サボテンの林から

メキシコのラパスでのこと、書いています。主に子供二人、猫、犬、うさぎのことです。

支援

2015-01-17 05:23:51 | 日記
その昔、開発途上国支援の仕事をしていた時は、自助努力が見られないところには支援はできないというのを前提に仕事を行ってきた。

今日、NHKでサイレント・プアの再放送を見ながら、この夏、子供を預けるところがなくて、頼れる人がいなくてどうしようもない状況になった自分を重ねながら、昔の私は、なんだか本当に傲慢な姿勢で仕事をしていたと思った。私は最後は、何とか頼むところを見つけて、仕事ができたんだけど、あの時、最後のあの一本の電話をする力が湧いてこなかったら、長期間、仕事に穴をあけることになっていただろう。

今、この分野で働いている人、そして福祉の分野で仕事をしている人に、知ってほしい、思い当ることを全部しつくして、もう何もできず、心が折れてしまった人もいるんだって、ことを。そして、そんな人や地域にこそ、外部からの力が必要だということを。