今日の感動・・・

日本から乾燥地農業の実習に来た学生に同行して、家畜農家を訪問した。

ここ数年の干ばつで、井戸水が減り、家畜に飲ませる水が少ないので、牛はお乳をだせず、こちらの主要な収入源であるチーズがほとんどできないそうだ。今年は特にひどく、どうにか家畜を次の雨季まで、命をつなげるために最小限のエサと水をあげているとの、話を聞いた。確かに、２年前にこちらの農家に来たときは、緑が茂ってきれいだったのに・・・。

学生の紹介をして、農家のおうちに入ろうとしたときに、こちらの農場訪問をアレンジしてくれた技官のルイスが私にこっそり包装された小包をわたした。学生からのお土産だと渡してと、いうのだ。メキシコ人の方が日本人より気が利く？？？そんな場面あんまり見たことがない。今回は完全にメキシコ人に負けましたね。干ばつで大変な状態でも、暖かく受け入れてくれる農家の方に、日本側で何か手土産を準備できるといいのに。

日本にいると、訪問先には手土産を持っていくのが普通（というか礼儀）なのに、外国にでると忘れちゃうのね。どうか日本人としての礼儀を外国でも大切にしてほしいな。