Run, BLOG, Run

http://d.hatena.ne.jp/bluescat/

あか~いワインよりも

2004年10月17日 21時21分12秒 | 呑食
 昨日、アップしようと思っていて、結局書けずじまいだった話 ... 。

 金曜日は、久方ぶりに会う友人と、吉祥寺で呑んでいた。

 その前々日に、「呑まない?」 なんて急に言われたのだけど、しばらく疎遠になっていたので、時間を作って、会うことにした。

 この友人から呼び出されると、いつも、なにか、話したいこと、訊きたいこと、というのがあることが多いので、内心ちょっと、どきどきしていた。

 ひょっとして、こっそり blog (のようなもの) を更新しているのが、ばれたのかな?? とか。

 「**ちゃん、見たよ。 なんか、へんなタイトルの blog,公開しているよね?」

 なんて、言われるのかも ... と。





 お互い酒豪なので、生ビール中ジョッキを五杯くらいずつ、いい感じに呑みすすめながら、いろいろ話をして、盛り上がった。

 ふと、私の呑みかけの ... といっても、底 1 センチあるかないかだけ呑み残しているビール・ジョッキを、女性店員のかたが下げに来た。

 あ、まだ、ほんのちょっと残ってる ... と思ったけれど、あれっぽっち、けちるのも めんどうだから、いいや ... と、そのまま下げてもらおうとしたら、私の友人が、

 「あ! それ、まだ残ってるから、下げなくていいです!」

 なんて言って、それを制してくれた。

 ちょっとびっくりしたけれど、はっきり、そう言える友人がうらやましいな、と思った。

 「ああ、ごめんね。 わたし、ああいうとき、はっきり言えないのよね ... 。 まあ、いいか ... とか思っちゃって ... 」

 と私が言うと、

 「いやあ、たとえ、ほんのちょっとでも残っていたら、下げないのが当然だから。 下げるとしても、一言断ってから下げるのが、フツウでしょう?」 と。

 友人は、新宿高層ビル街にある、オトナっぽ~いラウンジ・バーで、バーテンダーをしていたことがあるのである。

 うーん、かっこいいなあ。 かないませんわ。





 そんなこんなで、さらに呑みすすめていて、お互い、ビールに飽きたので、カクテルでも頼もうか ... ということになったとき、女性店員のかたがやってきて、

 「ビール、追加ですか?」 なんて訊いてきて。

 ビール党の女子二名だって、ばれてる! と、ちょっと笑ってしまった。

 (そりゃあ、ばれるか!)

 「いやあ、ビールは、さすがに飽きたんで、別なものを呑みます。 わたしは、生グレープフルーツ・サワーをください」 と、友人。

 私は、カクテルに鞍替えするにしてもビール・ベースのものが良いと思い、「レッド・アイ、ありますか?」 とたずねた。 すると、快く、ありますよ、と言うので、それを注文した。

 そうして、待つこと数分、私たちの元に、生グレープフルーツ・サワーと、赤ワイン が運ばれた。

 ん?

 生グレープフルーツ・サワーはいいとして、なんで、赤ワイン? ... と思ったけれど、気弱な私は、まあいいか! と思って、そのままそれをもらおうとしたら、友人が、

 「あれ? これ、ちがう!」

 と言ってくれて ... 。

 「あれ? お客さま、赤ワイン、頼まれましたよね?」

 「いえ、レッド・アイを頼んだんですけど」

 「え! レッド・ワインじゃないんですね」

 うわ~ん、レッド・ワイン! 私の滑舌が悪いのね!

 それにしても、赤ワインを頼むときに、「レッド・ワインを ... 」 なんて言う人、いるか?! と思って、そのことのほうが衝撃的だったりして ... 。

 だって、じゃあ、白ワインを頼むときは、「ホワイト・ワインを ... 」 とか言うの? うーん、ありえない ... 。





 私が、「いいです、これ、呑みます」 と、赤ワインを呑もうとしたら、

 「いえ、大丈夫です。 お取替えします!」 と言って、赤ワインを引き取ってくれて、レッド・アイを持ってきてくれた。 友人に、はっきり言ってもらったおかげ。 はっきりと言えるのって、ほんとうに、いいなあ ... 。





 そして、結局、友人の話は ... というと、さいきん、私が付き合いが悪いので、どうしたのかな? と心配して ... とのことだった。

 ええと。 じつは、blog 更新にウツツを抜かしていて、あまり外で呑まなくなっていただけなのだが ... 。 友だちに、そんな心配をかけていたとは、申し訳ない ... 。 (反省)





 そんなこんな、いろいろありながら、その夜は閉店までその店にねばった。

 わが友人は、なんだかんだ、お店の人に言ったりもしたが、お会計を終えて、帰るときには、「ごちそうさま。 おいしかったです。 また来ます」 と、お店のかたがたに ことばをかけていた。

 じぶんが、“提供する側” に立ったことがあるからこそ、“提供された側” として、最大のことばをかけているのだろう ... と思った。

 きっと、お店の人も、うれしかったのじゃないかしら??

 おいしい、って言ってもらえて。 また来ます、って言ってもらえて。

 気持ちよく、仕事が終えられたのなら、いいなあ。





 うん。 私も、今度、真似してみようかしら ... ?










 BGM:
 Yasuyuki Okamura ‘Daisuki’

 (きみが大好き(?!)、あか~いワインよりも ... )


コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただ、そこにいるだけで / Zoom Zoom Zoom

2004年10月15日 17時16分33秒 | 想在
 東京に住みはじめて、何年になるだろう?

 大学に行くようになってから、だから、十年くらい ―― ?



 私の住んでいるアパート、というか、ビルは、オフィス/商業地区の一角にある。

 ビル自体も、オフィス用の雑居ビルで、住居として利用している人は、私しかいない。

 (ちょっとした伝手(つて)で、住居として借りることができた && 人が住めるように、特別にリフォームしてもらった)

 一階が、イタリアン・レストラン。 トラットリアと書いた方がいいのかしら。

 ほかに、出版社とか、介護サービスの事務所とか、リサイクル・ショップなどが入っている。

 昼間は、それらの会社に勤める人たちがやって来るけれど、夜には、退勤して、ほとんどだれもいなくなる。

 ちょうど、昼間家をあけて、夜帰ってくる私とは、逆である。

 これが、私が、このビルに住むことにした、大きな理由。

 というのも、住居として住んでいる人が、だれもいないので、お隣りの部屋やご近所の人たちに、気を遣わないで済むから。

 音楽をガンガンにかけても大丈夫だし、楽器も鳴らせるし、友だちを呼んでワイワイやるのにもいいし。



 ああ、そういえば。 東京に出てきて間もないころ、郊外の住宅地に住んでいたことがあったのだけれど、超ミニ・スカートにピンヒールの靴をはいて歩いているだけでも、ご近所のかたの眼差しが冷たかったことがあった ... 。

 (あるいは、若さゆえの自意識過剰さから、勝手にそう思い込んでいただけなのかもしれないが ... )

 じぶんの好きな恰好をして、勝手に気ままに暮らしていきたい私には、ちょっと、居心地の悪い町だった。 もっとも、郊外住宅地 (suburbia) には、郊外住宅地の良さがあり、都心には都心で、いろいろ難はあるので、一長一短なのであるが ... 。



 「こんなところに一人で住んでいて、こわくない?」 なんて訊かれることが、ある。



 たしかに、万が一のときが、不安になることもある。 いざ、じぶんの身になにか起きたとき、だれにも助けてもらえないのでは ... と。 眠れなくなる夜も、ないことはないけれど。

 この、気ままな暮らしに慣れてしまったので、なかなか引っ越せないでいる。

 みんなで騒ぐときには、思いっきり騒ぐけれど、独りの時間というものも好きな私にとっては、ちょうどいいのかもしれない、なんて。





 三ヶ月くらいまえからであろうか。

 私の住むビルの、まんまえに、大きなビルが、ある。 いちめん、ガラス張りの。

 そこで、夜中、若者たちが、ダンスの練習をしはじめた。

 Hip Hop というのだろうか、シャカシャカ・ズンズンした音楽を、大音量でかけて、ガラス窓を鏡代わりにして、練習にはげんでいるのだ。

 周囲には民家はなく、夜は、閑散としているから、ここでなら、思う存分、ダンスの練習ができる、と思ったのだろう。

 私のほうはというと、さいしょは、うっさいナア~、なんて思って、正直いうと、ちょっと迷惑だった。 なんというか、ダンスミュージックは、決してきらいではないのだけど、ラジカセから風に乗って聴こえてくる、あのかわいたシャカシャカした音と、ズンズンズンと響くベースラインが、神経にさわるのである。

 しかし ... 。 明日を夢見る若者たちのため、まあ、しょうがない、と、がまんすることにした。

 私ひとりががまんすれば、いいのだから、と。

 それに、考え方を変えると、この、都会のかたすみの孤独な夜に、すぐそばにだれかがいる、というのが、ありがたくもあった。

 いざ、というとき、助けになってくれるかもしれない? 防犯対策としてもぴったり? なんて思って。

 そのうち、シャカシャカ・ズンズン も、だんだん気にならなくなった。

 なにしろ、ほぼ毎晩、私が帰宅するころには はじまっていて、寝るころにも まだやっているくらいだから、慣れないほうがおかしいのかも?

 そうして、がんばってるんだなあ、とか、やってるやってる、くらいな感じで、ほほえましくさえ思いはじめていたのに。

 十月に入ってから、若者たちが現れなくなってしまった。

 雨の日が多いせいだろうか。 いやでも、ちょうど屋根のあるところで練習していたみたいで、それまでは、雨の日でもズンチャカやっていた。

 雨の日も、風の日も、ほぼ毎日、欠かさず、練習しに来ていたのに ... どうしてだろう?

 ダンスへの情熱が冷めた? ―― 三ヶ月間、ずっと練習してきたのに?

 場所を変えた? ―― それならいいのだけど。 でも、夜中にズンチャカかけられるような場所、この付近で、ほかにあったかしら?

 それとも ... 。 だれかに注意されたのだろうか?

 たとえば、その練習場にしている会社の人が? あるいは、周囲の会社の人が ... ? わがビルに入っている出版会社の人が、たまたま仕事で徹夜となったときに、音楽がズンチャカ聴こえてきて、うるさいと、警察にでも通報した?

 うう~ん、どうか、そういった理由でなければいいのだが。

 情熱が一時期冷めただけならば、また燃え上がることもあるかもしれない。 場所を変えてみたとしたら、、また戻ってくることもあるかもしれない。 しかし、せっかくの練習場所を追い出された、ということであったら ... 。

 ちょっと、かなしいなあ。

 都会って、いろんなことがストレスの素になるから、仕方のないことなのかもしれないけれど。

 ダンスもできやしない、都会って、世知辛いものなのかなあ ... なんて。





 だれとも会わないときは、夜のしじまのなか、ひとり、さみしく、過ごす日々。

 以前に戻っただけなのにねえ ... 。







 そうして、二週間ほど過ぎた昨夜 ... 。

 帰宅してみたら、どこかで聴いたような、ズンチャカした音が、風に乗って聴こえてきた!

 窓の外を見てみたら ... 若者たちが踊っているではないか!

 いったい、この二週間、どうしていたのだろう ... なんてことは、どうでもよかった。



 ただ、彼らが、そこにいたことがうれしかった ... そんな、秋の夜であった。










 BGM:
 David Bowie ‘John, I'm Only Dancing’


コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンクでつながる / コメント用 bookmarklet

2004年10月13日 23時27分25秒 | goo ブログ / blog
 昨日、blog における 「コメント」 と 「trackback」 について、書いてみました

 「コメント」 と 「trackback」 で、いろんな 人 と、つながっていくことができる ... と。

 ええと、私は、コメントを残すとき、ほぼ、かならずのように、URL を記入するようにしています。

 ご存知のように、URL を記入すると、リンクが張られますが、よいしょっと、ここで辞書を ... 。

 リンク (link) とは ...


━━ n. (鎖の)輪, 環; (編物の)目; 連鎖, 連結(部); 連結するもの[人]; きずな; 関連(性); (一連の推理などの)一段階; (普通pl.) カフスボタン; 【コンピュータ】リンク, 連結; 【コンピュータ】(pl.) 伝送路; 【測量】リンク ((1chainの100分の1)).




 とあります。

 “リンク” が、まさに連結させるもの、ということなのでしょうか。



 コメントへ URL を入力する・しない、ということについては、それぞれ、各 blogger さんのポリシーや事情、その他もろもろあると思います。 ただ純粋に、ことばの 「やりとり」 をしたい、とか、そういう理由もあるかもしれません。 (2004.10.14 追記)

 今回は、その是非については、割愛します。

 今日は、コメントへの URL 入力がめんどう ... というかたに、bookmarklet をご紹介してしまう、という、ひさしぶり(?)に、紹介モノ記事を ... 。

 ちなみに、[goo ブログ] 専用、かつ、各記事を開いた場合専用 (コメント入力用の小さい窓には適用されません ... ) になりますが ... 。

 お役立ていただけたら、さいわいです。





 ええと、この blog の [Book Mark] 欄を見ていただくと、いちばんしたに、



   bookmarklet
   コメント入力欄用(じぶん用)



 というリンクがあります。

 (ちなみに、ふと、思うところあって、昨日、Book Mark を変更しました ... )

 このリンクをブラウザーのお気に入り (ブックマーク) に追加ください。
 (Windows / Internet Explorer の場合、リンク上で右クリック - [お気に入りに追加] .
 以下、Win / IE での操作方法を記述します ... )

 すると、


ダイアログボックス



 「追加しようとしているお気に入りは、安全でない可能性があります。続行しますか?」

 という警告ダイアログボックス (bookmarklet をお気に入りに追加しようとすると、表示されてしまうメッセージです) が表示されますが、ここは、[はい] を。

 追加時の 「名前」 は、お好きなものに変えてください。

 そして、そのままですと、この bookmarklet は、ワタクシ専用のものなので、少々変更を加えます。

 追加したお気に入り上で右クリック - [プロパティ] を選択すると、


プロパティシート



 プロパティシートが表示されます。

 [URL] 欄の、



 javascript:document.form1.name.value=%27byrdie%27;document.form1.url.value=%27http://blog.goo.ne.jp/byrdie/%27;focus();



 赤字の部分をご自身のハンドル (例: 花子)、青字の部分をご自身の blog の URL (例: http://blog.goo.ne.jp/hanako/) に変更します。

 そして、変更を保存 (プロパティシートの [OK] ボタン押下) すると、ご自身専用の bookmarklet に変更完了です。

 blog の各々の記事を開いた状態で、この bookmarklet をクリックすれば、[名前] 欄にハンドルが、[URL] 欄に URL がセットされます。


コメント



 ただ、これだけなのですが、入力の手間が省けて、かなり楽です。





 (ほんとうのところ、cookie が保存できればいちばん楽なのですけど ... ぼそっ)





 あと、もしくは、日本語入力システムの辞書登録機能を利用する、という手もありますね。

 “URL” と入力し、変換すると、候補にじぶんの blog の URL が出てくるように登録しておく ... という。

 辞書登録については、



  ・「辞書登録の方法/IME」 (Windows 標準の MS-IME での登録方法)

  ・「ATOK 辞書テキスト・ファイルの登録の仕方」 (JustSystem 社の ATOK での登録方法)

  ・「ことえりでがまん!」 (Mac OS / Mac OS X 「ことえり」 での登録方法)



 などをご参照ください ... 。





 こんな感じですが、たのしい blog ライフにご活用いただければ、さいわいです ... 。

 また、ほかにもっと楽な方法がありましたら、おしえていただけたら、うれしいです。










 [追記]:
 コメント欄のつながりについては、π氏さんがすでに書かれています ... 。

 ・『π氏の雑記(PCのジャンキー)』 - 「■コメント欄の綱渡り。」

 (trackback,お送りしました)










 BGM:
 Van Dyke Parks “Song Cycle”

 (blog cycle のなかにいる、私 ... )

コメント (29)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つながるしあわせ / 一読者としてのブログ考

2004年10月12日 14時33分40秒 | goo ブログ / blog
 [goo ブログ] で、blog を書きはじめて、半年が過ぎた。

 じぶんの記事を書くのに精一杯だったのと、blog というシステムの特性をあまり理解していなかったので、やりはじめた当初は、あまり活発に交流することができなかったのだが、少しずつではあるが、さまざまな交わりが拡がっていくのを感じて、うれしい日々。

 いろいろなところで、いろいろなかたが、すでに言われていることだけれど、これは、やはり blog というシステムの持つ、即時性と、連携性/連鎖性によるものなのかな、などと考えたり。



 まえにもここで書いたことがあるけれど。 私は、とある音楽情報誌の web の管理人をしている。

 当然のように、カウンターも付けていて、アクセス数は、多いときで、一日 300 visit (トップページにのみカウンターを付けている)。 少ないときは、100 を切る。

 掲示板にしても、にぎわうときには、書き込みが爆発的に増えるけれど、二、三日新規の書き込みがないことだってある。

 一応は全国誌といえど、そんなものなのだ。 (某ロッキン・オンみたいなメジャー誌とはちがうのだろう ... )

 どっこい blog ときたら。 なんでもない一個人の、なんでもない blog なのに、ほぼ毎日更新していれば、先述した web サイトとは比べられないくらいのアクセス数が稼げてしまう。

 (むろん、[goo ブログ] の集客力によるものもあり、また、[goo ブログ] では page view 数をカウントしているので、正しい比較にはならないのだが)

 blog 人気も、納得である。

 先述の音楽誌のサイトでリンク登録している web サイトからも、「いまはやりのブログを開設してみたんで、アドレス (URL) 変更お願いします」 なんて依頼が来たりするし。

 "web" が、確実に時代に取り残されていくような、そんな気がしてならない ... 。



 そんななか、blog というシステムの特性のひとつ、「コメント」 と 「trackback」 について、ちょっと、いままでとは違う視点で語ってみることに。







 みなさんは、訪問先、どうやって開拓されているのでしょう。

 「開拓」 って、あまりしていないのでしょうか??

 私は、[goo ブログ] の新着記事一覧をよくチェックして、興味のある記事タイトルのもの、気になる blog 名のところなどを訪問しています。

 記事を読んでみて、じぶんのこころに響くものがあると、過去ログも遡って見てみたり。

 その後も、新着記事一覧を見ていて、「あ、この blog 知っているな」 というものを見つけると、ふたたびのぞいてみます。 前回訪れたときから更新されていないと、すぐにブラウザを閉じてしまったりすることもあり、逆に、まめに記事が更新されているだけでも、ふむふむ、なんて思ったり。 (なんかえらそうだ ... 私)

 そうして、何度か訪問して、気になる記事がつづくと、じぶんのなかの 「巡回先」 として、脳内にインプット、もしくは、ブラウザーの bookmark に登録したり。

 そして、どうしても、気になるときは、コメントを残したりして。

 そんな感じで、じぶんで blog (のようなもの) を開設していながら、一読者としても、blog を楽しんでいるのかもしれない。

 ここさいきん、[goo ブログ] だけでも あまりにも blog が増えたのと、仕事をさぼって blog 更新にうつつを抜かしていたツケが回って、仕事がバタバタしてしまったために、新着一覧からのチェックがあまりできなくなってしまったのだけれど ... 。



 コメント欄の URL や trackback 一覧から辿れるところは、知っている blogger さんがすでにコメントを書きのこしていたりして、ちょっとうれしかったり、親近感が湧いたり。 それはそれで楽しい。

 けれど、新着記事一覧から辿ると、ぜんぜん知っている人のいない blog があったりして、まるで、知らない世界へ紛れ込んでしまったような気がして、ちょっぴり、どきどき・わくわく。 一味ちがった楽しみがある。

 あえて、じぶんからはコメントを残すのはやめておこうかな ... 。 でも、勇気を出して、輪のなかに飛び込んでみようかな ... 。 などと、煩悶するのも、また楽しかったりして?

 そうして、ひそかに訪問しつづけている blog に、じぶんの知っている blogger さんがコメントを残しているのを見て、「あ!」 と、うれしいびっくり。

 ああ、やっぱり、この人とこの人は、感性が合いそうな気がしていた、とか、趣味が似ているかも、なんて思っていたから、良かったあ ... なんて、勝手によろこんで。

 trackback についても、そう。

 ああ、あの人とこの人、同じテーマで書いている。 でも、お互いに知らないみたいで、trackback を送り合っていない。 ああ、なんとか知らせられないかしら ... なんて、余計なことを考えつつも、どうにもできず、そのまま見守っていると、そのうち、trackback を送ったり、送られたりしていているのを発見して、「あ! ついに!」 なんて、やはり勝手にうれしくなって。

 そうして、どんどん、じぶんの知っている blogger さんと交流していくさまを見て、さらにうれしなって、ついには、じぶんのところへも来ていただいたりして ... 。

 コメントと trackback で、どんどんつながっていく ... 。

 blog って、ほんとうに大きな宇宙だなあ ... 。

 とても、感慨深いものが、ある。

 星と星が、つながっていくのを、宇宙ロケットからながめているような感じだろうか。

 星座みたい? 天体観測?

 しかしながら、blog のすごさは、無限のつながりが可能ということだろうか。

 これからも、一読者として、blog そのものと、blog 間のつながりを、じっと見守っていきたいなあ。 なんて思っている。





 そんなじぶんも、もしかしたら、ひとつの星として、そんなふうに見られているのカナ? なんてね ..... 。










 BGM:
 The KINKS ‘Celluloid Heroes’

   Everybody's a dreamer
   Everybody's a star ...


   (とっても、かなしい歌なのだけれど ... )





 trackback to:
 ・『BLOG STATION』 - 「楽しいトラックバック」

 (この記事を書くきっかけ ―― いちばんさいきんに書いた、創作系(?)記事への trackback ―― をくださいました)

 ・『★☆★ goo ブログ かわら版 ★☆★』 - 「【 goo ブログ かわら版 10/10号 】」 にも trackback ! (2004.10.12 23:40 追記)









 当 blog 内関連記事:
 「宇宙遊泳 / Galactic Cowgirl」


コメント (23)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

んんん~

2004年10月11日 23時55分40秒 | 想在
 二、三日、blog 更新を休んで、ちょっと、余裕ができました。

 ことば、が、だいぶ、たまりました。

 ぼちぼち更新していきます。



 (コメントのお返事、遅くなって申し訳ありません)










 関連記事:
 「蜜と意味」


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10.8 / ストレイト・ストーリー

2004年10月08日 23時59分59秒 | 映画
 台風が、やってくるから

 今夜は、いっしょに、ヴィデオでも、観よう。

 お気に入りのソファーに、仲良く並んで、観る

 『ストレイト・ストーリー』

 うつくしい風景。 音楽。 役者たちの表情。

 ゆっくりと、時間が流れていく。

 そこへ、こんなシーン。



   「今日は、何日だい?」

   「十月八日だよ」



 あ! と顔を見合わせる、わたしたち。

 こんな、なんでもない、しあわせ。










 BGM:
 Neil Sedaka ‘Calendar Girl’


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震・雷・火事 ...

2004年10月08日 18時20分03秒 | Hey, DJ !
 ここのところ、バタバタしている ... 。 ............................................................

 もう金曜日。

 すこしずつ、記事をアップしていこう ... 。

 ええと、タイトルは、あまり意味はないです。

 むかしは、「火事」 のあとに、「親父」 が つづいていたのですよね。

 いまは、どうなのでしょう?



§




 おとついの地震のときは、いつものお店で DJ をしていた。

 (DJ 関連記事(?)は、こちらをご覧ください ... )

 じぶんも含めて、お客さんも、なんとなく、まったりモオドだったので、フィリー・ソウルとか、ゆるやかなファンクとか、ジャグ・バンド、ジャム・バンド、ウェスタン・スウィング、などなどをかけた。

 (↑ は、ジャンル名です。 音楽にあまり興味のないかた、すみません)

 ノリノリで曲をかけていたら、とつぜん、地震が。

 さいしょ、じぶんが酔っぱらって、ゆれているのかしら ... なんて思った。 あらやだ、わたしったら、酔っちゃった? と。 

 あるいは、だれかが酔って暴れ出したかと。

 はっとお店のカウンターに目をやってみたら、

 「ばか! 早く離れろ!」

 と、店主に怒鳴られた。

 しかし、なにを思ったのか、私は、DJ ブースのすぐうしろにあるレコードラックを両手で支えてしまった。

 そう、大事なレコード !! 命よりも ... ?!

 しばらく、揺れが収まらなくて、内心こわかったけれど。

 なにごともなく、無事に済んだ。

 ア~、よかった、よかった。

 あとで、レコードラック上部を見てみたら、「突っ張り棒」 が、ぜんぜん突っ張っていなくて、ガバガバだった。

 うわあ。 もしかしたら、レコードラックがたおれて、もろとも下敷きになっていたかもしれないのだ ... 。

 でも、レコードに埋もれて 逝く ... なんてのは、DJ としては、かっこいいカナ?? なんて思ったりして。

 ああ、でも、やっぱり、そんなの、いやだ!



§




 ああ。 そうだ。 地震で思い出した。 むかし、考えた小話。

 O ヘンリーの 『最後の一葉』 をもじったものなのだが ... 。



§




 病床の娘。

 窓の外の、一本の木。

 秋が訪れ、一枚一枚葉が散っていく。

 そして、最後の一葉になったとき、娘は、

 「あれが散るときが、きっとわたしの最期なんだわ ... 」。

 それを聞いて、こころを痛ませる友人たち。

 ある日のこと。 娘と友人たちとが、談話をしていたら、大きな地震が。

 しばらく大きく揺れ、余震もかなり長い間つづいた。

 ふと、なにげなく窓の外を見てみると、「最後の一葉」 が、いまにも散ってしまいそうなくらい、ぷらぷら揺れて ... 。

 固唾を飲んで見守る一同。

 そのうち余震も収まり、なんとか たえぬいた「最後の一葉」。

 娘も、友人たちも、ほっと一息。

 「最後の一葉」! すごいじゃないか! あんな大地震にも たえてみせるなんて!

 友人の一人が、感激して、窓をガラリと開けて、「最後の一葉」 を褒め称えようとしたら、その空圧でか、「最後の一葉」 がひらりと散っていった ... 。










 娘がショックで、悲しむのではないか ... おそるおそる振り返ってみると ...

 娘は、可笑しくてたまらない、といった様子で笑い転げていた。

 その後、娘は、病を克服して、「最後の一葉」 を散らした友人と、結婚した。















 BGM:
 ‘枯葉 / Autumn Leaves’





 trackback to:
 ・『Three frogs which smile.』 - 「こんなに揺れるうちはいらない」





 当 blog 内関連(?)記事:
 ・「7.17 / ムーン・リバー」










 ---
 思い出したので、追記。 (2004.10.9)
 ・『死に様占い』



有名になりたいと思ったあなたは、得意だったスポーツの分野で偉業を成すことにする。
世界初、62段の跳び箱を飛び越えるも、着地に失敗。
頭から着地して、首の骨を折る。

死因: 頚椎骨折
死因の種類: 不慮の外因死
死亡した場所: 陸上競技場



--------------------------------------------------

あなたの死に様は、残念ながらCランク



とのこと ... 。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨に唄えば / Just singin' in the rain

2004年10月05日 22時58分23秒 | 想在
 昨夜は (今日もだけれど)、寒かったので、友人を呼んで、お鍋をした。

 野菜たっぷり、魚介類たっぷりの、キムチ鍋。

 わが家のキムチ鍋は、キムチは入れない。

 「桃屋」キムチの素で味付け。

 キムチの素だけでは、味に深みが出ないので、味噌とコチュジャンも、少々。

 身もこころも、ほんわか、あたたまった。

 朝までさわいでしまって、少々、二日酔い。





 この、どうしようもない、宴のあとの倦怠感のようなもの。

 そして、降りつづける雨が、ことばを、思いを、流して、呑み込んでしまっているのだろうか。

 書きたいことがあったはずなのに、キーボードを打つ手も、ぎこちない。

 こんなときに、あたためていたねたで記事を書いてしまっては、うまいこと書けそうな気がしない。

 今日は、やめておこう。

 きっと、やまない雨はない ... 。

 明日には、洗い流された、あたらしい朝が迎えられるといいのだが ... 。





 BGM:
 Gene Kelly ‘雨に唄えば / Singin' in the Rain’

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10.4 / 探しものは、なんですか?

2004年10月04日 16時28分29秒 | 想在
 今日は、「探し物の日」 とのこと。



NTTの電話番号案内が104番であることから。

失くした物をもう一度本気で探してみる日。



 なるほど ... ??

 「番号案内の日」 とせずに、「探し物の日」 としたところは、ちょっとステキかも。

 しかし、出てくるかなあ。 失くしたもの。

 これまでに、いろんなものを失くしてきたが。

 失くしたことさえ、気がつかないで。

 記憶の彼方に追いやられたものたち。

 今日は、部屋の掃除でも、してみようかしら。

 なにか、出てきたら、

 いいなあ ... 。





 「モシモシ。 104番さんですか? こちらは、いまのわたしですが、過去のわたしを探しています」

 ―― 「見つかるかどうか、は、あなた次第です」














 関連情報:
 「無料電話番号案内 104.com」





 BGM:
 Janis Joplin ‘Try (Just a Little Bit Harder)’

 (十月四日は、Janis が亡くなった日でもある ... (1970年)。 二十七歳の若さ ... 。 合掌)

 (この曲は、数年前、James Brown の来日コンサートで、バック・コーラスの女性(JB の奥さん??)が、メイン・ヴォーカルをとって披露していた曲でもあります。 しかし、Janis のシャウトには、かなわないよなあ ... なんて思ってしまったものでした。 ... Janis の生歌を聴いたことはないけれど)


コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京は今日も雨だった / ねこは眠る

2004年10月03日 18時23分42秒 | 想在
 (ええと、父がカラオケ好きなもので、その影響か、つい、ムード歌謡ふうに ... ?)



 友人 (というか彼) が、昨夜、わが家に泊まりに来た。

 今日は、三時から予定があるとのことで、それまでは、いっしょに過ごせるはずだったのだけど。

 今朝、目覚めたら、「やばい、洗濯物干しっぱなしで来ちゃった」 とのことで、洗濯物を取り込みに、じぶんの部屋に帰ってしまった。

 洗濯物には、勝てないよなあ。 それぞれ一人暮らししている者同士、仕方がない。

 (この後、夜、某所で会える予定なので、ま、いいか ... とも思っている)





 彼の部屋に、よく、アパートの大家さんちのねこが勝手に遊びに来る、というを一度したことがあるけれど。

 そのねこ、「まる」 が、いつも部屋でごろごろさせてもらってるから ... なんて気を遣って、洗濯物を取り込んでくれたらいいのにね。 なんて言ったら、彼は、ちょっと、ウケていた。

 洗濯物を取り込むねこ ... 。

 うう~ん。 たしかに、想像しただけでおかしい。

 「だめニャー」 とか言って、爪にひっかけて、次々と洗濯物を取り込む姿、とか、「ニャンニャン」 言いながら、洗濯物をたたむ姿、とか ... 。

 ありえない、けれど。

 そして、にんげんの勝手な妄想などつゆ知らず、ねこたちは、のーんびり、のほほん、気の向くままに、眠りこけているのだろう。

 とくに、こんな、雨の降る日には ... ?





 そういえば、うちの実家のねこは、洗濯物を取り込むと、洗濯物の山にダイヴするのが、好きな子だった。

 洗剤のかおりと太陽のにおいが混ざった、あの、独特のにおいが、好きなのだろうか。

 洗濯物を取り込み終えると、「いまだ!」 と言わんばかりに、遠くからとっとこ走ってきて、思いっきりダイヴし、ごろごろ・すりすり。 思いっきり暴れて、そのうち疲れて、そのまま寝てしまったりして ... 。

 ああああ。 洗濯したばかりなのに、毛だらけ ... 。

 でも。 かわいいから、つい、ゆるしてしまう。

 しかし、なんでまた、あんなに洗濯物が好きだったのだろう。 そして、なんだったのだろう、あの必死さ。

 ねこって、ときどき、どうでも良さそうなことに、必死になったりして、おかしかわいい。

 そんなうちの 「ちび太」 は、三年前に亡くなってしまった。

 ちょうど、いまくらいの時期だ。

 ふと、そんなことを思い出した、雨の日曜の、午後だった。





 BGM:
 (tradition song) ‘My Baby Don't Wear No Drawers’

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする