命のカウントダウン2(健康余命691日)

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私が感動した天文現象 No.2

2025-03-10 22:28:28 | 天文現象
私が超感動した天文現象、2つあるのですが、そのうちの一つがこれ、2001年11月18日から19日にかけて出現したしし座の流星雨です。

流星群って毎年何度かTVでも報道されますよね。1月年明けのしぶんぎ座流星群、お盆の頃のペルセウス座流星群、 12月中旬のふたご座流星群。 が、3大流星群として有名です。

普通の人よりはちょっとだけ天文好きな私。でも、一晩中寝袋にくるまって星空を見続けるほどの流れ星マニアではありませんので、ペルセウス座流星群の極大日で月が邪魔にならない時などにだけ、空を見上げに行く程度でした。じっと見ていても、1時間に10個程度流れ星が見えたら上等という程度ですから。ベテランの方が暗いところで観測すると、私が見える数倍から10倍程度数えられるらしいのですが、同じ空を見ても、「報告されるほど」多くの流れ星を見ることは無くて、いつも失望しておりました。

それがですねぇ。一度だけですが、全く逆の結果になったのです。それが2001年11月18日の深夜でした。

前日位からTVなどで、「今年のしし座流星群は凄いかもしれない」と、報じられていました。それでも、いつもいつも裏切られ続けて来たので、何処にも出かけませんでした。あの時に戻れるならば、そうですねぇ、大台ケ原駐車場に行くでしょうねぇ。

私は当時真菅駅のほど近くの小さな一軒家に住んでいました。午後11時ころだったでしょうか。配偶者と二人でなんとなく窓から外を見たら、何かが視野を横切りました。あれっつと思ってベランダに出て広くはない空を見てみると、出るわ出るわ、流れ星が次から次に視界に飛び込んできました。
何だこりゃ!!これは夢にまで見た流星雨!!
びっくり仰天、私は腰を抜かした状態で動けなくなっていました。
配偶者は「綺麗だね。沢山飛ぶねぇ」と無邪気に喜んでいます。

無数に飛び去る流星を凝視していると、私たちが乗船している宇宙船地球号がしし座の放射点に向かって突き進んでいるのが実感出来ました。列車が動き出した時、外界が動いているのか、自分が動いているのか分からなくなるのとは逆に、この時は自分が乗っている地球が宇宙を飛び進んでいると感じたのです。そして同時に「これは人生で最初で最後の流星雨だ!」と、確信していました。私は何も言えませんでした。配偶者は、後になって「なんでそんなに凄い事だと教えてくれなかったの?」と訝しがるのですが、言葉を失くすって本当にあるのですよ。
そしてそして、勿体ない事に、私たちは数十分流れ星を眺めたら満足してしまって、日付が変わる前に寝てしまいました。

本当の極大はそのあとの午前3時前後だったそうで、1時間に2000個以上の星が流れたのだそうです。
しし座流星群、33年の周期で地球に近づくテンペル・タットル彗星 の撒き散らしたチリに基づく流星群です。流星って砂粒程度の宇宙のチリ芥なのですよ。
次の大出現は、前回から33年ほど経った2034年ごろではないかと予想されています。生きていたら、大台ケ原駐車場かウィングヒルスキー場などに向かいたいと思っています。

さて、これが私が感動した天文現象のNo.2です。
さて、No1.はなんなのでしょうね!!

しし座流星雨 Leonids 2001 11 19 part1 (高画質版)