猫（フィオナ）とのお別れ

2018年の4月に我が家に来て早1年というときに、フィオナと突然、お別れすることになった。

フィオナはいつもドアの鉄格子からすっと抜け出して気ままにお外にお散歩に出かけていた。
4/13日の夜、お出かけして翌朝帰ってこず、おかしいなと思っていて、夜も帰ってこない。
近所の人に猫をみなかったか聞いたところ、4/14の朝に猫が野犬に襲われて死んでいたということだった。
猫はどんな猫だったか聞くとグレーだったということで、少し安心したのだけれど、よくよく写真を見てみるとグレーともいえないことはない。とりあえず、一晩まってみることにした。心配で心配で寝れなくって、猫の鳴き声を聞くたびに、ドアに風が当たるごとに起きた。その日、結局フィオナは帰ってこなかった。

フィオナが2日も家を空けることはなかったので、もうこれは確実かと思って、覚悟を決めた。
4/15はごみやさんが来る日で、もし死んだ猫がフィオナなら、家の庭に埋めてあげたいし、ごみといっしょに持ってかれるのだけはいやだった。ご近所さんの家の前には空き地があって、そこにもゴミ箱が設置されている。自分の家のごみ箱ではなく、そっちに出すかなと思って、相当な勇気がいったけど、怪しそうなゴミ袋を見つけて開けた。そしたら、血だらけになったフィオナがゴミ袋の中で眠っていた。

そこからは、悲しくて悲しくて、後悔ばっかりで、大きな穴を作りながら、泣くしかできなかった。1年間、たくさんの喜びを私たちにくれたフィオナに何にもできなくて、悲しかった。1年という短い間だったけど、子供にとって最初のマスコットで、とてもスマートで愛嬌のある子だった。

私たちの家に、一年前の雨に日に来てくれてありがとう。本当にもっと一緒にいたかったけど、ゆっくり休んでください。