阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

短歌 その5 (2012年)

2014-04-23 16:31:23 | 短歌(まとめ)

 

 

        平成二十四壬辰年 元日

  ぶちぶちとカズノコ食えばぶちぶちと まだぶち悪い年と言うまあで

 

        公園で犬の散歩の啓太君に会ひし時

  みぎひだりステップ踏んで走り出せば見えぬボールに犬がとびつく

 

        啓太君のCK@川内小

  武田山に向ってコーナーキック蹴る背中の10が光る春の日

 

        本場夏柑

  だだ甘いだけはダメじゃろ果物はすいいのが良し萩の夏みかん

 

        題不知

  脱獄も槙野も仕事もほっといて話しこんでる公園の隅

 

        待周防徳山君

  いつか君を見送りそこねたバス停の明日の時刻と振るマフラーと

 

       不審雉 

  安芸矢口手前のトンネル出たところにいつもいる雉置物だろうか

 

        二月十余日差入

  チョコならば幸せだったか問いながら かみしめている揚げおかき塩

 

       グリル大山 

  米子駅二階の隠岐のイカ丼は割子も付いて言うことぞなき

 

       決定力不足 

   我が人生ゴールはなくてパスばかりとハットの君を妬ましくみる

   そこでパスか打つところじゃろ言いながら二文字足らぬメール悔やめり

 

       啓太君十八番 

  右サイド上がる選手をちらと見てななめうしろに蹴る得意技

 

       頓原町一福

  琴引の舞茸天と濃口のつゆがよく合う一福の蕎麦

 

       カンジのFK 

  ペナの外両手でボールセットしてにっこり笑う君たのもしき

 

       プログレスリーグ最終節

  引き分けてまわれ右した暗き背にさあ行こうぜと叫び続ける

 

       サンフレ初優勝

  本当に優勝したよ ハルキ君のカッパの向うセレモニー見ゆ

 

        一年生好紫花

  カンジらがなぜか何度も歌い出す 心にいつも紫の花

 

        場所取りのあとAシティへ

  フウの木に優勝の二字となえながら 君とあるいた立冬の朝

 

 



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