組換えウ イルスワクチンでは被接種者への感染のみ ならず、接種後に体外へ排出され第三者へ 伝播する可能性がある。場合によっては新 生児、妊婦、免疫抑制状態の患者等への伝 播リスクが存在することから、多くの健康 な人に投与される感染症防御ワクチンとし ての安全性を評価するためには、接種され る集団のみならず接種を受けていない第三 者を含めて安全性を評価する必要がある。 したがって、組換えウイルスワクチンに ついては、その高い免疫原性等の有効性の 評価方法に加え、自然界に存在しない未 知・未経験の人工的なウイルスが放出され るリスクや免疫抑制状態にある集団への伝 播リスクなどを考慮した安全性及び環境影 響について、他のワクチンとは異なる基準 が必要であり、本研究では組換え生ワクチ ンの有効性及び安全性確保のためのガイド ラインを策定することを目指す。
ばんさん
元データです。 2ページ目の右上辺りが伝播の事を述べています。