さて、自作赤道儀V2。
V1と同様、微動装置部分は市販のものを使う。
最初は、スカイウォッチャー EQM-35 Pro用L型微動雲台を2つ購入することを考えていたが二つの接続で、きっちり90度をだすことや強度を考えると今一ついいアイデアが浮かばない。
結局、兄が105mmの望遠鏡もついて(改造して遊びたいらしい)3万円弱のStar Quest P114Nを強力にプッシュするのに押されて、これをベースとすることに決定。以下の左の側の写真部分を使って作成することにする。
まずは、微動装置を3Dデータにしてみたのが右側。これに、3Dプリンタで作成したパーツを取り付けて、最終的に「小型二軸赤道儀 V2」に組み立てる。
最初、ステップモータをどのあたりに付ければいいかでは、兄とかなり揉めめたが、V1で使った40mm角のものでなく、28mm角のものが利用できそうとなったので、以下の様な感じ落ち着いた。
まずは最初のデザイン。
下の方のピンクの部分に別途作成するコントローラを取り付ける。
モータの横の赤い部分には電源関係を入れる感じ。ただ、コードの取り回し等がかなり面倒なのが気になる。
あまり考えても拉致があかないということで、取り敢えず、作って組み立ててみたのが以下(極軸望遠鏡取り付け部は外してあります)。ABSを利用。
なんとなくそれらしくは見えるが、兄に渡してみたところ、細い部分が割れたり、ステップモータが旨く収まらなかったりで、兄に突き返される(涙)。
問題の部分を修正すると共に、改良として考えたのは、コントローラ部を本体に収めることである。
最初はコントローラまで一体化すると本体が大きくなりすぎる・・・ということで分離したが、それぞれの強度を考えると、それぞれケース部分の壁をどうしても厚くするから、分離した分余分に場所を食う。
さらに、分離した部分の配線では、コネクタを付けることになるし、その分取付場所やパーツが必要になるわけで、一体化しても実際にはそれほど大きくならなそうだ(全体としては当然小さくなる)。
かなり苦労して作ったデザインが以下。
さらにゴッツクなったが、使用時の配線等はグンと減るし、これで行くことにする。
これから印刷に入るが、形が複雑なのでうまくできるかはかなり怪しそうだ(汗)。
印刷は、大きなパーツが、メイン(右側)、左側、ケース、蓋、下部の5つ、小さなパーツが、IO部(2点)、gps・温度計ケース、極軸カメラ取付可動部、重り取付可動部の5つ。
印刷時間は、大きいパーツでは50時間とか。時間がかかる分失敗する確率も増えるし、失敗すれば1からやり直しなので、これからが大変。
今月中に印刷、終わるのだろうか・・・
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