墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

6/22 福島へ!

2013年07月05日 | あきねぇ便り
スジャータプロジェクトで、石巻市鮎川浜にてカラオケ大会を開催することになりました!!

そこで、震災後初めて途中である福島に寄って見ることにしました。

それというのも、現在スジャータプロジェクトでは、新鮮でおいしい福島の野菜を応援しており、三春の野菜を各寺院行事等で販売しているからです。

スジャータプロジェクトブログでの紹介記事


今まで私も福島産の野菜のみならず、色々な食品に対して、産地をよーく見てから買うのが習慣になっています。
子供達には安全な食事を食べさせなければならないと思ってるからです。
風評被害だよ!と言われても安心できなかったのは、自分の知識不足のせいだと思い、この機に直接福島に出向きどんな様子で出荷してるか等この目で確認したいと考えました。


福島県三春町は郡山のすぐおとなりで、警戒区域や避難指示区域の方たちを受け入れ、多くの仮設のある町でもあります。

三春町HP

今回の目的地は、原発から50キロ程離れた福島県三春町田園生活館です。
ここには、ベクレルセンターも併設され、毎日食品の線量を測っています。

コチラで、最新の農産物のセシウム量が見れます。

それと、環境放射能測定値の最新情報も見れます。

6/14で、三春町は0.17マイクロシーベルトです。
埼玉は0.13。東京で0.05です。

全国と比較した地図


さて、当日郡山東ICで下りると、そこはのどかな田園風景の広がるとても素敵なところでした。

田園生活館につくと、早速館長さんが私たちを案内して下さいました。

田園生活館全景



野菜販売は、おとなりのベクレルセンターでセシウム値を測ってから販売されます。


ベクレルセンター


測定中


結果はこのように


ベクレル測定器は福島でもいち早く導入したのが三春町で、当時◯百万する高価なものでした。現在は300~500万?当初、国からの予算はなくこの町の人たちのお金で購入し自主検査し販売。そんな野菜は、経費がだいぶかかっているというのに、安く買い叩かれているのです。心が痛みます。




ここでは国の出荷基準値の100ベクレルではなく、自主基準値を20ベクレルと決めそれ以下の野菜しか出荷していません。
しかも、毎日持ち込まれる検体も、ごく一部の野菜以外はほとんど検出基準値内です。(20ベクレルというのは誤差の範囲内の数字です。)
怖いな…と食品への影響を危惧する方はぜひ調べてみて下さい。
どうしても数値が高くなる食品は、山菜のコシアブラ、タケノコ、原木シイタケなどです。
福島でなくても、他の検査をあまりしていない県でたまたまセシウム値が高い物がみつかったりするときもあります。
例えば、最近山形のコシアブラをたまたま測定した結果、国の基準値を超えていたとい報告もありました。

こうしてみると、先日TVで「福島の野菜は今一番出荷基準が厳しい安心野菜」といっていたのも理解できる気がします。

食事処


館長さんが幻の三春素麺をごちそうして下さいました。



稲庭うどんのような少し太い美味しい麺でした。


これもおまけ♪ここで作っている油揚げと凍みもちとふきの佃煮となす


食べ過ぎです!

食事の後は、館長さんが三春町を車で案内して下さいました。



三春ダム。この下に小さな村が沢山沈んだそうです。



三春滝桜


沢山見かける山間の仮設住宅。
村単位で仮設に入れるそうで、とてもまとまりのある仮説住民だと話してくれました。



福島に出かけるのは、なんとなく勇気が入りました。

でも、ここで住んでる方たちは、安心して暮らせる土地と安定した仕事(収入)を取り戻すために、並々ならぬ努力とご苦労そして覚悟が必要なことを知りました。

そして、あの豊かな自然と澄んだ空気、温かい人達のために、私たちに、何ができるでしょう。

福島の方たちにだけ、この重荷を背負わせていいのでしょうか?

あの原発で作られた電気は、たぶんアタシも使っていたんですよね。

せめて、あのたか~い測定器でセシウムを測った野菜をうちの子供達にも買って帰ります。







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