来年3月ごろ「コーラス花座」はコンサートを開く予定で
今週の練習日は、3年ぶりぐらいにマスクを外して練習しました。
この日は隆先生の懇切丁寧な発声指導でした。
花座に入って、ほそみっちゃんの発声指導によって
音楽専門と言ってもピアノ科の私は、所詮素人みたいなものでしたが
声を響かせるポイントがわかって以来
良い出し方と悪い出し方の区別がわかるようになり
花座のメンバーたちもそれをわかっての発声なので
私が団に参加するようになって7年ぐらい経ちますが
「花座」はドンドンバージョンアップしていると私は感じています。
でも私も含めて、わかっていてもそのようにうまく出せない時が多々あり
いつもスポーツのフォームのようで、体得するのは難しいなぁと思うのです。
隆先生の発声練習は、まず
腹式呼吸の練習から。
「息を吸ってみぞおちあたりが膨らみ、吸った息を即下腹に落とす」
「吐いて腹筋を緩める」
この運動を何度も繰り返して、腹式呼吸のコツを覚えさせます。
腹式呼吸の方が胸式(息を胸に入れる)より、たっぷり息が入ります。
次に発声の練習です。
最初は口を閉じたまま(口の中は広く開けて)
鼻の上の方(鼻腔)がブルブルと響く(こそばい)ように響かせます。
そこから徐々に口を開けて「オープンハミング」・口を開いた状態でのハミング。
鼻腔に流しながらのハミングなので、少し篭った感じの声になります。
この状態から鼻腔に息を当てたまま「声」にしていきます。
「オープンハミング→発声」
これが発声の基本のようで、このコツをしっかり覚えておいて
いきなり発声する時は
「鼻腔に息を流しながら(当てながら)声を発する」のが正しい発声です。
そしてここからがもう一つのポイント。
男性は声帯が長いので「喉仏」が表に出っぱっていてよく見えます。
女性のはわかりにくいですが、手で触ると有るのはわかります。
これをグッと下の方に下げて口を開くと喉の奥がパカッと開きます。
鼻腔に息を流しながら、この状態で声を発すると深みのある声が出ます。
簡単な練習法として、割り箸を二組用意して
口の両端にお箸を縦にして幅の太い方から、喉の奥の方へ突っ込みます。
お箸でツッパリをしているので、自然に喉の奥を開いた口の形ができて
この状態で発声すると深みのある良い声が出ます。
洋画、特に英語の台詞の発音を聞いていると
アメリカ人らの、特に男性の声の良いこと!
小さい時から喉を開いて発音しているから
低音で深みのある良い声になるのでしょう。
アジア人の日本人、韓国人、中国人(言語の一部)は、アジアの言語特有な
口先でしゃべる浅い声に聞こえると私は思っています。
「花座」で練習しているのは、日本の四季を歌ったいわゆる文部省唱歌のアレンジ曲。
私たち年代なら殆どの人が歌ったことがあったり、聞き覚えある曲ばかりです。
「春の小川」(春)のアレンジが面白く、途中から各パートが
春に因んだ違う歌を歌いあって、掛け合いになっているのがユーモラスです。
「茶摘み」(夏)は、最後ごろに手拍子が入りますが
かっこよく弾く(はじく)ように叩きたいです。
まだまだ仕上がりには課題もありますが
録音を録っておいたら良かったと思うほど
メンバーは自信を持って歌えてきたと思いました。
いつかまた録音をアップできたらと思っています。