地いい音色でした。どうしたらあんな安定した優しい音が出せるんだろう・・久々にフルートの音色を聴きました。やっぱりいい音色です
また思った通りの美しい方でした・・・
終演後、CDを購入したら、サインしてもらえると知り、さっそくベスト盤を購入。間近でサインをいただいて、いい記念になりました。来年も同じ公演があったら・・今度は少し高くてもゆっくり聴けるコンサートを選ぼう・・・
プログラム
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲“四季”より「春」
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ニ長調「ごしきひわ」
パッヘルベル:カノンニ長調
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調より“G線上のアリア”
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭
巨匠に感動!
午後からは中村紘子さんのピアノリサイタル。
私が子供の時すでに有名でテレビでも何度か見ていた方。
袖からでてきた中村紘子さんは巨匠らしく堂々とされていました。
1曲目バッハは、期待が大きすぎたのか、もちろんお上手だけど、こんな感じかあ・・と失礼ながら思う程度。
でも、2曲目のベートーヴェン、素晴らしかった!
繊細で豪快、柔和あり重厚ありというのでしょうか、音が幅広くて多彩でオーケストラを聴いているように何重にも聴こえてくる不思議な感覚。やっぱりすごい・・悔やまれるのが座席から鍵盤がまったく見えなかったこと。どんなふうに指が動いているのか、ぜひ見てみたかった。10本の指なのに、20本で弾いているような音はどうやって動かされているのか・・
ぜひともどの席でも見られるように指の撮影映像流してほしいくらいです。
休憩後はショパンが一気に8曲。
私が大好きでたまに弾いてみる「華麗なる大ワルツ」もテンポが全然違うし、メリハリもきいて同じ曲とは思えん・・勉強になりました。
どれも、私からしたら難しい曲なのに、中村紘子さんの手にかかったらショパンでさえまるで指ならしの練習曲かと思わせるほど楽々と弾いているように見えました。大満足の演奏会でした。
プログラム
J.Sバッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
ショパンワルツ 第1番変ホ長調「華麗なる大ワルツ」Op.18
第2番 変イ長調「華麗なるワルツ」Op.34-1
第3番イ短調Op.34-2
第4番ヘ長調「華麗なるワルツ」Op.34-3
第5番変イ長調Op.42
第6番変ニ長調「子犬」Op.64-1
第7番嬰ハ短調Op.64-2
第14番ホ短調 遺作
ショパン:ピアノソナタ第2番変ロ短調Op.53「葬送」
明日は佐渡裕さんのオーケストラ公演です!
びわ湖ホールで『びわ湖音楽の春“GIFT”2009』が開催され、3日間にわたってトップアーティストたちによるさまざまなコンサートが開かれているのです。
しかも他ではありえないお手頃価格で
私が選んだのは4月5日(日)午前はフルーティスト山形由美さんとスペシャルアンサンブルによる『0才からのコンサート-クラシック名曲集-』と,
午後からのピアニスト中村紘子さんのリサイタル、そして明日が佐渡裕さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団びわ湖公演の豪華3公演
どれも、一度生演奏を聞いてみたかったアーティストばかりです
それでは記録がてらの感想を・・・
恐るべし子供たち
今回、山形由美さんの出演するコンサ-トは2本あったのですが、他2人の公演もあったため、ちょっとチケット代をケチってこちらを選択。
通常クラシックコンサートは6才未満は入場不可が多い中、このコンサートは題名通り、0才からOKとのこと。ホールに向かう道すがらも小さな子供さんをつれたファミリーが多くみられ、「家族でコンサートなんていいじゃない」なんて、微笑ましく思っていたのだが・・
甘かった・・・子供をなめていたようで・・
演奏がはじまってもあちこちからぐずる声が聴こえてきて演奏と合唱です
親御さんたちも、ほったらかしの人もいれば、すぐに席を立って会場から出る人もいるのです。
幼少期にいい音楽を聞いてもらいたい、また日頃来られないご両親にもたまにはコンサートを楽しんでもらいたい・・そういう趣旨で開催されたようなのですが、うーん現実には難しいなあと実感。
子供がぐずるのではとずっと心配しながら見ている親御さんは落ち着いてなんて聴いていられないですよね・・・せめて心に響いた子供がいることを願います。
およそクラシックコンサートとはかけ離れたにぎやかなコンサートでしたが、
山形由美さんの音色は、低音も高音も柔らかくて心地いい音色でした。どうしたらあんな安定した優しい音が出せるんだろう・・久々にフルートの音色を聴きました。やっぱりいい音色です
また思った通りの美しい方でした・・・
終演後、CDを購入したら、サインしてもらえると知り、さっそくベスト盤を購入。間近でサインをいただいて、いい記念になりました。来年も同じ公演があったら・・今度は少し高くてもゆっくり聴けるコンサートを選ぼう・・・
プログラム
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲“四季”より「春」
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ニ長調「ごしきひわ」
パッヘルベル:カノンニ長調
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調より“G線上のアリア”
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭
巨匠に感動!
午後からは中村紘子さんのピアノリサイタル。
私が子供の時すでに有名でテレビでも何度か見ていた方。
袖からでてきた中村紘子さんは巨匠らしく堂々とされていました。
1曲目バッハは、期待が大きすぎたのか、もちろんお上手だけど、こんな感じかあ・・と失礼ながら思う程度。
でも、2曲目のベートーヴェン、素晴らしかった!
繊細で豪快、柔和あり重厚ありというのでしょうか、音が幅広くて多彩でオーケストラを聴いているように何重にも聴こえてくる不思議な感覚。やっぱりすごい・・悔やまれるのが座席から鍵盤がまったく見えなかったこと。どんなふうに指が動いているのか、ぜひ見てみたかった。10本の指なのに、20本で弾いているような音はどうやって動かされているのか・・
ぜひともどの席でも見られるように指の撮影映像流してほしいくらいです。
休憩後はショパンが一気に8曲。
私が大好きでたまに弾いてみる「華麗なる大ワルツ」もテンポが全然違うし、メリハリもきいて同じ曲とは思えん・・勉強になりました。
どれも、私からしたら難しい曲なのに、中村紘子さんの手にかかったらショパンでさえまるで指ならしの練習曲かと思わせるほど楽々と弾いているように見えました。大満足の演奏会でした。
プログラム
J.Sバッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
ショパンワルツ 第1番変ホ長調「華麗なる大ワルツ」Op.18
第2番 変イ長調「華麗なるワルツ」Op.34-1
第3番イ短調Op.34-2
第4番ヘ長調「華麗なるワルツ」Op.34-3
第5番変イ長調Op.42
第6番変ニ長調「子犬」Op.64-1
第7番嬰ハ短調Op.64-2
第14番ホ短調 遺作
ショパン:ピアノソナタ第2番変ロ短調Op.53「葬送」
明日は佐渡裕さんのオーケストラ公演です!