意見交換会

意見の交換を中心としたページ

白アリと指

2010-04-23 23:49:57 | Weblog
 昨日までの現場で白アリ薬まきが今日行われるので、ちがう現場に行きました。飛び入りの現場です。実はこちらの現場も白アリの被害に遭い、床の張り替えです。朝、床を解体するところから始めました。大引きに丸太が使われているので、築50年以上は経っていると思われます。和室の畳の下の床板の表面は全く問題ないのですが、裏がけっこうひどい。所々板をめくるのに割れてめくれないほどでした。少しタル木の間隔が荒いぐらいで、今の仕事内容とほぼ同じでした。大引き、タルキ、束と仕事を進めます。床板には無垢の杉5分板を使いました。框にタルキを差し込む構造で、タル木の間隔が最近の工法と違うため断熱材は入れられませんでした。しかし、和室の為、畳が断熱材の役目をします。一日で張り替え、明日からはいつもの現場をする予定だったので、夕方は急いで釘を打っていました。施主に、床板にはあまり釘を打たないないように言われていたので、手で打ちました。急いでいたので、間違って指を打ってしまい痛かった。実は、今も痛い。

満足

2010-04-21 23:43:47 | Weblog
 今日は現場です。一日祭りの関係で仕事を休み、何もなかったかのように仕事を始めました。先日の続きで、寝室の仕事です。築50年なので、最近の家とはちがった部分が非常に多い。木の製材ができてなくて、木の巾や高さが一定でないのです。水廻りの周辺はブロックでできています。特に、ブロックには木が打ちつけられません。おまけに、50年も経つとかなり傾いています。当然壁は真っ直ぐ立っているものなので、直します。ただの間仕切りが、かなり苦労します。また、午後には窓の注文でけっこう時間が取られました。
 前回の現場で、先日建具を入れたと聞いたので、完成の室内の写真を撮りに行ってきました。家の方に勝手口を開けてもらい中に入ると、きれいに仕上がっていました。当然クロスを張ると、すっきりときれいに見えます。建具のデザインがとても良かった。木で枠を組み、中はポリカーボネードの建具です。枠の木の白太と赤味の使い方、赤味に併せた丸み、見た目は最高だと思いました。施主から一言、「いいものを建ててくれた」。本当にうれしかったです。初めて使ったフロアーも、見事にマッチしているように思いました。

廃材まで再利用するのに!

2010-04-20 23:27:17 | Weblog
 今日は、現場の地区は祭りだったので現場へは行きませんでした。今の現場の解体で出た廃材の処分をしました。といっても、チップ化し再利用するそうです。なんか廃棄物と呼ぶべきなのか迷うところです。2トントラックと軽トラックに山盛り積みもって行きました。しかし、木質系のものだけです。今までのように、焼却処分ではなく環境にやさしい取り組みが出来たように思います。昨日の新聞に「迷えるはげ山」と記事がありました。山の木を切ったのはいいが、採算が合わないので植林しないというのです。放置をして天然更新、つまり自然に木が生えてくるのを待つらしい。海外の安い木ばかりを買わずに、国産材を中心に使いたいものです。輸送にかかる二酸化炭素も減るし、循環のサイクルも良くなるように思います。
 少々趣味の話でも、日曜日にパソコンの電源を買ってきました。今のパソコンの電源が悪いわけではなったのですが、余った材料でもう一台パソコンを作るためです。インターネットに問題が発生しましたが、昨日解消し、予備のパソコンが仕上がりました。パソコンケースと、CD-ROMはジャンク品です。これも再利用です。

打ち合わせ

2010-04-19 23:44:11 | Weblog
 明日はこの地区の祭りがあるので仕事は休みますが、施主が帰ってきていたので打ち合わせをしました。施主も祭りの準備があり、打ち合わせは午後ということでした。何度も打ち合わせをしているので、施主の思いは理解をしていると思っていました。といっても、今までの打ち合わせは解体前でした。古民家というか町屋風というのか、真壁でアンティーク風で丸太の梁なんかを見せるように改修する予定でした。しかし解体をすると、柱は背割りの向きが悪く丸みが残っているものでした。丸太は、2つ割にしたものでした。とても、見せられるものではないと思い始めていました。午後の打ち合わせで、そのことを伝えました。施主もいろいろと考えていたようで、私の意見とあまり変わらない様子であっさりと変更になりました。変更点は、すべて大壁にして隠すようになりました。大きく変わったのは、壁を塗らずクロス仕上になったことです。私としては、町屋風の仕事を一度してみたかったのですが、私の家ではないので施主の思いが重要です。クロス仕上にすることにより、問題点がほとんど解消しました。ここまで変更するとは、驚きです。

道具は大切に!

2010-04-16 23:34:04 | Weblog
 今日もいつもの現場ですが、解体ではなく造作を始めました。昨日の壁落しは、人を雇い壁を落としてもらうことにしました。さて、床の下地から始めました。タルキ掛け、大引きと据えていきます。施主より、予算オーバーの為できるだけ安くして欲しいとのことだったので、なるべく手間がかからず、材料も安く押さえるように工夫しなければなりません。午前中は材料が揃っていないのもあったので、あまり進みませんでした。午後には、ドアを取り付ける柱がかなり傾いていたので、柱の足元を動かし真っ直ぐに建て直しました。15mmぐらいは傾いていました。柱を動かすには、ジャッキで上げてから動かします。直せる部分は直して行きますが、どうしようもない部分もでてきます。次に、新しく柱を建てます。仕上れば2方向は見えるので、ビスでとめるのではなくホゾをつくりとめました。今日はあまり進みませんでしたが、明日も頑張ります。