「女声合唱団風」の活動は終わったが、アルトで一緒だったほそみっちゃんが指導するコーラス「花座」へは、今年1月の初めの火曜日から歌いに行っている。
昨年私の同級生から頼まれた、介護付き施設の音楽ボランティアは、ほそみっちゃんの夏風邪で私のみのボランティア訪問となった。
8月が来ればあれから早や1年が来る。
昨年ボツになってしまったほそみっちゃんの歌の伴奏は、今年8月4日、「花座」の大阪地元の活動地域での『カフェコンサート』をすることで叶うことになった。
この『カフェコンサート』は、ほそみっちゃんが定期的に地元の小さなカフェを使って開いている。
今年最後となった「風」コンサートは立ち見が出るほどの盛況で、ほそみっちゃんの指導している生涯学習の、シルバーコーラスの方たちには入場をお断りせねばならない状況となってしまったらしい。
そのお詫びも兼ねて、K.ワイルの数曲もプログラムに入れることになり、図らずも私もお手伝いすることになった。
ほそみっちゃんの息子さんが『カホン』で彩りを添えてくれる。
『カホン』は、カホーンとも呼ばれ《大きな箱》という意味で、ペルー発祥の打楽器の一種。
背面に穴をあけた、木製のスピーカーのような形をしていて、またがるようにして腰掛け、前面の板を手で打ち鳴らすそうだ。
You tube「カホン」クリックするとどんな音か聞くことができる。
プログラムは、まどみちおの詩に木下牧子が作曲した、透き通るような綺麗なメロディーの歌や、「風」で歌ったソング、クルト.ワイル作曲の数曲、声楽のクラシック定番の「イタリア歌曲」から2曲、ジブリの歌など。
私にも弾けというので、昨年訪問した施設でも弾いたショパンのノクターンの2番と、20番(遺作)のノクターンも弾こうかと思っている。
20番は、2002年に公開された映画「戦場のピアニスト」で有名になった、美しくも切ないメロディーの曲だ。
「風」は終わったが、一般の方に私たちの音楽を聴いて頂く場所があることを幸せに思っている。