ココフランのクレームブリュレを食べました

今思い出してみると、クレームブリュレを初めて食べたのは、お友達と旅をしたパリのビストロ。私はフランス語と言えば「ボンジュール」と「メルシー」くらいしか知らないけれど、お友達がフランス語を勉強していたので、メトロの切符や美術館の入場券を買うのも、そしてご飯の注文をするのもすべて彼女にまかせっきりの旅でした。

その頃はよく『パリの人たちは観光客に冷たい』なんて話も聞いたりしたけど、ちょうど観光客の少ない冬だったし、何よりも彼女が多少なりともフランス語を話せたおかげで、思い返してもイヤな思いはひとつもしなかった旅でした。

パリにはアフリカ出身の人たちもたくさん住んでいて、晩ごはんにクスクスを食べに行ったりもしたけれど、最後の夜は思い切って、観光客はほとんどいないビストロへ。メニューはフランス語オンリーで、さすがの彼女もまだ知らない単語のオンパレードだったらしく、自分たちが何を頼んだのかすら分からないような楽しい晩ごはんだったな。メインに何が出てきたかはもう覚えていないけれど、「ワインにはフロマージュが合うね」な～んて、精いっぱい２人で（誰にも会話を聞かれていないのにっ・・・）知ったかぶりをしながら食事をしてたっけ。

そして最後に「これはシェフからのサービスだよ」と目の前に置かれたデザートが、人生初のクレームブリュレでした。表面がカリッカリにキャラメリゼされてる濃厚でなめらかな、とってもおいしいプリンの名前がクレームブリュレだと知ったのは、それから数年経ってから。でも初めてのブリュレがとってもおいしかったので、今でもクレームブリュレは好きなスイーツのひとつです。

と、前置きがとっても長くなったけど、新宿の小田急エースにある『ココフラン』のショーケースの中にクレームブリュレが並んでいるのが視界に入ったので、買っちゃいました。


表面のカリカリ感、見た目から最高です。

カラメルの下は・・・


生クリーム、濃厚でバニラビーンスがいっぱい入ったカスタードのプディング、そしてカラメルの三層になってます。はぁ、これは期待を裏切らないおいしさですね！さすが、フランス菓子の専門店。

このクレームブリュレは限定商品みたいなので、また出会えたら買ってみよう。