喘息を患われている方で、骨粗鬆症のお薬を飲み始めた患者さんがいらっしゃいました。
何故か喘息の発作が改善される傾向がみられたので、カルシュウムが喘息の症状に良い作用を及ぼすのかしら?
とチラリと思った事が有りましたが、カルシリティック(カルシウム感知受容体に作用する化合物)が効く様です。
また、このカルシウム感知受容体の研究は、喘息にとどまらず、ほかの呼吸器系の炎症性疾患の治療法の確立にも期待できるという。
現在効果的な治療法がない慢性閉塞性肺疾患(COPD)や、慢性気管支炎など・・・・凄い朗報だと思います。
futurusより
http://nge.jp/2015/04/28/post-103252
カーディフ大学の研究者が、喘息を引き起こす潜在的な原因と画期的な治療法を発見したというのだ。
カルシウム受容体がカギだった
カーディフ大学の研究者が、キングスカレッジロンドン、メイヨークリニック(米)の科学者と共同で行った研究にもとづいた論文を
『Science Translational Medicine』誌に発表した。
それによれば、カルシウム感知受容体が喘息を引き起こす、これまで知られていなかった役割がわかったという。
その論文は、あわせてカルシリティック(カルシウム感知受容体に作用する化合物)を使った既存の薬が、気道狭窄や気道過敏、
気道の炎症によって起こる呼吸困難(つまり喘息の症状)の治療に効果的だということも強調している。
この発見は、信じられないほどすばらしいものです。私たちは、アレルギー性喘息において、アレルゲンやたばこの煙や排気ガスによって起こる
気道の炎症と、気道の過敏性を結びつけるものをはじめて発見したのですとダニエラ・リカルディ教授は語る。
私たちの論文は、どのようにしてそれらのアレルギーの原因が、気道の組織上でカルシウム感知受容体を活性化させる化学物質を放出し、
喘息の諸症状を引き起こすのかを説明しています。
またカルシリティック薬を直接呼吸器系に噴霧することで、カルシウム感知受容体を不活性化
させて、喘息の諸症状を防ぐことができることも説明しています。
以上の記事を踏まえ、血液の二酸化炭素濃度の上昇は、気管支や気道への影響が大きいのですが、
私はカルシウムと二酸化炭素の関係を調べようと思いました。
参照
http://www.kokyuu.co.uk/newpage2.html