さてさて、自作赤道儀V2。
前回作成の3Dデータでの印刷は一応できたのですが、組み上げてみると木に気になる部分が多く、特に各種基板類を収める部分がかなり狭く組み立てるが大変。一週間かけて印刷しましたが一部のパーツを残して設計し直してみました。現在印刷が終わってステップモータと、Arudino の取り付けをしています。
折角なので内部の構成などをメモとして載せてみようと思います。
まず、全体としての構成ですが、以下の様になる予定。
青で囲まれた部分が筐体に収まります。
基本はV1と同じ構成で、筐体に入れられる部分はすべて入れ、できる限り配線をシンプルに。特に電源については、12Vを一本で供給し、内部で車のシガー用のPD供給電源により5V, 9Vを提供します(9Vはトリガーケーブルで作ります)。
また、外部への接続はすべてコネクタを介して行います。
接続は
こんな感じになります。有線LANは通常は使用しませんがたまに無線LANの接続のタイミングで迷子にしてしまうことがあったので一応蓋を開けると繋ぐことができるようにしました。
Raspberry Pi 4のファンは、外で利用するのでいらないかな?と思いましたが一応取り付ける予定です。
SDカードも取り外しができるようになっています。
AZ-GTi は、かなりコード類が少なく扱いやすかったので、V2もそれに習い、さらに推し進め、電源は12V一本のみ、PCととの接続も無線(WIFI)としました。
ちなみに、AZ-GTiも無線で接続が可能でしたが、コントロールはPCが行うために無線が瞬断したりすることが怖くて有線での接続としていました。
V1,V2では無線で飛ばすのは画面のみなので瞬断が起きてもガイドには影響はありません。また同様の赤道儀を複数つないでも画面のみを飛ばすだけですので、PCのパワーなどの問題もでないでしょう。
残るは重さがどのぐらいになるか? ですね。
V1と違い28mm角のステッパーモータをつかっているので、より軽くなっているはずとおもっていますがどうでしょうか。
ちなみに大きさは想定よりかなり大きくなっています。ABSの強度を考えて各パーツの壁を厚めに作っているためと、内部で使っているUSBのコード類のコードが意外に太く、取り回しにくいので、ケースの大きさに余裕を持たさざるおえないためです。
次は完成版を載せられるかな?
赤道儀のDIYを検索してたどり着きました。
色々参考になりました。
今計画しているのは、RA軸に強力なギアをつけて、カウターウエイトのいらないコンパクトな赤道儀が出来ないかと検討しています。DEC軸はEQM-35 Pro用L型微動雲台が使えそうですね。
また寄らせてもらいます。
HP見せて頂きました。もの凄いです!
私は3Dプリンタも初心者でうまく印刷できない~と苦労する毎日なので、いろんなものがどんどん作れるKENさん、羨ましいです^^
フォーカサーの作成とかやってみたいなぁ~と思っていました。参考にさせてくださいね。
EQM-35 ProはV2の作成で最初使おうとしていた雲台です。SS-ONEを作られている方がこれを使って赤道儀を試作されていましたね。
3Dプリンターは、かなり玄人の域に入っていると思います。お見受けすると同じCrealityの製品を使っているようなので、セッティングなど共有できますよ。自分がメインの素材はPETGです。最初は糸引きやダマが酷かったですが、セッティングが合うと一番使い勝手が良いです。
天体、昔は手動導入・手動ガイド、銀塩フィルムと、試行錯誤の後、オリオンの大星雲をやっと写すことが出来て感動した記憶があります。
それが、数十年を経て復活してみると、自動導入・自動ガイド、デジタルカメラに変わっていて、試しにきったシャッターに、M51がドーンと浮かびでたのに言葉を失いました。 3Dプリンタもそうですが世の中の進歩は凄いです。