よりみち人生ぷらり旅

久々の再開なのですが・・宝塚歌劇や舞台のことメインになりそうです。。

大河ドラマ 平清盛「前夜の決断」 回想と感想

2012-05-21 01:23:15 | 玉木宏くんネタ
今日の大河ドラマすごくよかった。
毎回欠かさずみてきたが、今日の話が一番感動した。
伯父と甥、親子、主従、夫婦・・・今日の話は「絆」。

義朝びいきだから源氏から・・・

<源氏>
通清&正清    
義朝&正清


主の為義、義朝親子の決別が確実に。
朝廷の争いが武士を巻き込む。
為義はこれまでの忠義を通し藤原頼長と崇徳上皇側につく。
一方、義朝は後白河天皇側につく。
重臣の鎌田通清、正清親子も主の為義、義朝親子に振り回される。

前回、源氏の棟梁の証、「友切」の剣を実弟を殺して奪い取った義朝。
その強引なやり方に「ついていけない」と距離をおいた乳兄弟の正清。

為義は「そちと義朝は共に育った乳兄弟。戻りたければ(義朝側に)戻ればよい」
棟梁の為義側にいるものの、正清の心は揺れ動く。

息子の気持ちを試すように、義朝の悪口をいう通清。
たまらず正清「殿の強さは真のものにございます!そしてその強さは源氏の行く末を思う故にございます!」
通清「源氏思いだと!あの親不孝者が!」
「殿のことを悪く言うものはこの正清、父上といえども許しませぬ!」
・・正清の気持ちを悟った父・通清、優しく「正清。やっかいな殿を見捨てられぬはわし譲りじゃの」

通清はすべてお見通しだったと思う。源氏の将来を率いるのは義朝であることも。
息子とは敵味方になることも。
親子そろって強情でやっかいな殿。でもかわいい若君。
本当は重臣として主君親子が共に同じ方向をむいて戦うところみたかっただろうな。
もちろん自分たち親子も一緒に戦いたかっただろうし。
親子の絆より、主君との絆をとった鎌田親子でした。
よい家臣をもったね。

父と別れて主君、義朝のもとへ走る正清。
正清の姿をみつけて「よっしゃ!」って思ったに違いない義朝。
義朝「遅いではないか!」「主に恥をかかすでない!」
正清「はっ」
義朝「支度をせよ!参るぞ!!」(ニヤリ)
兄弟げんかして仲直りした二人みたい。
誰が味方になってくれるより、正清が来てくれたことが心強かっただろうね。
それまでの寂しげな顔が一気に元気になったもんな。

9話で木のぼりをする若き二人。
義朝「(苦しいけど)今少し俺につきおうてはくれぬか」
正清「落ちる時はもろともでございます!」
再び絆を取り戻した二人でありました。

義朝&由良、常盤
戦いが始まると身に危険が及ぶから洛外へ避難するよう常盤を連れ出す義朝。
案内したのは、何と正室、由良の住む館・・
この時代にはよくある話とはいえ、自分の妾を妻のところにつれていくか義朝くんよ・・
子供の頼朝くんですら「戦乱の世には決して珍しいことではないが母にも常盤御前にも酷だと思った」
って言ってるじゃないか・・

でも由良はさすが凛とした正室。気持ちを押し殺して「殿がお世話になっています。どうぞ奥へ」と。
戦いに行く義朝にも、常盤は「お父上や御兄弟、正清までも敵味方になったと聞くがそれでよいのか」と
動揺させるのに対し、由良は「今こそお志を遂げる時。存分にお働きくださいませ」ピシャリと言い切る
強さ。由良のおかげで励まされたにちがいない。
由良かっこいいっ!

<平氏>
清盛と忠正

源氏と違って一門そろって後白河天皇へ加勢するはずが、伯父・忠正の裏切り。
でもそれは家貞曰く「忠正さまのお心の軸は、平氏を守ることにござります。
こたびの戦も断じて平氏を絶やさぬために戦う御覚悟にござりまする」
清盛「生きるも死ぬももろとも!それが平氏の絆じゃ!絆を断って何を守れるというのじゃ!」
あくまで全員そろって戦うことを主張する清盛。
伯父は、その清盛の心も見抜いていた故、「清盛。わしとお前の間には絆などはなっからないわ!」
と憎まれ口を言い残す。
清盛を甥とは認めず、平氏にとって災いをもたらす疫病神と思いながら、だんだんとたくましい棟梁になった
清盛を心の奥では認めていたんだろうな。
でも最悪平氏の全滅だけはさけるため、二つに分かれることを選択したのか・・
一族を守りたい清盛と、忠正。方法は異なるけどどちらも平氏を考えての行動。
ここにも強い絆がありました。

来週は身内同士の傷つけあいを見なければならない。
しんどい回になりそうだけど、史実として受け止めて、役者の熱演をみたいと思う。
視聴率の低さに、戦国や幕末と比べてよくわかっていないから(知られてないから)・・って
理由もあるみたいだけどそれで毛嫌いするのはどうだろう・・
○○の一つ覚えのように同じ時代を何度も見るより、わかってない時代を知る楽しみってないんだろうか。
私は○年前に申し訳なくも教育実習で中学に行った時、ちょうどこのあたりを教えたことを思い出した。
自分でもよくわかってない中、必死に勉強して教えたけどこのドラマをみたら何とわかりやすいことよ。
しかも頼朝挙兵前の源平を取り扱うなんて平安時代~鎌倉時代への移行期、おもしろいと思う。
鎧兜も装飾きらびやかで見ていて楽しいし
視聴率なんて気にしないでいいもの作ってほしい

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