今年6月7日に控えているコンサートのために、連休最中の3日合唱団の練習に行ってきた。
この日の練習は恵子ちゃんのピアノ担当曲「いつも風 流れる川」全曲を丹念に練習した。
小野小町の「花の色は移りにけりないたづらにわが身世に降るながめせしまに」
「夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ」など百人一首の中の有名な歌を題材に、
宗左近氏が書いた詩に林さんが作曲した5曲。かなりしっかり構成された曲集だ。
指揮者は確かな日本語を伝えることに重点を置いているので、言葉の発音とそれを音に乗せる作業に細かい指示をされる。
練習し終わったあとはどっと体が重くなった。
しかし84歳の先生は実は2月末の練習日、帰ってこられてご自宅近くで、バスを降りたところでバイクに接触して飛ばされた。
足の指の骨折で手術されたが、そのほかの骨には異常はなかったとか。
このお歳ながら骨は丈夫で病院の先生も驚いておられたそうだ。
3月いっぱいはご自宅近くの京都の山科まで私たちが練習に通ったが、4月からは普通に大阪まで先生が来て下さっている。
ギブスが取れると早速先生は東京まで行かれたようだ。
私たちの大学に赴任されるまでの10年間ほどは長野の高校で教鞭を取っておられから、先生はなじみの深い東京へよく行かれる。
こんな事故に会われてもそのお元気さには、20歳ぐらい若い私たちでも脱帽する。
そのお元気な先生も昨日の練習後はため息を吐かれた。
チェックすればするほど、私たちの歌の小さな傷が耳につくようで、この傷を修復していかないと、伝えたいものが伝わらないのだと念を押された。
「風の練習日記」には、今回のプログラム曲の詩人のことなど書いた。
5月に入ると同時に我が家はポツポツバラが開花しだした。
一番早かったのはつるバラ「荒城の月」
その次に早く咲きだしたのはつるバラ「マダムアルフレッドキャリエール」
ほんのり薄いピンクがかった白い薄絹のような花弁の花をたくさん咲かせている。
そのほかには「ダブルディライト」
「春芳」
つるバラ「マダムイザークペレル」
どのバラも香りは最高!
移動したので根付くかと心配した「ラベンダー」はしっかりと咲いてくれた。