〜かたることばが歌になる風になる〜

カーテン出来上がり

昨年秋に発症した咳はひと月ほどの耳鼻科の治療で一応治った。

12月中ばのある朝起きたら、軽い鼻づまりの変な声になっていた。風邪を引いたという自覚もない。
その内治るだろうと思っていたら、30日頃おせちを作っている頃には柚子の香りもしていたのに、大晦日午後ぐらいから、ビデオ編集などに見るフェードアウトのように、徐々に白々と消えていくように匂いがしなくなっていった。とても不思議な感覚だった。オードトワレを振りかけたハンカチに鼻をくっつけても、大好きなコーヒー豆を挽いても全く臭わないのだ。
私はどちらかというと部屋のちょっとした匂いも気になるぐらい匂いに敏感な人間だった。
嗅覚が無くなったらと少し不安になった。

お正月明けからまた耳鼻科通いとなった。
吸引器具で鼻に溜まった鼻汁を、吸い出してもらうあの気分の悪さは治療した人にはよくわかると思う。
ここの耳鼻科は尿検査もする。蛋白も降りていて血尿も出ている。軽い中耳炎で、熱もあったはず、かなりしんどかったはずと言われた。

考えて見ると、朝起きぬけにすっとベッドから降りてパッパッと歩けなかった。歳のせいなのだと思っていた。なんでそんなに歩くの早いの?と言われるぐらいパワフルだと自負していて、年齢よりは元気と思っていた。
調子が悪かったのだ。

6日から、2日に1回ぐらいのペースで通院となった。途中のレントゲン検査で蓄膿と判明。
嗅覚がなくなったことをネットで調べたら、まさしく副鼻腔炎(蓄膿)で匂いがしなくなるとあった。
治療が遅れると完治しないことがあるそうで、幸い私は治ると診断された。

こんな最中、孫との約束のカーテン作りをゆっくりと始めていた。
治療から10日経って、やっと鼻づまりもしつこい鼻声も元に戻ってきたようだ。

昨晩、孫のお姉ちゃんの方の生地の余りで、クッションも仕上げた。





カーテンは猫の形をしたグリップでまとめている。

阪神タイガースファンの弟のカーテン



余り生地で肩がけの巾着袋を作ってあげた。生地が売られているのを教えてくれた生徒さんが作っていた、黄色生地の靴袋もあげたので、体操服や上履きを入れると汚れるのが嫌だ、しまっておくと言っているらしい。
関連グッヅを並べている窓際に一緒に並べたいようだ。
そんなに喜んでくれたら作った甲斐があったと思う。
洗い替えはいくらでもまた作ってあげるよと伝えた。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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