山形建築研究所-BLOG-休憩室

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アナログ

2023年02月09日 | 上辺見のすまい
建築計画を進める上では調査はとても重要な部分です。敷地の形状を把握するための<測量>もその手段のひとつです。
計画についての詳しい話はのちのちとして、計画を始める第一歩として敷地の<平板測量>をしてきました。(^^

平板測量は観測地点に平板を水平に据付け、図面上の据え付け位置(図上の平板の位置)に測量針を刺します。
次に目標に目標板付きポールを立て、アリダードの視準孔(写真手前側)をのぞきながらポールと視準糸(写真奥側)の位置を合わせます。
あわせたら平板とポールの距離を測り、図面の縮尺に換算した位置を作図することで対象物の計測をします。


測量針は待ち針を使用しています。(^^;) 写真は2点とも GRⅢ ネガフィルム調 ここのところチョットハマっています。(^^;)


磁北の測量も必要で・・・
アナログなコンパスとiphoneのユーティリティー、デジタルな<コンパス>で測定
どちらの磁北も平板上での測定ではほぼ同じ・・・まあ、当たり前と云えば当たり前。(^^;)

以前の記事<測量>で紹介した専門職による測量と比べるとアナログな測量方法の精度は雲泥の差ですが
敷地形状の把握が目的としていますので、今回は簡易に測量ができる平板測量を選択しました。
精度の違いはあるにしても、現地で実際にスケールの目盛を読むなど寸法を目視で確認できるアナログな平板測量は最適。
学生の頃、実習で経験した記憶を思い出しながらの現地確認でした。(^^)v

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