自由空間

喘息などに効果のある呼吸法を紹介していましたが、自然環境や世の中の激変で、さまざまな話を自由にしていく事にしました。

ブラックホール

2013-09-09 15:47:07 | Weblog
この頃は天文学でも大きな発見が相次いでいます。

時代かな?なんて思うけれど、先人の小さな数々の発見が基礎にあり、更に人間自身も固定概念に縛られずに、

様々な方向から現象を考察する人が増えたのでしょうか。

9月2日付け、ウオールストリートジャーナルからの記事です。

今まで「何時?地球はブラックホールに吸い込まれるのだろう・・・」と考えて、怖くて夜も眠れなかったけれど、

今度は吹き飛ばされる怖さになったのよ。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323748004579050320956904430.html

「天文学者たちが宇宙の謎を解き明かしたかもしれないと言っている。

つまり、なぜブラックホールとして知られる引力の怪物が全てのエサをのみ込むわけではないのか、ということだ。

ブラックホールは巨大な星が死滅し、星を構成していた物質が粉々につぶされてはるかに小さな物質に変わる際に生まれる。

それによって生じる引力があまりに巨大であるために光さえも逃げられないほどだ。この力を考えると、ブラックホールは

その引力の及ぶ範囲内に近づくものはすべて見境なくのみ込むという1つの理論が成り立つ。

しかし、科学者たちは最近、常にこのシナリオ通りになるわけではない現象を観測した。

そして、彼らは今、その理由がわかったと確信している。


米マサチューセッツ大学アマースト校の天体物理学者、Q・ダニエル・ワン氏は「物質がブラックホールへ向けて流れる際、

その99%以上ははじき出されることを発見した」と指摘する。ワン氏は今回の研究チームを率いた人物だ。

科学者たちはブラックホールの仕組みについての数多くの理論は持っていたが、

実際の観測に基づいた事実はほとんど持ち合わせていなかった。

ブラックホールの引力は、そこで生じた熱量を示すX線の放射量で測定することができる。研究者が以前、

ブラックホールのX線を調べた際、それは驚くほどかすかなものだった。これはブラックホールが放射線という形では大きなエネルギー

を発生させていないことを示唆している。

これに対して、最新の研究が答えを出した。この答えはNASA(航空宇宙局)が運営するチャンドラX線観測衛星

から送られてきた実際のデータに基づいている。8月29日付の米科学誌「サイエンス」に掲載されたワン氏のデータは、

天の川銀河の中心にある巨大なブラックホールに狙いを定めてチャンドラが5週間近くにわたって収集したものだ。

この観測でわかったことは、天の川銀河のブラックホールに向かって流れている高温ガスの分布が、

ブラックホールを周回している数百の若くて高温の星の分布パターンと一致していることだ。これは重要なことだ。

ブラックホールの方向に高温ガスが星から吹き流されていることを示しているからだ。」



私は真面目に思うんだけれど、宇宙も止まっていたら生命も生まれないから、ブラックホールは宇宙の循環器官なのだと思うのね。

それか、かくはん機的なシステムを担っていると思います。