またまた、臆面もなく昔演奏したピアノ曲を披露させて頂こうと思う。
前回もそうだったけれど、カセットテープからUSBに保存したファイルは
ノイズが多くて、専門的な知識があればもっと綺麗にノイズ除去できるけれど
元の小さな音量の部分も、変に手が加わっているのか?消えそうになっていて
正直不快に聞えてくるので、嫌な方はスルーして頂きたいと思う。
この前年の1985年に、恩師の門下生のピアノグループのコンサートで
ショパンの「幻想曲Op.49」を弾いた。
この曲は大学の卒業試験の苦い経験と後悔の作品だった。
大事な卒業試験での、私のこれまでの人生で一番の失敗経験となった曲。
この時のことがトラウマで、しばらく向き合うことができなかったが
13年ぶりにやっとコンサートでリベンジ演奏できた。
ショパンの「幻想曲0p.49」は、私が失敗したと同じように、先輩や後輩が
曲の途中で弾けなくなったり、迷路に入り込むような演奏を聴いたことがあるほど
悪魔が潜んでいるような、それほど厄介な曲だと思う。
これをアップしたいと思ったが、変換が綺麗で無いこともあり
今回は別の作品(これもそれほど録音は綺麗でないが)にした。
大学の10年先輩のお嬢さんが
大学付随の「子供の音楽教室」にある、弦楽器などの子供さんで編成する
「子供のオーケストラ」でヴァイオリンを弾いていた1986年当時
お嬢さんの小学生最後の年になるので
是非とも地元でこのオーケストラを聴いてもらいたいと
先輩が中心になって企画して開かれた「子供のためのコンサート」で
地元の大学同窓会の会員の、声楽家の先輩や後輩と共に
私もピアノソロとしてアナトーリ・リャードフ作曲の
「ポーランド民謡による変奏曲」を演奏させて頂いた。
アナトーリ・リャードフは、ピアノを専門とする方でも
あまり耳慣れない作曲家かなと思う。
たまたま見つけたこの曲を弾きたいと恩師に話したこの当時
恩師もあまりご存じなかった。
現在はそれなりに有名だが、この曲はYou Tiubeでも殆どアップされていない。
リャードフは
ロシアのサンクトペテルブルグで1855年に生まれ1914年(大正3年)没の作曲家。
「展覧会の絵」で有名な、「ロシア5人組」という作曲家グループの1人
ムソルグスキーから高い評価をもらったとプロフィールに書かれている。
この作品は、テーマと11曲の変奏曲からできていて
コンサートでは持ち時間もあって、変奏曲の5曲目を省いた形で弾いた。
イヤホーンかヘッドフォンで聴いて頂けるとまだましかな、、、。