真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

対論12連発~『昭和の戦争―保阪正康対論集』

2009-11-04 | 読書-歴史
『昭和の戦争―保阪正康対論集』
保阪 正康ほか 著】
朝日新聞社 (2007/04/30 出版)
文庫も出ている~(2009/07/30 出版)

「文芸春秋」「本の話」「現代」「中央公論」「歴史読本」「論座」各誌掲載の対論セレクション。
充実!中身みっちり。しかも違和感ない。

昭和天皇と戦争責任について、整理されていてよかった。
普通の言葉での「責任」という言い方はけっしてされなかった(保阪氏の考えによると、皇祖皇宗までさかのぼってしまうからではないかという)が、誰よりも責任(という表現では表しきれない?)を感じておられたのだと思う。

半藤一利×保阪正康「対米戦争―破滅の選択はどこで」
伊藤桂一×保阪正康「一兵士が見た日中戦争の現場」
戸部良一×保阪正康「統帥権が国を滅ぼしたのか」
角田房子×保阪正康「帝国陸軍軍人の品格を問う」
秦郁彦×保阪正康「南京と原爆―戦争犯罪とは」
森史朗×保阪正康「『特攻』とは何だったのか」
辺見じゅん×保阪正康「戦艦大和の遺訓―歴史は正しく伝わっているか」
福田和也×保阪正康「ヒトラー、チャーチル、昭和天皇」
牛村圭×保阪正康「東京裁判とは」
松本健一×保阪正康「近代日本の敗北、昭和天皇の迷い」
原武史×保阪正康「昭和天皇―未解決の謎」
渡辺恒雄×保阪正康「『戦争責任』とは何か」

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