中国は歴史に復讐される―繁栄か、崩壊か 赤い資本主義の全シナリオ
第1章 版図を広げ過ぎた中国―北京五輪と四川大地震が浮き彫りにしたもの
第2章 国家主導のナショナリズム運動の帰結―行き過ぎた江沢民の「愛国無罪」
第3章 過熱経済を抑えられない理由
第4章 中国のコンプレックスの深層―義和団シンドロームとは
第5章 歴史
第6章 東アジア共同体という幻想
第7章 アジアで真の友人をつくる方法―集団的自衛権の行使しかない
第8章 台湾統合を目論む中国―その代償とは
第9章 新・海洋国家論―日本の生きるべき道
中国が西側諸国に対して過去150年間の復讐を進めているどころか、中国が歴史に復讐されてしまうという。
15年前の対談企画で、胡錦涛時代なのだが、深いというかなんというか。
岡崎大使最後の大仕事、集団的自衛権の行使容認に向けての世論喚起を進めていたころ。
当時の岡崎大使が、訪ねてきた中国人研究者に中国の対外関係の行方を問われると決まって、「台湾を諦めなさい。そうすれば中国は半世紀、あるいは1世紀の平和と安定と繁栄を享受できますよ」と答えていた(まえがき)というのは、爆笑というか、それができれば苦労はないというか、でも絶対にそうはできないので、ぎゃふんなのだった。
すごいな。図書館のレファレンスとは、日本語世界の中でのみ行われているのか?