
設計から竣工まで、足掛け3年をついやした『ONSEN RYOKAN山喜』がついに竣工を迎えました。以前、手がけた住宅を御覧になった旅館オーナーが、設計への思いに共感してリニューアル計画にあたり、設計の依頼を頂いたものです。今まで住宅ばかりを手がけてきた私にとっては、とてもプレッシャーのかかる仕事でした。しかし、今は亡き建築家、宮脇檀(みやわきまゆみ)のことば『建築設計の基本は住宅設計にあり、住宅をきちんと設計できる人は、あらゆる建築も設計できる』に励まされ取り組んできた作品でもあります。オーナーであるY氏の旅館に対する真摯な情熱に触発され、良質な空間を持つ宿泊施設を目指した自信作となりました。
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