・私が健康になったのは間違いなく、「買わない生活」を始めてからのことだ。
・健康的な生活をすれば健康になれるのである。実に単純明快なことであった。
・健康を手に入れるテッパンの方法は「質素に生きること」なのだ。
・そうなのだ。誰もが健康を手に入れようとしてせっせとお金を使っている
けれど、
・お金を使わない方が圧倒的に簡単に健康になれてしまったという、何か釈然としない話なんである。
ってことはですよ、
・われらがどうしても健康を手に入れることができない最大の原因は「お金」ということになる。
これは一体どうしたことか。
・世の中はお金を使えば幸せになれるという広告であふれすぎている。
それは往々にして、
・ラクにイージーにわかりやすい快楽を感じられるものに偏っている。
・何しろそれが一番効率的に人の欲を刺激できるからだ。つまりはお金儲けの元になるからだ。
要するに、
・お金を使えば、体も頭も動かず、手っ取り早く欲が満たされますよと誘っているのだ。
で、この世の中ってものは実によくできておりまして、
・そのような誘導に誘われるがままに行動し、結果不健康になったとしても、ちゃんと解決策が用意されているのだ。
・大丈夫、手っ取り早く、体も頭も動かさず、ラクに健康になれる方法がありますよと
・もちろん、このよくできたサイクルの中で一生を過ごすこともできる。
・思う存分ご馳走を食べ、
・多くのことは便利な機械に任せて、
・でもそれだと太ったり健康を害したりするので、
・スポーツクラブに通ったりパーソナルトレーナーをつけたりして運動に励み、
・サプリを飲みマッサージやエステに通う。
それはかつての私である。思えばかなりのお金を使い、そして決して健康になることはなく、ゆえにさらなるお金を投じることになった。精一杯頑張っているのに、私はどこにも到達できなかった。
そしてじわじわと体を痛めていた。日本経済にはかなり貢献したと思うけれど、どう考えてもあまりにも非効率である。ナゾである。個人的には、あの時に戻りたいとは決して思わない。
人生は広く、自由である。お金を経由しないと何もできないというのは、狭く、場合によっては危険な思い込みだとつくづく思う今日この頃である
例のコロナにしたってワクチンばかりが注目されるが、我らの体はそもそも自然免疫という能力を備えていることも忘れちゃいけない。要は、余計なことをせず自然に健全に生きてさえいれば、生き物はおおむね健康でいられるはずなのだ。
だがこの「余計なことをせず自然に健全に」っていうのが、現代人においてはまったく簡単じゃない。そう「欲」というやつが邪魔をするのであります。あれもしたい、これも食べたい、あれも欲しい……という、自然な生活では飽き足らない欲望は、果てしなく我らの心をワシ掴む。
なのでそれをせっせと買っていると、どんどん生活はオプションだらけになって不自然になっていき、しかもそのお金を稼ぐには当然それなりのストレスが生じるわけで、さらに自然な生活は遠くなり……ってことを繰り返しているうちに、我らはいつの間にか、余計なことをしなければ本来誰もが持っているはずの「健康」ってものが、えらく複雑で難しい、お金がなければ、情報がなければ手に入らないスペシャルなものだと思い込むようになってしまった。
……ということを、今の私は知っている。
というわけで、ただ欲を遠ざけて健康的な生活を送るという、消極的かつ超安上がりな手段により、着々とちゃっかり健康を手に入れる日々であります。そう健康とは情報やお金で手に入れるものではなく、毎日の習慣により積み上げていくものなのだ。
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