梯子しながらの中国ドラマ鑑賞の日々です。
主に時代劇や、ファンタジー仕立ての架空の設定ものが多いですが
中国ドラマを観だしたころの時代劇ファンタジーは、最初は
絵空事的な内容に少し違和感もあったけど
そこに登場する生身の人間が、絵の中から出てきたような美しさで
次第に癒されて観続けています。
今観ているのは「恋心は玉の如き」(衛星劇場)
大ヒット時代劇「孤高の花~General&I~」などの役で好演している
トップスター男優のウォレス・チョンと
女優タン・ソンユンの共演。
明の時代背景で、名家の将軍・徐令宜(ウォレス・チョン)の前夫人の死後
その妹で、身分の低い母親から生まれた庶子の
羅十一娘(らじゅういちじょう/タン・ソンユン)が後妻で入ります。
夫の徐令宜は、一見寡黙で冷淡に見えるが有能で誠実、実は情の深い将軍で
「マイ・サンシャイン」を観た時は、それほど惹かれることはなかった
ウォレス・チョンの醸し出す孤高の男性像に、私もだけど、女性の視聴者が
ノックアウトされるドラマ。
タン・ソンユンは、今も同時に土曜日一気見している
「家族の名において」という現代劇では、はっちゃけて明るく屈託なく
小さいころから、正義感が強くてお転婆で、、、
羅十一娘とはまったく正反対の現代的な女の子の役です。
このドラマは、あったかくて泣けます~
(写真はお借りしました)
羅十一娘(ら じゅういちじょう/タン・ソンユン)は、彼女自身の母親が謎の死を遂げて
その真相を探る目的があって、家で決められたまま将軍の所に後妻に入るのですが
中国の古い時代の由緒ある名家の、一番偉いのが両親で
父親が亡くなっていれば、その妻である大奥さまが家長。
息子たちも、この母親にはいつも傅いて(かしづいて)いて
色々な決定権は大奥様。
朝の挨拶から、多くの使用人が控えながらの、家長と家族一緒の朝食。
羅十一娘(ら じゅういちじょう)は
身分が低いことで、この家の中では見下された態度で処せられますが
そんなことに卑屈にもならず動じず、常に自分の立場をわきまえて
名家の妻として賢く大奥様に仕え、自分の使用人には思いやりがある女性。
主人公の将軍・徐令宜と羅十一娘は、初めは距離のある二人ですが
徐令宜は妻の賢明さと、難問への賢い対処に密かに感心し惹かれていくのですが
寡黙な夫である彼は素直には態度に出さずポーカーフェイスですが
部下らにはそのことは見抜かれていて、普段は近寄りがたいのだけど
妻にはその気持ちが密かに出てしまう。
押しつけがましくなく温かく助けてくれる将軍(男の人はこうでなくっちゃ!)
二人はやがて慕い合う正真正銘の夫婦になっていくのです。
上品で高貴な雰囲気満載のラブサスペンスドラマ。
今後の展開は如何に?? 楽しみです‼
他にはやはり唐の時代背景のディリラバとウー・レイの
「長歌行(ちょうかこう)」(長歌ものがたりと訳すのかな)と
ヤン・ミー(永遠の桃花三生三世)とウィリアム・チャンの
「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~ 」
どちらも時代劇で、WOWOWのBS191で観ています。
総じて、描いている男性像が私の好みなので
中国時代劇ドラマにはまるのかもしれません。
また書く機会があれば載せたいと思います。