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初夏のニュージーランド ~その2~

2009年12月25日 12時28分50秒 | 添乗報告
内藤です。おとといミルフォードトラックとマウントクック、それに北島の巨木を加えた13日間の旅から戻りました。

写真は南島のカンタベリー平野。牧歌的な、いかにもNZらしい風景です。

お天気にもいろんな意味で恵まれ、全員がミルフォードトラック33マイル(53キロ)を歩き切ることができました。出発前のブログにも書きましたが、ミルフォードはやはりすべて歩かないと良さが分からないと、改めて思いました。

現地のトレッキングガイドも「ミルフォードの1日トレッキングはお勧めしない。ルートバーンならまだ良いけど」と力説していました。

なぜかと訊くと、下記の理由を述べました。私も大いに納得できます。

ミルフォードトラックの魅力はブナの原生林とそこに生息する植物・鳥類というのも勿論ですが、やはり第一には切り立ったU字谷と豊かでキレイな水でしょう。しかし1日ウォークでは、その良さを感じる機会がないのです。良いと思った人がいたとしてもそれは、ほんのさわりを見て感じただけで本当の良さには接していないのです。


それにしても、ミルフォードの水の美しさは圧巻でした。その全てがミネラルウォーターと同程度にキレイで当然飲めます。そんな水が溢れるように(ホントに溢れたのですが・・・)流れる豊富さに、最後はあきれました。

それはまたの機会にしまして、今回は初夏のニュージーランドということで、初夏らしいお花を紹介しましょう。まずは意外にたくさん咲いていたジャカランタ。南アフリカが有名ですがNZも負けてません。北島でのみ見られました。


続いてはポフツカワ。この時期に咲くのでクリスマスツリーとも言われ、南島ではラタと言うニュージランド原産の植物。

このポフツカワからとれたハチミツはイギリスのエリザベス女王が大好物だそうで、NZでも人気の高いお土産物です。


最後に微妙な立場にあるルピナス。場所はテカポできっちりと満開。色とりどりで大変キレイでした。これを目玉に観光客がわんさと押し寄せ・・・。しかし立場は微妙なのです。

ルピナスはイギリスから園芸用に持ち込まれたものですが、これがあれよあれよと広がり、今や在来植物を脅かす厄介者。同じマメ科のエニシダ同様、駆除の対象となっています。

NZでは植物に限らず鳥や人間も外から入ってきたものに極度に弱く、逆に外から入ってきたものは簡単にはびこります。気軽に持ち込まれ、駆除されているものはポッサムやウサギなど沢山です。人間も外来の病気には弱いそうです。

今日はこの辺で。どうぞ良いお年を。


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