〜かたることばが歌になる風になる〜

ドイツワイン リースリングというぶどう品種

主人がお世話になった大学の教授は、ドイツに留学されていたことがあって、その頃からドイツワインを嗜まれ、大学を退官された頃から、ご近所の奥さんを集めてワインの講釈付きのワイン会をされたり、ワインをめぐる海外旅行を引率されたりしていたそうだ。

私は、実家の父が所謂下戸で、その体質を受け継いで呑めない。
呑み会の雰囲気は嫌いじゃないので、下戸というのがとても残念に思っている。
呑めない人は人生の半分を損しているそうだ。

数年前、教授の「ドイツワインを愛でる会」が開かれ、主人の同級生とその奥さんで集まった。
若いころから親しいこれらの友人夫婦に会えるので指定のレストランへ集まった。



呑めないけれど、ワインの味の判別はできるからと、先生が持ってこられた6種類の白と1本の赤、主に辛口が多かったが、出される度になめる程度で味見してみた。

    
「女声合唱団風」の指揮者はイタリアワインが大好きで、毎日呑んでおられる。

教授はワインと一緒に、ドイツのワイン生産地や、ブドウの品種のこと、生産量などの資料と、生産地の写真などを持ってこられ、ワインの講義をしながらみんなで呑んでいった。




私が、1本ずつ出されたワインを試飲したあと、酸味の中に甘みがあるとか、呑んだ瞬間はさっぱりした辛口だが、そのあと甘さが広がるなどと感想を言っていると、横で呑んでいた友人の男性が笑いながら「あんた、呑めないっていうけどそれって呑べえの口調やで」と褒め言葉?のように言う。

    
結局3組6人と、先生とで7本はあっという間に空になった。そのレストランのお料理がおいしかったのは言うまでもないが。


私は生協の個別宅配で食材を買っている。
先日チラシにドイツワイン、生産地モーゼルとナーエの文字を見つけて、懐かしくて呑みたいと(呑めないのだが)白と赤を注文した。
今夜、アマリエ モーゼル リースリングという白ワインを呑んだ。呑めたのだ。



この9,5パーセントアルコールだと、ワイングラスに1センチ程度呑んでも、いつもドキドキしてカーっとなって、その内眠くなり、酷い時は、目を覚ますと早くも二日酔いのような症状となるというのが私の反応だ。
でも今夜は違った。グラスに半分ぐらいを食事しながら数十分で飲み干したが、ドキドキすることはほとんどなく、何ともないよと言うと、主人はこれから症状が出てくるからと様子見のようだ。
このワイン、最初の一口はさっぱりとして辛口に近い味だと思ったが、数秒のあとのふた口目はあま~い。
ワイン通の人が、グラスに注がれたら香りを嗅いで、少しグラスを回し空気を入れて、それから口に含むのを見るが、ほんの短い時間の経過でもこんなに変化するからなんだ。

ドイツでは、最近はリースリングというブドウ品種がほとんどで、甘口の生産が増えてきているそうだ。
いつものことだが顔が真っ赤になっただけで、これならこれからもっと呑めると喜んでいる。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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