置かれた場所で咲く

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爆発

2007-06-05 21:24:29 | 小学校つれづれ


こいつらホントすごい。そう思った。


プライベートが荒れてたせいか、教室の雰囲気は最近若干芳しくなくて。
(まぁ、芳しくないっていっても、お山の学校なもんで微々たるもんですが。)

もう一度、初心にかえって、一人ひとりの役割、クラスとしての目標値、
達成したいと考えていること、目指す学級像自分像を確認した。

プロジェクトチームも再確認、そこで起こるであろう学びのサイクル、
獲得が期待できる力、そのために、またさらにつけていきたい力も含めて
チームごとに確かめ合った。

4月から、友達関係で泣いている女の子がいた。休み時間は一人で読書、
クラスの友に話しかけることもままならなかった。発言もなかった。
そんな彼女が、今日、実行委員をやりたいと自ら挙手した。

4月から無気力な目の男の子がいた。何かに怯えたような目。
宿題もやらずに毎日つまらないとぼやいていた。淋しそうだった。
そんな彼が、今日、副実行委員長に立候補した。
得意のメダカプロジェクトだった。

今日ほど、心動かされた日はなかった。
やらなくてもいい。やりたいと思ったことをやる。念を押したにも関わらず、
今日、全員が何かしらのプロジェクトチームに加わった。

彼らの話し合いは終わることなく、給食の時間も続いた。
今朝とは明らかに表情が変わっていた。

5梅をより過ごしやすく、全員が楽しめて学びある環境にする。
クラスみんなで成長する。

“自己存在感を高める”
よく聞く、響きは心地よいけど実体は曖昧なフレーズ。

4月から少しずつ話していることを今日、改めて全員に伝えた。

このクラスはみんなのものだ。一人ひとりがつくっていくものだ。
少子化が加速している現代では、恐らくこのクラスは○○小最後の
5年梅組になる。

だったら、最後にでっかい華を咲かせよう。
みんなで、○○小の歴史に残るでっかい伝説を、いっぱいつくっていこう。

クラスの学びになる。成長に繋がる。
そんな活動を一年間で思いつく限りしていこう。
どんなおバカなことでも、勉強に関係ないだろって思えることでもいい。
それがクラスの学びに繋がっていくなら、どんなことでもいい。

できるできないは、提案したあとみんなで一緒に考えよう。

みんなの成長に繋が活動なら、あたしはほかの先生にだって、
教頭校長先生にだって、いくらでも頭を下げて、お願いにいくよ。
普通に考えれば学校じゃできないって思うような提案でもいい。
それで学級が成長するなら、できる限り実行してみようじゃないか。

いいよって言った以上責任は取る。あたしが怒られる。
絶対に君たちのせいにはしない。
だから君たちも、一度やると決めたことは、最後までやり通して。約束。

どんな下らないと思えることだって、小さなことだっていい。
まずは話をして。みんなでアイディアを共有して。

それから一緒に考えよう。


ちょっとくどいくらい、本気で、真剣に話をした。

自分が4月当初目指していた、“One for all, all for One”
今まで見たこともなかったけれど、ずっと見守り磨き続けた原石が
輝き始めた瞬間を 今 目の当たりにしているんじゃないだろうか。