阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

10月5日 広島県立図書館「オイディプス王」など

2019-10-12 09:59:54 | 図書館
 父の退院が7日の月曜日に決まった。父が入院している病院から図書館までは路面電車で電停4つ分、歩いても30分かからない距離なのに心の余裕がなくて中々行けなかった。今日は退院二日前ということで持って帰る荷物もあったのだけど、久しぶりに図書館に寄ってみることにした。

 まず気になっていたのは、県立図書館のツイッターで見たおすすめの本ソポクレス「オイディプス王」これはいつもコピーでお世話になっているNさんのおすすめになっていることもあり借りて帰った。最近狂歌ばかり読んでいたから、新鮮で面白かった。二十年前たった一度の海外旅行でモローのサロメを見たのがきっかけでワイルドの戯曲を読んだ時の事を思い出した。時間があれば、もっとこのあたりのお話を読んでみたいと思った。それから、訳者の藤沢令夫先生は学生時代に講義を受けたことがある。なにしろ四十年近く前で記憶が曖昧だけど、難解なテキストだったような気がする。

 それから父のために介護食と食道発声法の本、後者は専門的でわかりにくかった。やはり発声の教室みたいなところに通わないと難しいということだろうが、父の場合そこまでの移動が難しい。

 久しぶりに上方狂歌も借りて帰った。しかし、父の介護もあって中々進まない。集中力が一度途切れると難しい。読書の時間をどうやって確保するか、今はオイディプス王のようにストーリーがある物の方が良いのかもしれない。