最近ブログのほうが停滞しております。
その間に年度が変わり、新生活をスタートなさった方も多いでしょう。
ぜひ頑張ってください。
希望と期待にやる気満々、ちょっと不安もあるけど・・・。
・・・いいですねぇ。自分の新たな可能性を見つけてください。
でもきっと、スタートできなかった人もいますよね。
周りが進級、進学、就職、なのに自分だけ置いてけぼりで
取り残されちゃった感で情けないやら腹立たしいやら。
・・・なんで、この時期、みんな一斉にスタート切らなきゃいけないんでしょうか。
人生は長い(ようで短いけど)。
人それぞれのタイミングとチャンスはきっとあります。
年末だろうと、30才過ぎてからだろうと、盆正月だろうと、
自分にとってのタイミングを掴みさえすれば、誰に気兼ねすることもないはずです。
家族に反対されても、クラス中を敵に回しても、日本中から白い目で見られても
気にすることはありません。
日本の常識や学校の常識なんて、どっかからミサイル一発撃ち込まれたら
180度変わっちゃいますよ、きっと。
時代や国によって変わる事の中には、一番大事なものはきっとありません。
大学に行って歯医者になった僕が言っても説得力ないでしょうが、
昨年保険医を辞退して、この3月で歯科医師会も退会した今の僕には
少しは分かるつもりです。
大きな大きな組織やグループが、いったい何を目指して、何を守ろうとしているのか。
国というグループは、その最たる物でしょう。
自分を大事にしたいのであれば、
大きな波に流され、さらわれないことが一番です。
結果同じ方向に進むにしたって、
なぜその方向に進みたいのか、進む必要があるのか、
自分の本当に大事なものがその方向に確実にあるのか、
しっかり立ち止まって、自分で考えてその方向に進むべきです。
大きなグループになるほど、各々がいちいち立ち止まって考えてたのでは
波が流れてくれないから困るんですよね。
なるべく立ち止まって考えないでいてくれないと困るんです。
最近フェイスブックで見つけた文章を引用させていただきますね。
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【わたしたちの願い】 小出裕章
たとえば,あなたのクラスに34人の生徒がいるとします。その中の33人が,あることを賛成したとします。
よく考えて賛成というひともいるし,あまり考えずに「みんながそうなら、そうしよう」と、まわりに合わせてしまうひともいるかもしれません。
クラスは、あなたひとりを除いて,「賛成」の意見でまとまりそうです。けれど,あなた自身は,どうしても賛成できません。そのとき、あなたはどうするでしょう。
...
たったひとりで、33人を前に「反対」といえるでしょうか。
「いえない」とあなたが思うなら,それはなぜでしょう。
みんなとちがうと、クラスで浮いちゃうから?孤立するから?みんなに合わせておいたほうが、らくだから?ひとりだけちがうと、「かっこつけて」とか「目立ちたがり」とか「生意気」とかいわれそうだから?そして,仲間外れやいじめにあいそうな気がするから?
理由はたぶんいろいろだと思います。しかし,反対なのに,反対である自分を消して,まわりに合わせた自分を,あなたはいつか「いやだな」と思うようになりませんか?
そうして,いつも,まわりに合わせてしまうことがあなたのくせになって,ずっとそんなふうに生きていくことになったら、あなたは自分を好きでいられるでしょうか。
みんなの意見に無理に自分を合わせることに必死だった11歳のある子は。ある日、いいました。
「ずっと、ずっと、消しゴムでゴシゴシ自分を消しているみたいだった。そんなのいやだと思いながら,ゴシゴシ消していた。そしたら、自分が消えて、自分でなくなっちゃったみたい」と。
わたしは、日本という国がひとつになって,原子力発電に賛成する人たちがどんどん多くなっていくときにも,反対をしてきたひとりです。
「たいへんだったでしょう」と、よくいわれます。
けれど、わたしは、そうは思いません。
自分に対して誠実に生きることはとても気持ちのよいものです。
自分にウソをつくことのほうが、わたしにはたいへんなことであり、いやなことであるからです。
少なくとも私は,自分の考えを裏切らずに済みましたので,ありがたい人生だと思います。
しかし,十分に原発の危険性を伝えることができず,今回の事故が起きてしまったのは,とてもくやしい思いがします。
原子力発電は、あなたのいのち、あなたの人生に直接かかわることなのですから,しっかりと学んでください。
私はやがてはいなくなります。
あなたよりずっと年上なのですから。
そのときに、自分で考えて,ひとりでも行動できる,そういうひとになってほしいと願います。
そして思ったことをひとに伝えて、みんなで話し合いながら未来を考え,決めていくような社会が来ることをこころから願います。
起きてしまった原発の事故を起きなかったことにはできないし、過去を変えることはできないけれど,
現在と未来をつくることができるのは,一人ひとり
の「あなた」です。
「嘘はもういらない。」
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きっと、原発に限った話ではありません。
いつやってくるかわからない最期に、満足な人生だった、と感じなきゃだめです。
それがたとえ明日であっても。
「本当だけが欲しい。」
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