阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

小柴胡湯加桔梗石膏

2020-02-19 10:40:49 | 日記
(おことわり:この記事は、漢方薬がコロナに効くというお話ではありません。そういう趣旨でいらっしゃった方は以下を読んでも得るところがないかもしれないです。)

 昨日は私の通院、この時期あまり病院に行きたくないが、風邪薬を切らしていてもらっておきたい。昼頃には雪もすっかり解けていて、徒歩で出かけることにした。可部の奥の山からの季節風を正面に受けて、行きは向かい風だった。かかりつけの漢方医の午後の診療は14時半からで、14時から待合室に入れる。逆算して14時ぴったりにつくように出たつもりであったが、逆風で14時3分ぐらいについた。いつもならこの3分で数人違ってくるところが、前に3人しかいない。午前より午後の方がすいてはいるけれど、今までこんなことはなく、いつも順番が回って来るのは15時半以降だった。これも新型肺炎の影響だろうか、15時前には名前を呼ばれた。

 この漢方医が出してくれる風邪薬はツムラの1番、おなじみの葛根湯と109番の小柴胡湯加桔梗石膏、もちろんこれは風邪の初期であって、慢性化すると別の漢方薬になる。小柴胡湯加桔梗石膏は貞国の狂歌にも出てきた小柴胡湯に桔梗と石膏を加えたもので、扁桃炎などに効くと書いてある。漢方医は前回この薬を出してもらった時に、「インフルにも効く」と言った。ほんまかいなと調べたら、ウイルス性の扁桃炎に効果があると書いてあるページがあった。しかしツムラの公式にはそんな事は書いてない。この先生は患者のストレスという部分をいつも重視していらっしゃるから、方便みたいなもんだろうか。しかし、もう一つの葛根湯は熱が出てしまったら効果がないと言われているから、ちょっと熱っぽいなと思った時に109番を飲んでいたら、私の場合はこちらを先に切らしてしまう。切れたらもらいたくなるから、気分的には効いているということだろうか。

 さて、前回は「インフルにも効く」と言われたもので、それなりに期待して風邪薬をお願いしたら、今回は「イチマルキューはコロナにも効くから」と予想通りのコメントがついてきて内心うれしかった。私の場合変な宗教の勧誘には気をつけないといけないと常々気をつけてはいるけれど、既に引っかかってしまっているのかもしれない。

 いつもの電気マッサージのあと、処方箋を持って薬局へ行って「先生は109はコロナにも効く言われたけどほんまじゃろうか」と聞いたら、薬局のオヤジは「それは新しい情報、買い占めようかな」と笑っていた。なぜか、すっきりした気分で帰途についた。私の持論としては、人文科学といえどもサイエンスであり、いつも真実を知りたいと思っているつもりである。しかし、医者については、この漢方医に次もお願いしたいと思ってしまう。どういう訳かは自分でもわからない。

 
  不安なれば鰯の頭も信心と百九番の漢方薬のむ





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