トンネル駅の定義は私流ですが、トンネル(正式には隧道)の中に設置された駅とし、地下部を走る地下鉄は隧道名がないのでトンネル駅とは呼ばないとします。ただ、品川~錦糸町間の横須賀・総武線は東京・総武トンネルとなっているものの、都心部ということであえて呼ばないこととします。
とはいえ、山岳大国ニッポンでもそうそうあるものではなく、今回は割りと近いところにある二駅に降り立つことにします。
上越線
土合駅どあい
ここは有名な駅です。上越線は単線で開通。複線になった時に新設された下り線は延長13500mの新清水トンネルの中にあります。
そう、下りホームだけトンネルの中にあります。となると離れた改札口まで歩くことになりますが・・・
下りホームから改札口に行くには、ほぼ一直線に伸びる
462段の階段(長さ338m)を上り、143mの連絡通路、さらに24段の階段を上る必要があります。
近くには谷川岳がそびえており、これくらいの階段は準備運動ということか、左側はエスカレータースペースだけど冷たい湧き水が流れているだけです。
トンネルとあってひんやりしていますが、湿気は多いですね。
夏休みとあって家族連れが多かったです。なんか観光地化されてるなぁと。
まあ1日5往復+臨時1往復じゃ乗客も片寄るわね。
土合は群馬県の最後の駅、国境の長いトンネルを抜けると新潟県ですが、そこに1駅あります。
北越急行ほくほく線
美佐島駅みさしま
国鉄時代からの計画路線を第三セクターが引き継ぐことで開業した路線。北越急行ほくほく線が正式名。都心~北陸の時間短縮を図るべく、特急は高速で運転されています。
トンネル内を特急が高速で通過するため、安全対策が施されています。
ホームに出るには待合室のドアを開けます。ただし手動では開きません。
都心部のホームドアと近い形です。列車のドアが開いて、待合室のドアが開くのですが、そのドアは運転士がリモコンで解錠します。
降りる人はホームから2分以内に待合室に入らないと、モニター監視をしているため「はよ出ろ(というニュアンス)」と促されます。
しかし駅前は何もないです。道路に自販機がありません。駅名板が無ければ地域の寄合所です。
ではこの駅の特急通過をご覧下さい。
《音量注意》
土合は温泉地のちょい先なんでこれからも降り立つでしょうが、美佐島は18きっぷが使えないのでこれが最初で最後だと思います。
まだおまけがありますがそれはしかるべき時・・・いや近い将来に、いややっぱり近いうちにアップいたします。