私が紹介する「星漢燦爛」の記事を参考にして下さっているらしいので
ご興味ない方もいらっしゃるけれど、挫けず書きたいと思います。
訳ありの孤高の凌将軍・凌不疑(リンブーイ・字/子晟<ズーション>)を
3歳の時CMに出演した子役出身のウー・レイ(呉磊)が扮しています。
「ツイノスミカ」さんが書いておられた
「琅琊榜 麒麟の才子、風雲起こす」にも出ていて、ここではまだ14歳。

主役フーゴーの右側に見えます。
凌不疑(リンブーイ・ウーレイ扮する)の本当の父は霍(カク・フオ)ちゅうという将軍。
凌益(リンイー)の息子 凌不疑(リンブーイ)と、霍ちゅう将軍の息子 霍無傷は従兄弟。
15年前の孤城での死闘の時、風貌がよく似ていた息子のリンブーイを
リンイーは霍無傷だと思って殺しています。
孤城で生き残ったのは、当時婚姻関係だった霍将軍の妹・霍君華(フオジュンファ)と
甥の霍無傷だけ。
叔母は霍無傷を息子凌不疑(リンブーイ)に仕立てて、リンイーの家に戻りますが
この時夫リンイーは、淳于氏を後妻に娶っていて霍君華は離縁します。
兄も殺され霍家も全滅したことで彼女は心が壊れてしまい
息子凌不疑(リンブーイ)のこともわからなくなっています。
この後、凌不疑になりすました霍無傷(ウー・レイ)は
霍家の仇敵、凌益(リンイー)を成敗することを心に秘めて生きてきたのです。
前回、ニャオニャオの父が銅牛県という所で行方不明でしたが
楼ヤオの兄の策略と発覚し彼は自害。
ニャオニャオの父も無事見つかります。
リンブーイは、これまで孤城での事件に関わった3人の人物を順に成敗。
その一人で、ニャオニャオをイジメていた王怜(ワンリン)が嫁いだ武将で
ニャオニャオの父が行方不明になったことに関係していた、彭坤(ポンクン)の城に
リンブーイはまず単身で乗り込み、この城門の特殊な仕掛けを壊す為孤軍奮闘。
家来たちは矢が飛んでくるのを交わしながら、門外で待っています。

撮影では休憩はあるでしょうけど
この間、何10分も延々立ち回っているウーレイの
鍛錬しているだろうけれどアクロバット的なアクションが見事。
そのスタミナにも只々敬服です。
ニャオニャオの父程始(チョンシー)も無事帰ってきて
一件略着の日常に戻りますが、、、
二人の結婚式数日前、リンブーイ(霍無傷)の母(叔母)霍君華が逝去します。
結婚式の二日前
式の準備の為長秋宮(皇帝と皇后の居所)からニャオニャオが実家に戻るところへ
リンブーイは会いにくるのですが

何か思い詰めたような表情のリンブーイに
ニャオニャオは気になって尋ねますが彼は答えず
実家に帰えるニャオニャオを見送ります。
この後、凌益(リンイー)の五十歳の誕生会が開かれている宴に
長年の「宿願」だった、凌益(リンイー)成敗に向かいます。
長秋宮に会いに来た時の、リンブーイに何かの決意を察知したニャオニャオは
リンブーイ助太刀のために、程家の両親や兄たちと共にリンイーの屋敷に向かいます。


程家はやっぱり武将の家。家族の甲冑姿も行動も頼もしいこと‼️
リンイーは、息子リンブーイが自分の誕生会を祝うためにやってきたと思い
ずっと心を開かないけれどリンブーイの来訪を喜ぶのですが、、、
この後は、リンブーイがずっと復讐を誓っていた凌益(リンイー)を成敗する
血みどろの凄惨なシーン。
ご覧になりたく無い方はスルーなさって下さい。

リンブーイと彼の二人の臣下が、凌益(リンイー)の護衛たちと死闘を繰り広げ
ほぼ全滅させて傷を負ったリンイーを追い詰めます。
他人のような冷たい面持ちで迫る彼に、お前は凌家の人間なのだと言いますが


ほんとに憎しみを持って躙り寄るウー・レイの殺気はゾッとするほど。
役者が役に入り込むことは、その神経をすり減らし健康を害するだろうと
思わずにはいられませんでした。

宿願を果たした後の、なんとも言えない微妙な感情表現。
こんな表情をどういう風に作り出すのだろうか。
私も僭越だけどやっぱり表現者の一人として
そのことを思わずにはいられませんでした。
来週は更に思いもかけない展開になるようです。
(やっぱりそんな覚悟をしていたのかも、、、)